第57話少数精鋭VS500人は理不尽すぎませんか?

「ファイアバースト!」

「ブリーザー・ストーム!」

「うわ!何だあれ!」

「おい!まずいぞ!」

エクシア姉さんとマナ姉さんの魔法で敵が吹っ飛んだりしている。


「やっぱりすごいや」

「わらわも」

と早速お札を取り出し呪文を唱える。

「…。参れ。風麒麟」

「うわぁ!」

急に大きなふすまが開く。中から昔話に出てくるような麒麟が出てきた。


「主様、わらわたちも行くぞ」

「うん!」

「私も召喚するか〜。フェンリル、フライトバード!行くよ!」

「ワオン!」

「キッキッ!」


「アイスバレッド!」

「おい、何だ!このガキ!」

「後ろから攻めれば…」

そんなの予測済みだ。僕は片手剣で対応する。

「死ねぇ!ぐはぁ!」

僕は相手の喉を突き刺す。


「はぁ…」

ダメだ。切り替えないと。ここは戦場。

お父さんはこんなのいちいち考えないだろう。

ゴーンさんは

「悪霊を成敗すると思えばいい。」

と言ってくれた。


「はぁー!」

「おりゃ!」

エクシア姉さんがかっこよく見えるよ。

「大丈夫?カズヤ」

「マナ姉さん!後ろ!」

僕に話しかけようとして後ろから襲われそうになる。

すると、一瞬で攻撃を受け止め、倒す。

「あまりお姉さんを舐めないでよ?」

「姉さんが死んじゃったらやだから…」

「そうだね。1人も死なずに帰ろうね?」

「うん!」

「あそこにガキと女がいるぞ!囲めお前ら!」


「ちょっとまずい?」

「姉さん、背中合わせになろう」

「お互いの背中を預け合うってこと?かっこいいことするじゃない」

戦い中にからかわないでください、姉さん。


「10人対2人。降参するなら今のうちだぞ?」

「ガキはともかく、お前なら俺らの道具にしてやるから助けてやる」

「は?」

思わず心の声が漏れてしまった。

万死に値するよね。これ。


「ファイアアロー」

「なにぃ!」

多重詠唱したので3本1人ずつ射抜いていく。

「私も、ストーンクラッシャー!」

姉さんは6人も倒しちゃった。

「このガキ!な!」

シャドウバインド+僕の素早さだと結構瞬間移動に近い形になる。

僕は姉さんを道具扱いしようとしたやつをしっかり倒した。


「やるじゃん」

「マナ姉さん、魔力大丈夫?上級魔法ばかり使ってたら…」

「大丈夫。カズヤもこれ飲んで」

と黄色の瓶を渡される。

「これは?」

「これはね…よっと」

横から襲いかかってくるのを杖でなぎ倒した。物理も有効なんだ。


「魔力回復のポーション。体力は回復しないから注意してね。」

「ありがとう」

「昨日渡したやつも惜しみなく使うんだよ?」

「うん!」

「よし!私はちょっと空から観察してくるね」

と言ってエアーブロックを何段も作る。


ああいう使い方もできるんだ…。

僕はその間、順調に倒していく。でも、倒しても倒しても敵が襲ってくる。

「よっと」

「マナ姉さん」

「ちょっとまずいね」

「え?」

「空から見てきてファイアバースト打ったけど全然減らない。多分500人はいる。援軍が来てるみたい。」

「500も!?」

「エクシア達はすぐあそこにいるからいいけど…。一旦、合流した方がいいかも」

「分かった」


対500人はちょっと理不尽だよな…。そんなことを言っても変わらないので考えるのはやめておく。

「カーシャ姉さん!大丈夫って…」

「うん?何が?」

永遠にストーンバレッドを出している。

「戦いは作業じゃありませんよ?」

「体力温存だよ」

「とりあえず、一旦ちゃんと固まろう」

「頼もしくなったね。カズヤ」

「え?」

ちょっと嬉しくなったが、それを誤魔化すかのように大きな声でエクシア姉さんとミコト姉さんを呼んだ。


「カールさん達と合流する。敵があまりにも多すぎるから…」

ちょっと無謀かもだけど

「無理やり中に入り込む」



《最近毎日投稿しているのですがPVが減ってきて何とかしたいなーと思ってます

( *´꒳`*)。今後も頑張って投稿していくので応援お願いします!》





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