第83話進んでしまった結婚式の準備

「そんなことがあったなんてな…」

「すごいでしょ?だからミコト姉さんももう探さずに済んだよ。今までありがとう」

「主様のためなら何でもやると決めている。感謝は無用じゃ」

と撫でられる。


「そうなれば、わらわも楽しみじゃな」

「?、何が?」

「結約式じゃ」

結約式………?

何か面倒なことが…


まぁその事ではないと思いどんな物なのかと質問する。

「それはじゃな…」

あまり見ないミコト姉さんが赤らめた様子で


「主様はわらわ達4人と夫婦であるという契約を交わすんじゃ」

予想は的中する。


「そ、それは今じゃなくてもいいんじゃないかな?推薦人が4人揃ったしZランクの昇格のこともあるから」

と何とか言い逃れをしようとする。


「無理じゃな」

「え?」

「わらわではどうにも出来ん。エクシアがもうアクアート家主催でやろうとしている」

マジか。


「わらわが経営しているカート商会にも発注がきておる。だから最近わらわは良く外出しておるのだよ」

そういうことだったのか…。

カート商会はてっきり違う人に丸投げしているのかと思っていた。


「色んなところから資金援助がきておるぞ。アクアート家はもちろんメナスタシア国、

それにカーシャがいたセムト国とわらわの国からも援助がきておる」

「僕の知らないところで…」

「エクシアは何も言わずに準備を進めているからの…。」

「まだ心の準備が…」


もうすぐ16歳。前世のも含めれば32歳。

この世界とあっちの世界でそれぞれ同じくらいの間、暮らしている。

「主様と同年代で強い人は世界にいるかも分からない程じゃ。もっと自信を持っても良い。これはこれで撫でようがあるが」

よしと言って立ち上がったミコト姉さんは


「着いて来るか?」

と言ってとある所に向かう。


家を出る時、他の姉さん達はブーイングだったみたいだけど

「結約式に必要な物を揃えるのは大変なんじゃが。エクシア達が代わりに全部揃えるか?」

と言うと何も言わなくなってしまったらしい。僕はその時部屋にいたから詳しくは分からない。


カート商会はミコト姉さんと2年ぶりの再会をする前に会長をしていた商会だ。

アストレルアのは前の戦いで潰れてしまったが王都のは都内一等地に建つ大きな建物だった。


「すごい…」

建物が他のと違って見える。

「これ、わらわがアドバイスしてるんじゃよ?」

「そうなの?」

「あの頃は主様にみっともない所を見せないように…と奮闘していた頃だからな」

「ちょっと嬉しい」

「…!まぁその事は良い。と、とりあえず中に入ろう」

一瞬固まったように見えたけど…まぁいいや。


《あまり書く時間がなくて文字数少ないですが許してください(>︿<。)》

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