おまけ2〜キャラ語り1〜

 こんにちは!

 今回はキャラについてつらつらしていこうと思います。


・シリウス

 言わずと知れたこの小説の主人公。

 ゲームの世界観で決めた役割は色々教えてくれる便利キャラでしたが、流石に主人公として書くとなると追加要素が必要だろうと考えて。何でも出来るリゲルの影響で武芸が得意だとか、基本口調は丁寧をこころがけてるけど本当は口悪かったりいい性格してたりとか、しれっとしてて裏があるキャラにしました。

 実は「魔王の力持ってて〜……」というのを決めたのは性格決めより後です。

『ゲーム内では途中退場する』は決めてましたが、その理由をちゃんと決めてなかったのが要因。

 最初はラスボスの存在に気付いた情報通なシリウスが途中退場するのがきっかけで、アリアがラスボスの存在を知る……みたいに考えてましたが、何か……理由付け弱いな……? となって。考えたのが魔王の力を持つ一族でした。そこからは色々決めるの早かったです。

 ただね……前回のおまけでもちょっと書きましたが、特にエルナト登場から婚約者になるまでシリウスの動きが自由奔放すぎて大変で……(苦笑)

 そんな自由なシリウスですが書き終えてみるとすごい楽しいキャラでした。今まで書いてたキャラとは毛色がかなり違ってましたからね。書いてて時々ツッコミ入れつつも面白かったです。

 あとエピローグではエルナトに対して敬語外れてましたけど、エルナトに対してとロキオンに対しての口調は微妙に違います。エルナトには甘いのがシリウスだ!(笑)


・エルナト (カイトス)

 途中から出てきたヒロイン。

 シリウスにだけ口が悪かったですけど、本当は付き合いだした後「今更口調を直すのも何かやりにくい……」と本人は思ってました。カイトスの時はシリウスに対して「リゲル王子に対して失礼な奴」の印象しかありませんでしたから仕方ないですが。

 でも途中で「お前」呼びから「シリウス」呼びにシフトチェンジしてたんですよ、こっそりと。呆れる時はお前呼びでしたけどね!

 そしてツンデレ意識のキャラなんだけど、ツンにも理由は一応あって。正体を隠していたり、力がないコンプレックスから周囲を信用せず、かつナメられないようにするための虚勢です。

 内面はビビりかつ誰かに頼りたいという甘えん坊キャラ。シリウスが側にいるようになってからは段々それが出てきて信頼を置いてました。そのためシリウスがいなくなるのを一番怖がってたり。

 エルナトも今までのヒロインとはタイプが違うので楽しかったですね。シリウスと違ってそこまで自由奔放な動きもしなかったから書きやすかったですし。

 エルナトもエピローグでは虚勢がなくなって口調が変わり柔らかくなりました。でも真面目なのは変わらないのでダメなものはダメ〜! ときっぱりNOを突きつけます (笑)


・リゲル

 アルデバラン第二王子でシリウスの主人。

 昔、ちょーっと反抗的だったシリウスの話を聞いて、カノープスの立ち位置を鑑み (魔王の力の件) 確認のために来たら、思っていた以上に周りが手を焼いていたので叩きのめし。その後「放置するとまた同じ事が起きる」と考えてシリウスを近くに置くようになりました。

 最初はそんな感じでしたが、剣の相手などさせていたらめきめき上達していったので、リゲルも楽しんでシリウスに色々教えるようになっていきます。

 従者をつける話が出た時にリゲル本人はシリウスをつけようとしてましたが、ベテルにつく予定だったカイトス (エルナト)の従者話がなくなった (ベテルが王位に付いたため)のを受けて、それを引き受ける形でカイトスを従者にしたという流れ。

 あとエピローグでは名前だけ出ましたけど、学院卒業後に王位継承権を返上したので王子ではなくなり、外交官みたいな立ち位置であちこち飛び回ってます。


・アリア

 もっと上手く書いてあげたかったなー、と一番思うキャラ。

 物語の主軸になっているとは言っても、視点がシリウスだから物語の要所以外で出せなかったんですよね、アリア。そこがちょっと残念でした。

 推しはシリウスですがこの世界に来て実際に好きになってるのはベテル。リゲルの幕間で「推しには幸せになって欲しいが自分が幸せにしたい訳じゃない」と言ってるように推しは推し、好きな人は好きな人、がアリアのスタンスです。

 リゲルとはケンカ友達みたいな感じ。シリウスやベテルの事でお互いにマウント取ろうとしつつ、どっちも楽しんでやり合いする間柄です。

 召喚された直後からシリウスを助けるために精力的に動いてベテルと一緒に国を治めていますが、その時から先の事を考えて対魔王用のスキル習得に勤しんでいました。ギエナの討伐が出来たのもその事前準備があってこそです。


 長くなってきたのでここで区切ります。次でラストかな。また次回!

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