ソラのカナタに続く塔(脚本)

@sia1215

第1話(エゾキタ篇1話 星降る夜の出会い

ソラのカナタに続く塔(脚本)

第1話(エゾキタ編1話)

「星降る夜の出会い」


登場キャラ


カナタ

チナタ(カナタの叔父)

ソラ

ピース


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


遠い遠い空の彼方


そこには女神様が住んでいる星の塔があります

女神様は塔のてっぺんに辿り着いた人のどんな願いも叶えてくれます


願いを叶える為に

空の彼方の塔を目指して

煌めく星のような子供達


それが「星の子」

↑なんか文に違和感


「エゾキタ地方・北の果て」

(吹雪真っ只中・・カナタとチカタがパトロール中)


カナタ「ここも異常なし・・と」


チカタ「うぅ...寒い。早く家に帰りたいダネ」


カナタ「おじいちゃん、もうちょっとの辛抱だよ」


ピース「誰かー助けてー」

(ピースの姿は見えず、声も小さい)


カナタ「ん?誰かの声が聞こえる」


チカタ「カナタ、あそこに何かいるんダネ」


(視点をピースに移す)


ピース「誰かー!助けてー!このままじゃ彼が死んじゃうよー」


(泣きながら)


カナタ「どうしたの!?」

ピース「彼が倒れたまま動かないの!」


(倒れたソラを指差す)


カナタ「大変だ!このままだと凍えちゃうよ!」


チカタ「カナタ!こやつを担いで急いで家に帰るぞ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1丁目・カナタの家


(ソラが目を覚ます。)


ソラ「・・・ん」


チカタ「あ、目が覚めたんダネ」

カナタ「よかったぁぁぁぁぁぁ!」


(カナタがソラを抱きしめる。)


ソラ「ケホッケホッ」

カナタ「あぁ、ごめん」


(カナタがソラを離す)


ピース「ま、全く心配したわよ!吹雪の中倒れちゃうなんて」


(ソラとカナタが妖精を見る)


ソラ・カナタ「妖精がいるー!?」


ピース「今更!?」


チカタ「おやおや、騒がしいと思ったら起きたんダネ」


チカタ「初めましての人とはまず自己紹介。星空の掟ダネ」


カナタ「あっそうだった」


カナタ「僕はカナタ」


チカタ「ワシはチカタっていうダネ。カナタのおじいちゃんダネ」


ソラ「えっと...僕はソラだよ」


ピース「あたしはピースっていうのよ。」


ピース「ソラと一緒に暮らしていたの」


ソラ「へ、へぇ。そうなんだよ」


カナタ「ソラ?」


ピース「そういえば、ここどこなの?」

チカタ「ここはエゾキタ地方の1丁目ダネ」


ピース「エゾキタ地方の1丁目・・だから寒いのね」


(ソラがモジモジし始める)


ソラ「あ、あの・・といれ貸してください。」


チカタ「あ・・といれならそこのドアダネ」


(ソラが布団から起き上がる)


ソラ「ありがとうございます。」


(よろよろしながらドアに向かう)


ピース「まだふらふらだけど大丈夫かしら・・」


チカタ「そろそろご飯にするんダネ」

「カナタ、手伝うダネ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょっと時間経ち、ご飯の時間


(煮込み鍋を描写)


全員「いただきまーす(ダネ)」


(はふはふ)

ソラ「美味しい!」



カナタ「おじいちゃん特性の鍋は絶品だよ!」


チカタ「喜んで貰えてよかったダネ」


(カナタが気がつくように)


カナタ「そういえば、ソラ達ってなんであんな所にいたの?」


ソラ「えっとね・・」

ソラ「あれ・・?」


(顔が青くなっていく)


ソラ「思い出せない・・」


カナタ「え・・」


ソラ「どこから来たのかも、なんであそこにいたのかも」

ソラ「全然思い出せないや」


(チカタが考える)


チカタ「ははーん、それは記憶喪失ダネ」


カナタ「きおくそーしつ?」


チカタ「記憶が無くなったり、新しいことを覚えられなくなることダネ」


チカタ「でも、大丈夫ダネ」

チカタ「ワシに秘策があるダネ」


ソラ「それは一体・・」


チカタ「ソラちゃん、身分証貸してくれダネ」


カナタ「思ったより普通ー!」

(ズコー)


ソラ「すみません、持ってないです」

チカタ「ありゃ?」


ピース「まあ、そんなもの持っていたら苦労しないわね」


ソラ「こうなったら衝撃で思い出すしか・・」

(ソラが壁に頭を打ちつける)

ピース「ソラァァァァ!落ち着いてー!」



(チカタが何かに気付く)


チカタ「そういえば、ピースちゃんはどうだい?」


チカタ「ソラちゃんと一緒にいたから何か覚えていないかい?」


ピース「あー...」


ピース「ソラと一緒に旅していたことは覚えているけど」

ピース「なんであそこにいたのかは忘れちゃったわ」


(一瞬チカタがピースを見る)


チカタ「そうダネか・・」

(ソラがバタンと倒れる・音だけ)


カナタ「ソラ?ソラ!?」

ピース「ちょっと!?大丈夫?」



(家の影を写す)

カナタ「うわっすごい熱!」


チカタ「カナタ!ソラチャンを布団に運ぶダネ」


カナタ「了解!」


チカタ「ピースちゃんはワシと一緒に氷を準備するダネ!」


不思議な少年・ソラと雪国の少年カナタ


彼らの未来の星はどこにあるのでしょうか。


続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ソラのカナタに続く塔(脚本) @sia1215

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ