幸福中毒
辛いことの後には幸せが
ってずいぶん未来に対して楽観的だね
幸せになろうとしなきゃ辛いのはなくならないよ
君が俺より幸せだと
俺は自分が不幸せだと感じる
君が俺よりも不幸せだと
俺は心の底から幸せを感じるんだ
だからいつも自分自身に言い聞かせている
俺の方が君よりも幸せだ、と
自分にとっての幸せ以外の幸せが
みんな不幸せに思えてしまう
幸せの基準が高すぎるんだね
もしくは幸せの種類が少ないんだ
つまり型にハマった幸せしか想像できないわけだ
だからいつまでも不幸なのさ
他人が幸せになるのが気に入らない
自分が不幸だから
とかそういうことでもなく
ただ他人が幸せになるのが気に入らない
俺は幸せだ、幸せなんだと言い聞かせている
だってもう後戻りすることなどできないから
全ては終わってしまった もう取り返しがつかないから
だから幸せな人生を送れているのだと思い込んでいる
“こうすれば幸せになれる”なんてキリがない
自分を嫌ってくる人と共存するのは難しい
それより始末してしまった方が安全、だなんて
そのうち誰もいなくなってしまうぜ
幸せって何なんだろう
どうすれば幸せになれるんだろう
あるいは幸せより大切なものがあるのだろうか
それは“幸せ”なのだろうか
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