第三章もう1人の転生者とイースト改革運動
第1幕転生者の謎
第33話甘えてもいいですか?
「おはよう」
「..ん。おはよう」
昨日は思い切ってあんなことをいってしまった。でもあの時言ってなかったら、そのまま告白できず、もしかしたらエクシア姉さんは他の人のところにいってしまっていたかもしれない。
「これから少しの間リハビリだと思うけど一緒に頑張ろうね」
「うん!」
「それと...昨日は急にあんなことをしてごめんね」
昨日...?あ、
僕は昨日あったことを思い出し、エクシア姉さんの顔が見れなくなる。
「だ、大丈夫」
「昨日のこととはなんですか?」
「え?」
気づいたら、ドアが開いていてマナ姉さん達がたっていた。
「それはその...誤解なのマナ。まだそこまではしていないっていうか...」
「まだ?」
「あ」
エクシア姉さん、完全に墓穴掘っちゃった。
それからエクシア姉さんは一旦宿に戻るとそそくさ行ってしまった。
「カズヤ?何をしていたのかな?」
「隠しても無駄じゃぞ?今までは勝手に見るのは申し訳ないと妖術で心を読むのはやめていたが、今回ばかりは使わせてもらうぞ?」
「しょ、正直に話します!」
僕は昨日のことを話した。
「ほらやっぱり。私の言った通りでしょ?」
「エクシア戻ってきたら、会議ですね」
「わらわも抜け駆けは許さないぞ?もうこの際だから言ってしまうか。」
ミコト姉さんは一息ついて、
「わらわは最初から主様がずっと好きじゃったんだぞ?」
え?
「私もカズヤのこと好きだよ?」
え?
「なぜ、みんなそうすらすらと...。私もカズヤが好きです...」
えーーーー!?
どういう状況!?
今三人同時に告白された!?
姉さんたちに!?
「僕も姉さんたちが好きだよ?」
もう自分に正直にいよう。
僕はそう自分に言い聞かせた。
その後シスターさんが朝食を持ってきてくれた。カールさんからの伝言で3日安静で10日間リハビリだと言われた。
「10日もですか」
「はい。ギルドマスターはそう申しております。シスターの立場から見てもその方が賢明かと」
「分かりました。では今後もよろしくお願いします」
とミコト姉さんとマナ姉さんがシスターさんと会話している。
ちなみに2人がそろうとものすごく大人の女性って感じがする。
「ねぇねぇカズヤ」
「何?カーシャ姉さん?」
「私、昨日から薄々エクシアとそんなことになりそうだと思ってたんだ」
「へぇ、へぇ〜そうなんだ。でもカーシャ姉さん達のこともちゃんと好きだから」
「そ、それはありがとう///だからこそ…」
水を飲みながらカーシャ姉さんの話を聞く。
「最初は誰と⚫⚫⚫するのかなって…」
僕は飲んでた水を吹き出した。
「げほぉ!」
「カズヤ!?」
「どうしたのじゃ!?」
僕は水を吹き出しただけなんだけど勘違いしたマナ姉さん達に介抱された。
カーシャ姉さんが慌てて出来事を話すと、
2人揃ってシスターさんにめちゃくちゃ怒られました。
「もう二度とふざけたことをしないで下さい!」
「「すみませんでした」」
《無線のキーボードを使ってみたのですがフリック入力より時間がかかりました…。頑張って慣れます》
読んでいただきありがとうございます( . .)"
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