第3話baby walk
生後1歳
デデーン!!遂に・・・遂に・・・歩けるようになったぞぉぉー!!!
みんなに説明し
そうあれは何てことのない、晴れの日の昼食前だった。
――――――――晴れの日の昼食前――――――――
それは唐突にきた
!!!( ゜д゜)ハッ!!!!
なんだこれは? たてそうな予感がするぞなん
だ!?なんだこの全能感は!!!
最高にハイッてやつだぁ!!うおおおおお!!!
たってやるぞぉー!!
急にきた予感故か、自身の足で立つという意思が炎のように、いや、炎より強く燃えたぎる!
立つという目的のため、近くの足場に手をかけ、生まれたての小鹿のような足で懸命に歩こうとする。
もう一歩!もう一歩なのである。
どれだけ遠回りでも、自身の足で立つという目的に向かっているわけだ。進むのがゆっくりであっても、必ず目的に辿り着く。
よろよろの足がだんだんとしっかりしたものになって行く。
............
............
............
そして、結果は結びつく
うおーー!!!!!立ったぞー!!
俺はVのポーズを決める。
達成感に包まれる中。
―――――――回想終わり――――――――
分かっただろうか?
天才的な俺の力によって歩くことができたのだ。
にしても世の赤ちゃんも歩き始める時こんな感じなのだろうか?
え?
もしかして俺だけ?
ともかくこれでかなり行動範囲が広がった。
今までドアの向こう側はメイドさん3人組や親が開けてる所からチラッと見るぐらいしか出来なかった。
だが!立つことによって、ドアノブに母さんから貰ったお立ち台を使うことによって扉を開けることが出来るのだ!
例の本部屋はそもそも扉が無かったので入り放題だった。廊下がT字路のようになっていて、そこの端に本部屋があるから入る前に見つかっちまうんだよなぁ....
まあいい
完璧だぜぇ...この世界の住人みんな俺の掌の上で踊ってらぁ!
そうしてどんどんと部屋を開けてめぐっていく。
ここは何の部屋だ?将来の俺の部屋になるのかな?中身は一応大人だし個室ぐらいは欲しいんだよなぁ...
うん?なんか宝箱があるぞ?開けてみよう
うん?なんだこれ、重いぞ、、
ふんぬぬぬ、
という在り来りな声をだして踏ん張る。
ぱかん
お!あいたようだな。中身をみてみようか
ふむ。本?なにこれ魔術書てきな?読んでみよう。
ペラッペラっと心地よい音をたてページをめくる
ただの日記じゃん。それも白紙の、
こんなものなんで宝箱に入れてんだよ。まあいいか。
他になんか入ってるかなっと。
これはスクロールだな。
お!これはちゃんと字が書かれてあるな。
ふむ、読めんだけどなんかすごそーオーラでてるなぁ。
この部屋はここら辺にしとこう。
こんな感じで俺は部屋をめぐって、探索、もとい暇つぶしをしていった。
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