第2話
場面は変わり孤児院の中にある祈りの間。皆で女神像の前で祈っていると突然体が光り暖かくなりスキルの使い方が頭に入ってきた。
「さぁ。スキルは与えられました。ステタースオープンと言ってみなさい」
院長にいわれるがままに皆ステータスオープンと唱えた。
俺も唱えると
スキル
天界貿易MAX
ハンド、レベル二
弓レベル三
完全鑑定MAX
と出ていた。
よし。女神様に頼んだ通りだ。
「ラルクどうだった?」
「カインスキル四つももらえたよ。カインはどうだった?」
「え〜そうなの! すごいじゃん。普通貰えるの一つか二つだよ。僕はね火魔法だった」
「すごいじゃん。魔法使いは貴重だから出世間違いなしだね」
この世界ではまほうを使えるのはとても希少であると同時に危険なものだ。もし魔法の知識なく使えば、事故が起きてしまう。なので発現したものは領主に届け出て、王都にある専門の学校で学ばなければならない。
「カイン、ラルクそれは本当なの?」
近くで話を聞いていた院長先生が会話に割り込んできた。
「「本当です」」
「そう。ならカインは領主様に届け出ないと、ラルクもよ。スキルが四つなんて前代未聞よ! でも困ったわ。学費や必需品などは負担してもらえるのだけど、服や制服、個人的に使うものには補助がでないの」
五十代の院長はとても困ったわ様子だった。
「まぁ、なんとか工面できないか考えてみるわ」
そう言うと院長は部屋を出ていった。
「どうしよう。僕のせいで皆に迷惑かけちゃう」
「そんなことない。俺が何とかするよ」
「ラルクどうするつもりなの?」
シルクが話かけてきた
「スキルを使う。でもその前に冒険者から寄付された弓でつのうさぎを取ってお金を稼ぐ」
「解体はどうするの?」
「僕はできないからギルドに頼むかな」
「なら私も連れてって。私短剣つかいと、解体士なの。レベル上げに丁度いいわ」
僕とシルクは院長の許可をもらい、弓と短剣を装備して近くの初心者用の森に入った。
「どこにいるのかしら?」
「あ、いた!」
ゴブリンが3体こちらに向かってきていた。
僕は石ころを拾いコブリンに当ててハンドと叫んだ。するとゴブリンは動かなくなっり素早く弓に切り替えると、頭を狙い矢を放ち命中した。
「え? なんで、動かなくなったの?」
「あ〜あれは石を当てた上でハンドて言うと数秒間強制的に麻痺状態にできるんだ」
「え? なにそれ!すごい! すごいよラルク」
「ありがとう。解体よろしく」
「ええ。任せて」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます