星満つれば清清 金簪の舞

 紅殷こういんの宣告におびえたかのように、場を満たした空気がしんと静まり返る。


 だがその静寂はすぐに破られた。


 晶蘭しょうらんが構えた剣の剣身を紅殷の扇の先が軽く叩く。その瞬間、周囲の燐光を吸い込んだかのように剣は黄金の光を宿した。


「っ!」


 退魔の力を宿した剣を構え、晶蘭は間髪をれずにかい糸影しえいとの間合いを詰める。


 まばたきよりも早い突撃に長い前髪の下で目をみはった灰糸影だったが、晶蘭の剣はどこからともなく現れた絡繰からくり人形が受け止めた。そのすきに後ろへ下がった灰糸影はさらに腕を振るとたもとの下から次々と絡繰人形を召喚する。


 状況は閑月かんげつの辻で対峙した時に似ている。あの時、晶蘭は絡繰人形に、紅殷は灰糸影が操る瘴気に翻弄されて有効打を入れることはできなかった。


 ──でも、今は違う!


「っ!」


 次々と飛び掛かってくる絡繰人形達を鋭く見据えた晶蘭の動きが一瞬だけ止まる。その静寂の中に、微かな、だが鋭い呼気の音が響いた。


 同時に、たゆたう燐光さえ斬り裂く鋭い閃光が宙を走る。


「な……っ!」


 次の瞬間、晶蘭を囲んでいた絡繰人形は全てがと化していた。閑月の辻󠄀で見せた動きよりも数段上の剣技に、灰糸影の喉から言葉にならない驚愕の声が上がる。


 ──晶蘭の実力があんなもんなわけねぇだろ!


 あの時は不意打ちだった。さらに晶蘭は紅殷を放置しておけない状況で、今までに相手取ったことがない得体の知れない絡繰人形が敵だった。紅殷の安全を最優先しなければならない晶蘭が、あの状況で全力を灰糸影にぶつけられるはずがない。


 だが今は違う。今の紅殷は晶蘭に守られなければならないお荷物ではなく、晶蘭が全力で腕を振るえるように後方支援ができる鉄壁の守護者だ。絡繰人形の動き方も、それを操る灰糸影が何者であるかも分かっている。


 玉仙宮ぎょくせんぐうきっての護衛武官『黒衣こくい剣神けんしんさい晶蘭が、この状況で遅れを取るなどあり得ない。


「『祓え』っ!!」


 絡繰人形に依っていた御霊を、紅殷の呪歌と手鈴の音が片っ端から祓っていく。紅殷が本気で力を振るう空間では、瘴気の方が燐光に喰い散らかされていた。どれだけ絡繰人形が破壊されようとも、灰糸影が陰の気を呼ぼうと呼びかけても、紅殷の強大な力を前に陰はことごとく滅されていく。


 ──俺も晶蘭もな! お前には心底ブチ切れてんだよっ!


 絡繰人形の防壁を晶蘭の剣技に突破され、使役していた瘴気をことごとく紅殷に浄化された灰糸影は、ついに己の手で懐から飛刀を抜いた。灰糸影の首をねようと翻った晶蘭の剣と飛刀がかち合い、ギンッと鈍い音が響き渡る。


「……っ!!」


 詰まったのは、どちらの息だったのか。


 力が拮抗し、一瞬二人ともの動きが止まる。


 だがこちらは晶蘭と紅殷の二人体制だ。


「蘭っ!!」


 紅殷の呼び声に晶蘭が腕を動かさないまま器用に頭だけを下げる。


 その空いた空間を、晶蘭の肩に手を置いて床を蹴った紅殷の足が通過した。まさか紅殷が物理攻撃に打って出るとは思ってもいなかったのか、無防備に紅殷の蹴りを頭で受けた灰糸影はそのまま床に叩きつけられる。だが当たりが予想よりも浅かったのか、灰糸影は自ら回転を上乗せすると素早く二人から距離を取った。


「……っ、金簪きんさん仙君せんくん……!」

「おっと、ワリぃな、お行儀が良くなくて」


 スタンッと軽やかに着地した紅殷は流れるように手鈴を打ち鳴らす。押し寄せる衝撃波を灰糸影は刀印を振り抜くことで相殺した。同時に灰糸影は飛刀を打ち込んでくるが、紅殷が軽やかに下がると同時に翻った晶蘭の剣が危なげなく全て弾き返す。


「あんたが五年前に目ぇつけてた玉仙国師も似たようなことしただろ? あの人、俺に輪をかけて足グセ悪ぃし」


 ──そろそろ灰糸影の手持ちは尽きるはずだ。


 軽口を叩き、口元に軽薄な笑みをひらめかせながらも、紅殷は冷静に灰糸影を探り続ける。


 床に片膝をついた灰糸影は、己の手の中で飛刀を構えていた。絡繰人形が出てくる気配はもはやない。


 灰糸影が使役していた絡繰人形は、幽鬼を強制的に依らせたシキだ。無限に出し続けられるものではないし、召喚しようにも灰糸影が呪力の元としているのは陰の気だ。紅殷が展開する結界の中にいる限り、灰糸影が新たな陰の気を得られる手立てはない。


「……いいえ」


 圧倒的に有利な状況を作り上げていながらも、紅殷は油断することなく灰糸影を見据え続ける。


 そんな紅殷の思考を読んだかのように、不意に灰糸影が唇を笑みの形に歪めた。


「あるのですよ、この場所には。とっておきの陰が」


 その言葉に触発されたかのように、ゾクッと紅殷の背筋に悪寒が走る。


 反射的にその場から飛び退ったのは、理屈ではなく、言うならば『巫覡ふげきとしての勘』だった。


 紅殷は右に。晶蘭は左に。


 二人がそれぞれ横へ跳んだことでぽっかり空いた空間を、漆黒の鞭のような物が鋭く裂いていく。


 ──な……っ!?


「『目醒めざめよ』」


 突然現れた強力な陰気に紅殷は思わず目を瞠る。そんな紅殷の視界の端で、複雑に印を切った灰糸影がニィッと歪んだ笑みを深めて絶叫した。


「『怨糸おんし人形 嫁猿かえん小娘しょうじょう』っ!!」


 紅殷が振り返った先にあったのは、首から上を失った蝶娘じょうじょうの体だった。首から漏れ出る漆黒のもやが糸のように蝶娘の体に纏わり付き、ギッギッギッと肢体がいびつに立ち上がっている。先程紅殷と晶蘭の間を裂いたのは、無理やり振り抜かれた袖から伸びた腕であったらしい。


「本来であれば体よりも首を、生身ではなくこんを絡繰人形という器に固定してからでしか使い物にならないのですが……こうなっては致し方ありません」


 紅殷はひたと真っ直ぐに蝶娘の体を見据えた。少し距離を空けた先に立っている晶蘭は、逆に蝶娘の方には微塵も視線を向けず、灰糸影だけを見据えている。


「さぁ、貴方も踊ってくださ」

「お前」


 紅殷は灰糸影に背を向けたまま声を投げた。その声から完全に感情が消え失せたことに、きっと晶蘭だけが気付いていたのだろう。


「お前も術師の端くれであるならば。あの者の御霊が今何を叫んでいるのか、聞こえないのか?」

「は?」


 紅殷の淡々とした言葉に、灰糸影は呆気に取られたような声を上げた。恐らく灰糸影は、この局面に置かれた紅殷がそんなことを口にするとは思っていなかったのだろう。


 ジワリと、無理やり使役された蝶娘の周囲に瘴気がにじむ。その様を見ていながら、紅殷はすぐに動き出そうとはしなかった。


「何が……何が、ですって?」


 その様子から、灰糸影は『紅殷が恐れをなしている』と判断したのだろう。口元に刻まれた笑みがまた一段と深くなる。


「そんな魔怪の言葉、聞き取れるはずもないじゃないですか! 生前からキーキーと猿のようにうるさいばかりでしたよ! 聞き取る必要性すら感じない!」

「……そうか」


 静かな声音のまま答えた紅殷は、ユラリと灰糸影を振り返った。


 その瞬間、ゲラゲラと笑い出しそうな雰囲気まであった灰糸影がヒクリと笑顔のまま凍りつく。


「ならばお前にも分かるようにしてやろう」

「な……っ!?」


 紅殷はそのまま半歩左足を引くと、体を灰糸影の方へ向け直す。同時にユルリと動かされた扇の先は、真っ直ぐに灰糸影の眉間へ向けられた。


 そんな紅殷の背後に、灰糸影は何を見たのだろうか。


 ヒクリとさらに顔を引き攣らせた灰糸影を、紅殷は冷えた眼差しで射抜くように見据える。


「存分に語れ、蝶娘」


 淡々とした声が、静かに命じた。


 その言葉にブルブルと蝶娘だったモノが震える。


 次の瞬間、ドロリと姿を崩した体は幾筋もの糸となり、紅殷ではなく灰糸影に飛び掛かっていた。


「なっ!? アッ……ウォッ……ア、アガァァァアアアアアツ!!」


 最初に飛び掛かった糸は、灰糸影の四肢に巻き付いた。糸によって抵抗を封じられた灰糸影は次にとびかかってきた糸によって頭を固定され、さらに強制的に大きく口を開けさせられる。


 その口の中に、蝶娘だったモノは次々と飛び込んでいった。糸の形となった瘴気は灰糸影の体を内側から蹂躙じゅうりんしているのか、くぐもった絶叫を上げる灰糸影の体がビクビクと痙攣している。


 その悪夢のような光景を、紅殷は視線を逸らすことなく見据えていた。


 ──肉体は瘴気によって、精神は怨念によって、内側から焼かれているはずだ。


 蝶娘の体が糸によって無理やり引き起こされたあの瞬間、紅殷には蝶娘の絶叫が聞こえていた。


 常人が耳にしていれば、わずかな時間であっても気がふれてしまいそうな狂気の声。下手をすれば巫覡であっても当てられて正気を失いかねない絶叫。今この瞬間だけは晶蘭が見えも聞こえもしない徒人ただびとで本当に良かったと、紅殷が思わず心の底から思ったくらいにそれは凄まじかった。


 だが、その凶器とさえ言える狂気の絶叫の奥底に。


 ずば抜けた見鬼けんきの才を持つ紅殷は……生者と死者が等しく視界に映る紅殷は、確かに違う感情を聞いたのだ。


『イタイ、クルシイ、コワイ、カナシイ』


 ──助けて、嫋嫋じょうじょう姐さん。


 そうやって。


 まだまだ幼く、世界を知らない少女が泣いていた。世界中で唯一自分の味方であると信じられるあねの助けを、一途に待ち続けている蝶娘が、猛り狂う怨念の底にいたのを、紅殷は確かに聞いたのだ。


 ──ごめんな。俺はもう、お前を救ってはやれないけれど。


 紅殷がやってやれることは、蝶娘をこんな目に遭わせた人間への復讐を手助けしてやることだけだ。蝶娘の叫びを、直接灰糸影が聞くようにしてやることだけだ。


 それだって別に蝶娘が望んだことではない。蝶娘の瘴気を直接灰糸影にぶつける『呪詛返し』が、一番後腐れなく事が片付く方法であるということを、勝手に美談化させたいだけではあるのかもしれないが。


 それでも。


 ──勝手に使役され続けたお前が何を叫んでいたのか、あいつの精神に直接ぶち込んで分からせたいって、俺が身勝手に考えちまったんだ。……それに。


「ア……アガッ……」


 紅殷が見つめる先で、ずっと続いていた絶叫が不意に止まった。グルリと白目を剥いた灰糸影の口元からはよだれが垂れ落ちている。糸に縛り上げられた体は圧に耐えきれずに皮膚が裂けたのか、ダラリと垂れた指先や衣の裾からポタリ、ポタリと血が滴っていた。


 明らかに灰糸影は息絶えている。


 それでも灰糸影の肉体は倒れない。かの気配が、その器からは漂っている。


 紅殷はスッと目をすがめると、手鈴と扇を構えて息を整えた。同じように緊張を高めた晶蘭も油断なく剣を構える。


 ──これならお前を、完全に浄化してやれる。


 ピタリと二人の呼吸が揃う。


「ッシ!!」


 鋭く吐かれた呼気の音は、一体どちらのものだったのか。


 晶蘭が灰糸影へ飛びかかりざまに剣を振るい、同時に紅殷は手鈴を打ち鳴らしていた。灰糸影だったモノが晶蘭の剣に対抗すべく腕を振り上げるが、それよりも早く晶蘭の剣は灰糸影の首を刎ね、返す刃で灰糸影から伸びる糸を全て斬り飛ばす。


「『天地が告げる浄化の声を聞け』っ!!」


 その後ろで、紅殷は広げた扇を下から上へ振り上げた。


「『天下てんげ浄祓じょうばつ 清清せいせい斎舞さいぶ』っ!!」


 紅殷の呪歌に従い、手鈴がひとりでに歌う。いつになく大きく響いた音色に触発されたかのように、場に満ちた燐光が爆発した。灰糸影の足元から立ち上がった光の柱は、灰糸影の体に凝った瘴気ごと灰糸影の存在を消し飛ばしていく。


「─────っ!!」


 断末魔の絶叫さえもが、光の波に溶けて消えた。


 まぶしさに白く焼かれた視界が色を取り戻した時、灰糸影がいたはずである場所には何も残っていなかった。浄祓の完了を示すかのように手鈴がリンッと軽やかに音を鳴らした瞬間、場に漂っていた燐光もパッと弾けて消える。


 後に残ったのは、周囲を満たした闇に似つかわしくない清々しい空気だけだった。急に暗くなったせいで一時的に視界が効かなくなるが、しばらくじっとしていると隙間から忍び込んでくる月光によって徐々に視界が開けていく。


「……終わりましたか」


 燐光が消え去った後も灰糸影がいた場所に視線を注ぎ続けていた紅殷は、晶蘭の静かな声に顔を上げた。ヒョンッと一度剣を振り抜いてから鞘に収めた晶蘭は、紅殷に視線を置くと淡く笑みを浮かべる。


 紅殷の行いを全て肯定してくれるその笑みに、紅殷もぎこちなく笑みを返した。


「ああ。……これが正しかったのか、分からないけど」

「あなたはそれで、いいんですよ」


 感情のままに成した行為は、はたして肯定されてしまっていいものなのか。


 その迷いを躊躇ためらいがちに口にした紅殷を、晶蘭ははっきりと肯定してくれた。ハッと弾かれたかのように晶蘭を見やれば、柔らかく瞳を細めた晶蘭が労うような視線を紅殷に向けてくれていることに気付く。


「『生者にも死者にも誠実でありたい』。それがあなたなのですから」


 その言葉に、紅殷は一瞬息を詰めた。


 紅殷にとっては、生者も幽鬼も等しくヒト。


 だからこそ紅殷は、見て見ぬフリをして捨て置かれる案件を見過ごせない。玉仙宮のつまらない事情でなかったことにされていく陳情の声を、そのままにしておきたくない。


 だからこうやって、綺麗事と吐き捨てられようとも、紅殷は現場に忍び込む。己の腕を、勝手に振るい続ける。


 ──俺の、勝手なのに。


 それでも紅殷の唯一無二の相方は、その行動を肯定してくれるのだ。


『それがあなたの在り方なのだから』と。


「ら……」


 ソロリと紅殷が再び息を取り戻した時には、紅殷の笑みをぎこちないものにしていた強張りが取れている。


 強張りを溶かしてくれた温かさを噛み締めながら、紅殷は晶蘭の方へ足を踏み出した。


「……ん?」


 だが一歩目を踏み出し終えるよりも、何やら不穏な音が紅殷の耳朶に届く方が早い。


 ──何か今、ベキッて感じの音、が……


 紅殷は思わずそのまま頭上へ視線を投げる。視界の端で晶蘭も同じように頭上を振り仰いでいるのが見えた。


 だからきっと、自分達は同じ物を見つけて、同じように目を見開いたはずだ。


「いっ!?」

「なっ!?」


 短く叫んだ瞬間、二人は脱兎の勢いでその場から駆け出していた。


 その背後に、割れて落ちてきた天井が突き刺さる。


「なっ、何だ何だ何だっ!?」

「っ……!!」


 絶叫する紅殷の腰をさらって肩に担ぎ上げた晶蘭は、そのまま妓楼の入口から外へ飛び出すと紅殷の体に覆いかぶさるように地面に伏せた。


 そんな二人の背後で建物が崩落する鈍い轟音が響き渡り、砂煙が湧き起こる。


「……大丈夫ですか、コウ

「……多分」


 二人が口を開いたのは、崩落が起こした地震と砂煙が落ち着いてしばらく経ってからだった。


 二人とも地面にへたり込んだまま背後を振り向けば、先程まで自分達がいた妓楼が綺麗に瓦礫の山と化していた。月光の中でも往時の華やかさを保っていた建物は、もはや気配も残していない。


「あー……嫋嫋姐さんと蝶娘、この建物に縛られていた幽鬼を纏めて祓っちまったから、建物を支えてた念も一緒になくなっちまって崩れたって感じ?」

「先日も今日も、かなり派手に暴れましたからね。構造的にも、かなりガタがきていたんじゃないですか? むしろ決着がつくまでもってくれた方が奇跡だったのかもしれませんね」

「これ、国師に怒られっかねぇ?」

「どちらかと言えば、あの派手な結界展開と『清清斎舞』の方が怒られるんじゃないですか? 下手をすれば天変地異の前触れとかって都の民に騒がれそうじゃないですか」

「違ぇねぇ」


 思わず紅殷はもう一度地面に倒れ込んだ。空を見上げるように大の字に寝転ぶと、珍しいことに晶蘭も似たような体勢で地面に体を投げ出す。


 見上げた空はすっきりと晴れ渡り、星が綺麗に見えていた。この廃墟街にしつこくはびこっていた陰の気が綺麗に浄化された証だ。


「一緒に怒られてくれよな、蘭」

「仕方がありませんね。今回は私も同罪ですから」


 紅殷は寝転んだまま晶蘭の方へ顔を向けた。同じように紅殷を見やった晶蘭が、満足そうな笑みとともに緩く拳を差し出す。


 その拳に、紅殷も同じように緩く握った拳を伸ばした。コツン、と触れ合った手が、同じように熱い。


「おつかれ、蘭」

「お疲れ様です、紅」


 同じ温度で笑いあった二人は、そのまま飽きることなく、二人で取り戻した満点の星空を見上げていた。

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