異世界に転生したら天国にいる一流職人の商品を買えることになったので商売で稼いで領地を開拓して貴族に成り上がることにします

@doragonad

第1話

「ここはどこだ? う、頭が痛い!」


しばらく痛みと闘っていると記憶が流れ込んできて全て思い出した


「そうだ。俺は地球で死んで神と会いこの世界に転生したんだった」


「ねぇ 先から何独り言を言ってるの?」


記憶を思い出していると同室のカイルに話しかけられた


「なんでもない」


慌てて答える

「にしても隙間風がひどくて寒いな」


「仕方ないよ。孤児院はお金ないから」


「だな」


「それより早く食堂に行こう。今日は洗礼の日だよ。楽しみだな」


「ああ」


そう今日は七歳の子ども全てが神様からスキルをもらえる日なのだ


「なんか乗り気じゃあなさそうだね」


「いや、そんなことないよ。カイル」


と答えつつも神と会った時に何を渡されるか聞いているため、楽しみではあるが皆よりはどうしてもテンションが下がる。


食堂に着くとシスターと当番の子供達が準備をしていた


「カイン、ラルクおはよう」


「「おはようございます。シスター」」


シスターはまだ若く十八才だ


「さぁ、貴方達は今日洗礼なのだから早く食べてしまいなさい」


「「はぁい」」


今日洗礼があるのは僕を入れて五人だ。他の三名はすでに席に付き食べ初めていた。


「おはよう。ラルク」


「おはよう。シルク」



シルクは女の子で皆んなのアイドルだ


挨拶した後、朝食を食べるも具材は少なくスープは薄い塩味でパンは固くてスープがなければとても食べられる硬さではなかった。


おいおい。俺はよく今までこんな不味い食事を我慢できたな。まぁ、前世の記憶を思い出したのはつい先だけどな


よし。こうなったらスキルで必ず上手い飯を食べてやる


この時ライルは固く決意した






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