第13回「蝶番」

 1 開き戸や箱のふたなどを自由に開閉するために取り付ける金具。2枚の金属板と1本の回転軸からなり、形がチョウに似るのでいう。丁番 (ちょうばん) 。

(小学館『デジタル大辞泉』)


 ドアを留めるだけの金具によくこんな美しい名前を付けようと思ったものだ。ほぼ毎日使うとはいえ、マイナーめの日用品に比喩的な名前を付ける例は珍しいのではないだろうか。


 英語hingeには「要点、要所」の意味もあるらしい。


「DEATH NOTE」の、蝶番にシャーペンの芯を差し込んでおくことで部屋に人が入ったかどうか確かめるトリックは巧かった。

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