第10回「クマ」

 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種があり、多くの亜種が知られる。

(小学館『デジタル大辞泉』より抜粋)


「隅」のことかもしれないが、基本語扱いだったので多分「熊」だろう。

「足の裏をかかとまで地面につけて歩く」が第三の特徴として書かれていて驚いたが、考えてみれば確かにそんな動物は少ない。


 人との出会いやすさと強さからして、クマは最も恐れられている動物ではないだろうか。銃を持っていても、頭を撃たないと止まってくれる気がしない。

 そういえば、サメ映画は掃いて捨てるほどあるのに、クマ映画はない。サメは、海という人間に不利なフィールドで遭遇することが前提だからだろうか。


 ホラー映画『アナイアレイション 全滅領域』には、人の声を真似するクマが出てくる。顔がドクロのようになっていて、数いるホラークリーチャーの中でも屈指の怖さだが、身体能力は普通のクマと大差なかったためマシンガンで倒されてしまう。


 一方で、可愛らしい動物とのイメージもあるようで、テディベアは愛玩具の中でも特に人気がある。マスコットキャラのモチーフとしても多く取り入れられている。耳が丸いこと、手足が短いこと、毛皮が厚いことなどが可愛がられる理由だろう。


 動物界とぬいぐるみ界の両方で王者といえる生き物、それがクマである。


 三日坊主の私でもなんとか10回までは続けることができてうれしい。

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