4話『そもそも部員が足りません!』
SNSのダンジョンタグはちょっとした騒ぎだった。
今朝のニュースのせいだ。
数日前、探索者パーティ『ドリフター』が長らく手付かずだった多摩川
しかも。
階層の
『しょ、正直、彼女たちがいなかったら死んでいました』
退院したばかりの篠崎が涙ながらに語る。
『私が護衛をお願いしたランクA異能力者のRさんのほかに、絶体絶命のところを助けてくださった女子高生二人に心から感謝したいと思います。この探索が終わったら、長年苦楽を共にしたサブマスターの廣瀬と……その、結婚する予定だったので……』
照れ臭そうなおじさん。
アカリはリビングのテレビでそれを見ていた。
「ええぇぇえっ!」
アカリは叫んだ。
朝ごはんのバタートーストの上にミルクコーヒーをこぼしそうな勢いだった。
あのおじさん、そんな死亡フラグ全開の状態でダンジョンに潜っていたのか。
危なすぎるよ、助かってよかったけど。
アカリのお父さんこと洋介は、ソファで「わはは」と笑う。
「アカリは、本当にダンジョンに目がないんだなぁ」
ソファの上には、分厚いハードカバーの本が積み重なっている。
洋介は都内の大学に勤める学者で、今年はサバティカルと呼ばれる研究休暇をとっている。優しくて、ほわほわの中年だ。
「お母さんにそっくりだね、そういうところは」
ほわほわの視線で、小さな仏壇を眺める。
アカリの母、溝口茜は第一世代の探索者だった。
『世界がファンタジーになった! 冒険するっきゃない!』
と、瞳をキラキラさせてダンジョン探索に精をだしていたのだ。
洋介はというと、そんな妻のことが好きだった。
好きだから、彼女を尊重していた。というか、茜を止められる人など、この世界にはいなかった。
現在発見されているダンジョンの、最先端階層の多くは溝口茜が発見したものだ。そのほとんどが、ソロでの探索というのだから恐ろしい。
最先端階層というのは、発見されている中で一番奥の階層のこと。
出現から二十年、未だにダンジョンを完全に踏破したパーティはいない。
迷宮異能もなければ、魔導具もない。
そんな時代に、アカリの母は笑いながらダンジョンの中をズンズン進んでいたのだ。
……アカリがまだ幼い頃、茜はダンジョン内で行方不明になった。
いまだに発見されてない。
『茜らしい、というか。本望だったと思うんだ』
というのは、残された洋介の言葉だ。
諦めの滲むその言葉からは、亡き妻への愛情が感じられる。
洋介は茜に関する取材は一切お断りして、こうして静かに暮らしているわけだ。
アカリがダンジョン探索部に入りたい、という話をしたときも、パパオーケーはすぐに出た。
多少は反対されることを覚悟していたので意外だったが、
『今は昔と違って、安全な区域も増えているからね』
『部活動としての危険さでいったら、真夏に非科学的で過酷なトレーニングを行う運動部と同じくらいだろ』
『──それに、茜さんと僕の子なんだから仕方ないよ。気をつけてね、アカネ』
と、とても理解のあるムーブを示してくれた。
要するに、『決められたルールの中で、安全にやってクレメンス』ということなのである。
妻をダンジョン内で失った父としては、最大限の譲歩だろう。それは、洋介が苦い失敗を経験しているからこそものなのだけれど。
そういうわけで、アカリが無断でそのへんのダンジョンに潜っていることはもちろん秘密なのである。
未知そのものだったダンジョンに飛び込んだ偉大なる母、茜。
一方、ダンジョン探索部を立ち上げるすることすらできないでいるアカリ。
たった一人でキラキラして消えていった母と、キラキラに憧れてモダモダしている自分。
とんでもない、えらい違いである。
(でも、今日からは違うもんね! 私には、仲間がいるんだ!)
ランクF、迷宮適応指数ゼロ。
だからって、関係ない。
今までの修行の成果は出ている。
パンチとかキックで、戦える。
多摩川
そして、出会いも。
「いってきます!」
バタートーストをごくんと飲み込み、ミルクコーヒー(甘い)をぐいっと飲み干してバッグを背負う。
「あれ、今日は早いんだね」
「うん! あのね、友達と待ち合わせしてるの」
「へぇ、友達」
洋介パパはにっこりと微笑む。
娘の口から「ダンジョン」という単語以外が飛び出してきたのが久しぶりで、嬉しかったのだ。
「いってらっしゃい、アカリ。気をつけてね」
「はーい!」
なので、洋介は知らない。
(ふふふ……始まっちゃうぜ、私の冒険っ!)
木月野桔梗というダンジョン不法侵入仲間を得て浮かれていることを。
ダンジョン探索部立ち上げに向けて、ちゃくちゃくと話が進んでいてワクワクなことを。
そして──
『謎の女子高生二人組が着ていたとされる制服は、こちらです』
テレビの中のリポーターが紹介している制服が、どこからどう見ても樹学院であることを。
◆◆◆
「これ、やっぱウチのガッコの制服だよね!?」
樹学院も大騒ぎだった。
なにせ、SNSで自分たちの学校の制服がバンバン拡散されているのだ。
ちょっとインドアな人々がやっているチュイッターでは、すでに樹学院の制服を着た美少女(二次元)がファイアドラゴンをボコボコにしているイラストが掲載されていた。
多摩川
それを、謎の女子高生が突破した。しかも、高確率で樹学院の生徒。
盛り上がらないわけがないのである。
自分たちでダンジョンに潜ろうなんて、ミリほども思っていない生徒たちでも身近から有名人候補が出たというだけでテンションはマックス。
それが、高校生という生物なのである。
「っつーか、うちダンジョン探索部ねぇのに誰だよ?」
「クラブチームで探索者やってるやつがいるってこと?」
「無断でダンジョン潜ってるとかやばいよね……でもちょっとカッコいいかも」
アカリが登校し、校門前で木月野桔梗を待っている間に三〇秒に一回のペースでそんな声が聞こえてきた。
アカリは思った。
(き、き、気持ちいいい……っ!)
ドラゴンをワンパンした謎の女子高生、それがアカリ。
名乗り出ることができないのが、とてももどかしい。
だって、不法侵入は不法侵入なのだ。バレたら怒られてしまう。
ダンジョン探索部を無事に立ち上げて、正式に真正面からダンジョンに潜って、高校生が探索できる安全な階層をぐるぐる巡回するフリをしつつ新発見とかしちゃったりして。
年に数回行われる全国大会に出場して、そのときだけ開放される最先端階層だ大活躍のうえで階層突破しちゃったりして。
『ランクFの現役女子高生美少女
ダンジョン探索部さえ立ち上げれば、そんな未来だって夢じゃないのだ。
……お母さんが大好きだったダンジョンを、私も思いっきり楽しみたい。
せっかくの第三世代の迷宮異能は持ってないけど、それでもいい。
そして、あわよくばお母さんより目立ちたい!
アカリは、明るい未来にウキウキワクワクした。チヤホヤされたいのである。
そのとき。
とってもキュートな黒髪ボブに白髪メッシュの少女が、アカリの制服のソデをちょいちょいと引っ張ってきた。
「アカリちゃん、あ、あえ、アカリさん……おはようございます」
「桔梗センパイ!」
もふもふ小動物系十七歳、木月野桔梗だ。
きゅるんとした瞳と、守ってあげたいオーラ。たまらん。
(わぁ……朝に会っても、やっぱり可愛い!)
アカリは感動した。
こんな可愛いセンパイが、私と一緒にダンジョン探索してくれるなんて。
「朝の作戦会議、はじめましょうっ!」
アカリはもう、やる気マックスの幸せガールであった。
学校が廃校になる、とか、ちょっと忘れかけていた。
◆◆◆
『夢見ヶ崎レイさんに、魔力素結晶を返してもらうには』
ダンジョン探索部(仮)の記念すべき第一回朝会議の議題だった。
正式な部活ではないので、部室はない。
いつもの進路指導室を会議室として使わせてもらった。
進路指導室は学校の中にいくつかあって、ここは知名度の低い大学や専門学校のパンフレットばかり置いてある第二進路指導室、通称・物置なので、ほとんど生徒が寄り付かないのだ。
過去問題集や有名大学のパンフレットを集めてある第一進路指導室や、快適な自習室を兼ねている第三進路指導室とはえらい違いである。
さて、議題。
結局、あの巨大な魔力素結晶はレイに持ち去られてしまったのだ。
「夢見ヶ崎さんは、アカリさんと同じクラスなんですよね」
「そう。でも、不登校気味だったり、授業中ずっと寝てたりして……今日も来るかなぁ、学校?」
ヤンキー女が、ダンジョン内であんなに強いなんて意外だった。
ニュースサイトによると、あのパーカーの少女は『ドリフター』が独自に雇ったAランク迷宮異能力者らしい。
ただ、なんと提示された探索者免許は偽造。
いわゆる、不法侵入者だったらしい。そこはアカリたちと同じだ。
「夢見ヶ崎さんも、ダンジョンに不法侵入してまで魔力素結晶を拾う必要があった……ということですよね」
ふむむ、と桔梗が考え込む。
指を唇に当てて真剣な表情をしている小動物。可愛い以外の感情は死滅した。
「……アカリさん?」
「はっ! ごめんなさい、なんでもないっす」
いかんいかん、とアカリは首を振る。にやけていたのである。
「でも、何でですかね……?」
ランクAの迷宮異能者。
それなのに、クラブチームにもプロ団体にも入らずに不法侵入。
夢見ヶ崎アカリの行動は、アカリにとってとても不可解だった。
せっかく迷宮適応指数が高いなら、堂々と探索者としてダンジョンに潜ればいいのに。そうすれば、すごく目立つし。すごくチヤホヤされるし。
「……目立ちたくないんじゃないですか?」
「え?」
「ダンジョンに潜っていることを、知られたくない」
「な、なんで!?」
「え? その……例えば、知られたくない人がいるとか?」
「人?」
「わからないですけど……事情はあるのかと」」
「な、なるほど……?」
アカリが喉から手が出るほどほしい、高ランクの迷宮異能。
それがあるのに、目立ちたくないのかぁ。
でもたしかに、人には事情があるものだ。
「あ、そういえば」
「はい?」
「桔梗センパイの迷宮異能って、何ですか?」
「え?」
「えっ」
「ランクEなんですよね?」
アカリはキラキラした目で桔梗を見つめる。
昨日の思いがけない冒険では、桔梗の異能を見ることはできなかった。
これから、相棒になる相手の能力は知っておきたい。
ランクEということで、たいしたものではないだろうけれど、ランクF《ない》よりはマシだろう、
「え、っと、うーん……」
もじもじ、と桔梗は手遊びを始めた。
可愛い、とても可愛い。
しかし、そんなに恥ずかしがるような異能なのだろうか?
桔梗は小さな声でつぶやいた。
「……ひ、ひみつです。あ、いや、でも能力開示はパーティの……基本……」
顔が真っ赤である。
「あ、あ、今度でいいですよ!? 今度で!?」
アカリは焦った。
これでは、自分が桔梗センパイをいじめているみたいじゃないか。
「あ、ありがとう」
小さく肩を丸めている桔梗であった。
「と、とにかく! 魔力素結晶を返してもらう方法です!」
「そうですね!」
桔梗は、ぴしっと指を立てた。
「夢見ヶ崎さんなのですが、」
そして、
「……お金が欲しいんじゃないでしょうか!」
ものすごく「そりゃそうだ」ということを言った。
「それは……たしかにそうかも」
「私たちがお金が欲しくてダンジョンに潜ったのと同じです! お金が欲しいんですよ、夢見ヶ崎さんは」
桔梗の言うことはもっともだ。
女子高生が魔力素結晶を手に入れたい理由なんて、売っぱらって金にする以外にはないのである。
どうしてお金が欲しいのか、といえば。
廃校になりそうな学校を救いたいとか。
高級ブランドの財布が欲しいとか。
ちょっと贅沢したいとか?
(いや、それは夢見ヶ崎さんの見た目に引っ張られている気がする)
なんといっても、金髪ポニテのヤンキーである。
即物的な買い物のイメージが強すぎた。
「ということは」
「ということは?」
桔梗「むふん!」と自信満々に言った。
「彼女を、ダンジョン探索部に誘えばいいんですっ!」
◆◆◆
「ダンジョン探索部ぅ?」
昼過ぎに学校にやってきた夢見ヶ崎レイは、焼きそばパン(自分で買ってきたようだ)をもぐもぐしながら、アカリをジト目で見つめた。
「そ、そう」
ドキドキしながら、アカリは遅刻してきたクラスメイトに声をかけた。
いつもの優等生の仮面をつけて、にこやかに話しかけた。
クラスの問題児にも優しい優等生というていで、すすすと距離をつめて。
「ダンジョン探索部、入らない?」
と、声をかけたわけだ。
朝からひっきりなしに話題になっている、多摩川
いや、気付かれてはいけないのが大変もどかしいところだけれど。
「あ、あの……昨日のこと、」
「とりゃっしょーーーーーいっ!!!」
ヤンキーはアカリを、米俵のように担ぎ上げた。
長身のレイにとって、ちっちゃいアカリを肩に担ぐなどお茶の子さいさいである。
教室からブーンと連れ出されたアカリを女子トイレの狭い個室に連れ込んで、壁ドンのうえでレイは低く凄んだ。
「てめぇ、言いふらしたら殺す」
「ひっえ」
怖すぎる。
アカリは恐怖した。
ヤンキー女に凄まれるなんて人生初の経験だ。もうだめだ。
こっちだって、もちろんダンジョン不法侵入について言いふらされたら困る。
とはいえ、何かの拍子にバレてしまったときには「てへへ☆」とちょっとしたドヤ顔をしてもいいかなーという構えだった。
レイは違うのだ。
まずもって、気迫が違う。
アカリが今、「実は友達に話しちゃいまして」と言おうものならば、即座に鉄球を括り付けられて東京湾にドボンといった、その手の気迫を放っている。
「は、はわ」
「言ってねぇよな?」
「ひぅっ」
「 言 っ て ね ぇ よ な ぁ あ ぁ ? 」
「い、言ってません?っ!」
アカリは桔梗を恨んだ。
『こういうのは、クラスメイトが適任ですっ』という言葉に騙された。もちろん、学年が違う桔梗がいきなりレイに接触するのはハードルが高かっただろうが。
「……ならいい」
アカリは壁ドンから解放された。
ほっと息をつく。
ちょっと胸がドキドキきゅんきゅんしているアカリであった。
「いい? ウチがあの場所にいたのは絶対秘密」
「はい! でも、もったいないなぁ」
「あ?」
「レイちゃんが戦ってるとこ、見たんだけど……あの紫色に光る紋章って、ランクAの迷宮異能でしょ?」
第三世代の体に生まれつきある痣……通称紋章は、迷宮異能を発揮するときに発光する。ランクによって発する色が変わるのだ。実際に見たのは初めてだったけれど、あれは間違いなくランクAの紋章が放つ紫光だった。
「……そうだけど、あんなんウチにとってはいらねぇ力だよ。たまたま、金が入り用だったから仕事を受けただけで、普段はダンジョンなんざ入らねぇし……」
「えええ! だって、ダンジョン
「そりゃトップ探索者だけだろ」
レイは遠慮なく舌打ちした。
舌打ちはちょっとは遠慮した音量でお願いしたいなとアカリは思う。
「つーか、魔力素結晶をパクるつもりじゃなかったんだ。あれはノリで持って帰っただけでバイト代さえ入れば……」
「あ、あの」
「ん?」
アカリはおずおずと切り出す。
ダンジョンに潜っていた理由が、お金だとしたら。
いま、夢見ヶ崎レイは絶対に困っているはずなのだ。
「……魔力素結晶、売れてないんじゃない?」
そう。
魔力素結晶を換金するには、迷宮省の関連組織への売却が必要だ。
正式な
だが、報道によるとレイはアカリと同じく無許可でダンジョンに侵入をした。
魔力素結晶を売れないのだ、レイは。
もちろん、ちょっとヤバい組織の資金源やブキの燃料として魔力素結晶は取引されている。ゴリゴリのヤンキーだし、そっちの方面に売却ルートを持っているかもしれないとアカリは思ったのだが……桔梗は首を横に振ったのだ。
『夢見ヶ崎さんは、多分そんなんじゃないと思う』……と言って、譲らなかった。
「……」
「あぅ」
レイはたっぷり十秒間(十秒って意外と長い)、じっとアカリを見つめて。
「……だったら、何?」
とつぶやいた。
アカリは、ごくりと喉を鳴らす。
「……あの、換金できるよって言ったら?」
レイの目が大きく開かれた。
「今日、林間駅の東口で待ってる」
「……嘘ついてたら殴る」
「う、嘘ついてないよ!?」
アカリ、嘘つかない!
女子トイレから、レイは去っていった。
(うぅ……怖かった……。呼び出してくれればどうにかするって桔梗センパイ言ってたけど、本当にあれどうにかなるのかなぁ?)
とほほ、と肩を落としながらアカリは女子トイレ出て教室に向かう。
廊下には、レイの姿はすでになかった。
「あ、授業始まっちゃう」
小走りで教室に向かっている途中に。
「あいた」
「……っ!」
肩がぶつかった。
いかん、廊下を走っていた。優等生としたことが。
「ごめんなさい」
にこ☆
爽やかなスマイル。
「……わざ」
「は?」
ぼそり、と太宰特攻ワードを繰り出してきたのは、ちっこいアカリよりも少しだけ背の高い、ちっこい男子だった。
「わざとらし」
上目遣いで睨みつけてくる男子に見覚えがあった。
地味で目立たない男子。たしか、同じクラスの──
「北加瀬くん?」
アカリの声を無視して、ふいっと北加瀬太郎は行ってしまった。
「な、なにさ。わざとらしいって……」
ちょっと、冷や汗をかいた。
みんなに褒められたくて優等生を演じているアカリにとって、それが見破られるのは勘弁してほしいところだ。
優等生キャラのために、ダンジョンでの修行のほかに勉強も運動もものすごく頑張って
トイレ……? いや、ここは女子トイレしかないし。
「むーん?」
謎の地味男子に首を捻ったアカリだけれど、とにかく今は夢見ヶ崎レイだ。
放課後、待ち合わせ場所に来てくれるだろうか。
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