第8話

「はい。開放済みです」


「了解。じゃあちょっと外に一旦出るね」


「はい」


ラルクは急いで伯爵の元に戻ったら、伯爵はお嬢様らしき人と楽しそうに話していた


「伯爵様今戻りました」


「ああ、ご苦労。後部が空いたので馬車を積み込んだ所だ」


「ではタラップを登って船内にご案内します」


「ああ、でもその前に娘を紹介しよう。シルク フォン アルベルトだ」


「シルク フォン アルベルトです。よろしく」


「私はラルクと申します。短い旅の間よろしくお願いします」


「では紹介も終わったことだし案内してくれ」


「かしこまりました」


タラップを上り図を見ながら貴賓室へと案内した


「伯爵様とお嬢様はこの部屋を使用人の方は隣の部屋をお使いください。では失礼します」


艦橋へと戻ると早速命令を下した。


「後部ハッチを閉鎖」


「了解」


「この領地の反対にある公爵領はわかる?」


「はい。最新の天界マップに載っています」


「ならエンジン始動。公爵領へ向け発進してくれ」


「了解。高度はどうされますか?」


「人に認識されない高度をとってくれ」


「了解。上昇を開始します。上昇完了。全速前進公爵領を目指し出発します」


「頼む」


しばらく景色を楽しんでいると、艦橋にアラートが鳴り響いた


「どうした!」


「魔物をレーダーが探知。おそらくワイバーンです。このままでは襲われる危険性があります」


「よし。迎撃してくれ」


「了解。主砲のレーダー連動設定完了。主砲発射。命中魔物の撃墜をレーダーにて確認」


「了解。魔物を警戒しつつ最大全速で公爵領を目指せ」


「了解しました」


しばらくすると到着した報告を受けたので、伯爵の元に向かい部屋に入り報告を行った。


「これからどうされますか?」


「このまま降りると騒ぎになる。日が落ちてから暗闇に乗じて公道に降りてくれ。降りたら私達は領内に入る。君は明日の夜まで上空待機してくれ。食料は置いていくので心配はいらない」


「かしこまりました。明日の夜まで上空で待機します」


「うむ。明日夜になったら領都から少し離れた場所に着陸してくれ。馬車で向う。その時に今後の話をしよう」


「わかりました」


その日伯爵達を下ろすとすぐに上昇し眠りにつき次の日は娯楽ルームで遊びながら夜を待ち地上へと降りた。


艦橋でごろごろしていると、馬車が近づいて来ていると報告があったので、すぐにタラップを降りた。


少し待つと、馬車が到着し伯爵が降りてきた


「出迎え御苦労」


「はい。それで僕は今後どうすれば?」


「うむ。領地郊外にある練兵場に飛行艇を置いて、馬車に乗って一緒に来てくれ。公爵閣下が商談をしたいそうだ」


「かしこまりました」


その後練兵場の場所を聞いて飛空艇を移動させると、練兵場まで迎えに来てくれた伯爵の馬車に乗った。


「今から公爵邸に向う。明日の朝、朝食を食べたあと公爵閣下と商談してもらう」


「かしこまりました」


「うむ」


公爵邸につくと、メイドさんの案内で部屋に入る。

ベットはとても寝心地がよく熟睡して朝を迎えた


ノックの後にメイドさんが部屋に入って来た。


「お客様。朝食のご用意ができておりますので、ご案内します」


「お願いします」









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