第10話仙まで辿るは千の魔統べる鬼 その1

 昨日、誕生日を終え、次の日の早朝父から一言こう言われた。


「入学試験の前に、職業スキルの使い方について学ぼうか。」

 職業スキルと言えば・・・

 あ!魔鬼混合か!使う機会がなかったから忘れてたぜ!あぶねー!


「職業スキルはその名の通り、一人一人の職業特有のスキルの事だ。職業スキルを使うには、まずは見習いから脱却しなければならない。ヴィオの職業だと、鬼仙魔という魔物を"1人で"倒すことが目標だ。あと、悪いけど鬼仙魔については説明出来ないんだ。説明したらその試練の意味がなくなる。」


 なるほど・・・鬼仙魔か・・・いや絶対強い奴ヤン!?今挑むやつじゃないって!


「鬼仙魔はこのテイルの街の近くにあるヴィオがゴブリンやボアを狩った森の奥に、試練の山がある。その山の頂上に鬼仙魔がいるんだ。

 試練の山に"1人で"入って"1人で"鬼仙魔を倒して、"1人で"山から出るそれで試練が完了されるんだ。

 ヴィオのような特別な職業では試練が特別難しくなるんだ。けど、この試練は絶対今やる価値があるんだ。絶対に今やらなければならないんだ。ヴィオは鬼門というスキルを持っているし、必ず倒せるよ、分かったかい?」

「うん、分かった。怖いけど頑張るよ。」



 とは言ったものの覚悟を決めるのは相当難しい。母さんと父さんに守られながら、森の中を歩いていく。すると、どこか神秘的で、だけども威圧感も感じられる雰囲気の苔むしているボロボロ鳥居がある。


 両親たちは

「ヴィオこっからは1人で頂上へと行きなさい。」

「ヴィオリカちゃん頑張ってね。色々な武器の使い方を教えてあげたでしょ?その経験を生かすのよ」

 メイドさん達は

「ヴィオリカ様頑張って下さい」

「ヴィオちゃん!頑張ってね!」

「・・・・・・(サムズアップ)」



 後ろは振り向かず神社を潜る。けど、途中でやはり心配になってしまい、振り返ると黒い霧に覆われている。山全体がこうなっているのだろうか。触れると壁に触っているような感覚がする。そのため向こう側へと行けないようだ。

 ここでようやく、もう後戻りは出来ないのだと自覚した。完全にではないが、覚悟が出来たような気がした。




後書き的な


何故親達は主人公をこんな危険な山に送り出したのでしょうか?



ステータス行くぞー!


ヴィオリカ・シャトーカノン



年齢10歳


生年月日.1501年.10月21日金曜日


種族 人間


レベル 3


職業 メイン 「魔統鬼仙士見習い」


サブ 「 」


サブ 「 」


サブ 「 」



ステータス



HP 175


MP 350


STR 150


VIT 150


DEX 150


AGI 145


INT 250


Luck 210



職業スキル 魔鬼混合


魔スキル 魔術 魔法[火魔法レベル9 水魔法レベル9 風魔法レベル9 土魔法レベル10 光魔法レベル9 闇魔法レベル9 大地魔法レベル1] 魔力活用 魔力視 魔法言語



鬼スキル 鬼化 鬼技 鬼術 鬼気活用 鬼気視 鬼言語 夜叉 鬼門 清浄 自我理性 仙技 仙術 仙気活用 仙気視



汎用スキル 身体能力上昇 五感上昇 軽足 夜視 隠れ身 音感知 熱感知 自円領 声拡散 剣技 剣術 鑑定眼 アイテムボックス




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