第69話 視聴者の入れ知恵


 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


 ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!


 ゴガガガガガガガガガガガガアアアアン!



 ダンジョン全体を揺らすような凄まじい衝撃が立て続けに響いていた。

 

 直径5メートルに及ぶ火山弾のような大砲撃がいとも容易くダンジョン壁を貫き、カリン目がけて遠方から放たれ続けているのだ。


 威力はもとより、恐るべきはその連射性。

 規格外の威力にもかかわらず、2、3秒おきに放たれる火山弾はダンジョン壁をあっという間に穴だらけにしていた。


 だがそんな埒外の砲撃が正確にこちらを狙うなかにあって――、


「ほいっとですわ!」


 カリンは微塵も怯むことなく砲撃に向かって直進していた。


 砲撃が放たれた瞬間、それを事前に感知していたようにひょいっと脇道に身を躍らせて回避。

 次の砲撃が来るまでの一瞬で火山弾が通り過ぎていった真っ直ぐな道を突き進む。


 さすがにちょっと浮遊カメラが砲撃を回避しきれない恐れがあったので肩にくっつけつつそんなことを繰り返しているわけなのだが、その心臓に悪い進撃に悲鳴をあげるのはコメント欄だ。



〝 お嬢様なにやってますのおおおおおおお!?〟

〝いくら次の砲撃まで若干の間があるとはいえこっちを狙う銃口目がけて真っ直ぐ突き進むの怖すぎですわ!?〟

〝銃口どころか500㎝砲による艦砲射撃なんだよなぁ〟

〝さっきの虫さんとは威力も連射性も桁が違いましてよ!?〟

〝浮遊カメラを肩にくっつけてるせいでさっきから砲撃ギリ回避の主観映像が続いてて心臓に悪すぎますわー!?〟

〝見てるこっちが冷や汗ダラダラでおハーブ枯れる〟

〝現実で将棋の顔面受けみたいなことしちゃダメですのおおおおおおお!〟

〝お嬢様が回避得意ってわかってても怖すぎておハーブ漏らしますわああああ!〟

〝てかさっきから音やべえ!〟

〝あのクッソ堅いダンジョン壁をぶち壊しまくってる砲撃だもんな……〟

〝こんなん常人なら直撃どころか音だけでダメージ受けるやろ!?〟

〝お嬢様マジでこれ一発食らったら即死ですわよ!?〟

〝お優雅トリングとかでこっちも遠距離から砲撃し返すほうがいいのではなくて !?〟



「いえ! それはまだですの!」 


 この期に及んで腕に装着したスマホからコメントをちらちらチェックしていたカリンが視聴者の懸念に答えを返す。


「こんな攻撃をしてくるモンスター様の正体は当然皆様も知りたいでしょうし、そんななかで敵の姿も見ずに討伐してしまうのはお優雅ではない……というより配信的にあまり面白い絵になりませんわよね?」



〝は?〟

〝いやいやいやいや!〟

〝そういやお優雅トリング使わないなと思ったらそんな理由で突撃してたのか!?〟

〝そこはブラックタイガーの情報資産価値暴落させるためじゃねえのかよ!?〟

〝このお嬢様ほんと攻略開始時からずっとなに言ってんですの!?〟

〝よりにもよってこの状況でまだ動画映え気にしてんのかよwwwwwwww〟

〝言ってる意味はわかるのになに言ってんのかまったく理解できなくて草〟

〝お嬢様語かな?〟

〝I can not speak お嬢様語〟

〝カリンお嬢様は配信者の鑑ですわね!(白目)〟

〝配信映えとか深層で心がけることじゃねぇんだよなぁ!?〟

〝ま、まあお嬢様ならしっかり回避しきって元凶まで辿り着きますでしょ(心臓バクバク)〟

〝ワンミス即死の状況であまりにも余裕綽々すぎる……〟

〝も、もしかしてアレじゃありません……? 今回の配信で登録者数があまり増えないと疑惑解消に説得力が薄くなるから面白みのある配信を目指してるとかそういう……〟

〝配信映えなんか気にしなくても十分すぎるくらい人集まってってから! 現時点で同接400万超えでまだまだ増加中とか異次元だから!〟



「というわけでわたくし、このままこのブレスの発信源まで突き進みますわよ!」



〝うわあああああ!? 慣れてきたのかさらに速度があがったあああああ!?〟

〝当たったら蒸発確定の大砲に向かって全力疾走はいくら回避可能とはいえクソ度胸すぎますわあああああ!〟

〝マジで光姫様あたりが正気に戻って止めてくれええええ!〟

〝光姫様ならまだ机に突っ伏して悶絶してましてよ!〟

〝あっちはあっちで放送事故状態じゃねえか!〟



 コメント欄が悲鳴で埋まる中、カリンはこれまで以上の速度で大砲の射線上を疾走。果たしてその視界が急に開ける。


 ただでさえ巨大な通路が広がる深層。

 そのなかにあって天井が見えないほどだたっぴろい大広間。

 

 下層までのボス部屋よりも遥かに巨大な空間の中央にソレはいた。


「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」



〝うわなんだアレ!?〟

〝でっっっっっっっっっっっっ!?〟

〝でっけードラゴンの生首ですわー!?〟


 

 フシューッ! 

 口から火山弾の残滓を吐き出しているのは、地面から生えた巨大な竜の頭だった。


 遥か遠くまで見通すような瞳で、広間に突撃してきたカリンをギロリと睥睨。

 ブラックタイガーから「ドラゴンカノン」と呼ばれている砲撃特化モンスターが再び口内に莫大な魔力を集中させる。


「なるほど。ダンジョンから直接魔力を吸い上げて攻撃力に変換してますのね。その超長距離貫通砲撃能力と引き換えに生えたその場から動けないようですが」


 ドッッッッゴオオオオオオオオオオオオオン!


 魔力を仔細に感知してそのモンスターの特徴を看破したカリンに再度砲撃が見舞われるが、カリンは当然のようにそれを回避。


 ここまで接近した以上、あとはその場から動けないドラゴンカノンを叩き潰すだけだ。が――大広間にいたモンスターはドラゴンカノンだけではなかった。


「「「「ギャオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」」」


 カリンの頭上に鳴り響く羽音と耳障りな鳴き声。


 見上げてみれば、天井の見えない大広間を悠々と飛び回るのは巨大な翼。

 何十体もの飛竜ワイバーンである。


 飛竜たちはカリンの姿を認めるやいなや、ドラゴンカノンを守るように一斉にブレスをまき散らす。


 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオン!


 そのブレスの持つ性質はドラゴンカノンの貫通砲撃とは真逆。

 地面に着弾するや広範囲にわたる爆発を引き起こし、広間を埋め尽くすような爆炎の海がカリンをドラゴンカノンに近づけさせなかった。


 そしてその間に、キイイイイイン! ドッゴオオオオオオオオオオン!


 爆発に守られたドラゴンカノンが魔力を溜め、再度カリンに砲撃をぶっ放す。


「おっと」


 カリンは爆発及び砲撃を難なく避けて一度大広間から待避するのだが、戦慄するのはコメント欄だ。



〝なんだこれようやく辿り着いたと思ったら護衛までいんのかよ!?〟

〝バカデカ砲台に加えて直掩機までいるとかマジモンの艦隊じゃねえかこんなの!?〟

〝てかなに普通に空飛んでんだあのドラゴンもどき!? 近接職じゃ対抗手段ねえじゃん!〟

〝しかもあの数!

〝無理ゲー!〟

〝これやっぱり距離詰めるんじゃなくて遠距離から追尾系の魔法で生首ドラゴンを狙撃し返すのが正攻法なんじゃねえですの!?〟

〝お嬢様の回避能力が人外なのは知ってますけどこの爆発地獄はちょっと回避しきれないのではなくて!?〟

〝敵の正体はわかりましたしいまこそお優雅トリングですわよ!〟



「確かにここまできたら遠距離武器の出番ですわね!」

 

 爆発を回避してドラゴンの生首を倒しにいくことは容易ですけど、それだと爆炎でなにが起きてるかわかりにくいですし!


 と、この期に及んで配信映えを気にしていたカリンはアイテムボックスからお優雅トリングを取り出そうとするのだが――そこではたと気づく。


(あれ? でもどうせ武器を使うならガトリングにこだわる必要はないですし、むしろこの状況ならアレを試すのにちょうどいいのではなくて……?)


 そうだ。せっかくなら色々な武器を使ったほうが視聴者にも楽しんでもらえるだろうし、ダンジョン壁をぶち抜くような相手ならアレの試運転にぴったりですの!


 とカリンは取り出す武器を急遽変更。

 果たしてアイテムボックスから取り出したのは遠距離武器などではなく――ゴリゴリの近接武器だった。


 ズシン!


 今日のために新しく作った3つの魔法兵装がひとつ。

 カリンの身長の数倍はある巨大な塊。

 無骨という言葉がぴったりなソレは、弩級サイズのハンマーだった。



〝は?〟

〝え?〟

〝なんだあのクソデカハンマー!?〟

〝え、お優雅トリングじゃないの!?〟

〝新武器!?〟

〝なんで遠距離攻撃しようって流れでそんな鈍重近接武器が出てくるんですの!?〟

〝絵面が完全にポケ〇ンのデカヌチャンなんですけど!?〟

〝お嬢様今度はなにやらかすつもり!?〟


 

「ええと、それじゃあ立ち位置は……あのあたりがよさそうですわね」


 肩にハンマーを担いだカリンは再び大広間に突撃。

 外周部をたったか走り、ある地点で停止する。


「「「ギャオオオオオオオオオオオオオ!」」」

「グルオオオオオオオオオオオ!」


 そんなカリンにドラゴンカノンが砲撃の狙いを定め、飛竜たちも一斉に爆炎ブレスを口に溜めるのだが、


「よし! それじゃあ試しですわ!」


 まるでバットのように巨大ハンマーを構え、カリンはその場から動かない。



〝え、ちょっとお嬢様!?〟

〝なにやってんですの!? マジでなにやってんですの!?〟

〝いやおいこれまさか――〟


 

 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


 ドラゴンカノンの砲撃が超速度でカリンに迫る。

 瞬間、シュバッ!


 完全に砲撃のタイミングを読んでいたとばかりに横っ飛びしたカリンは砲撃を完全回避。そして構えていたハンマーを全力で握り、


「どうりゃああああああああああああああああああああああ!!」


 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

 

 フルスイング。

 膨大な魔力を流し込んだ巨大ハンマーで超速度の砲弾を完璧に捉えた。 


 ダンジョン壁をも易々と貫通する砲撃に、しかし巨大ハンマーは砕けない。

 激突する2つの巨大質量は拮抗するように押し合っていたが……それも一瞬。

 

 カリンがさらに凄まじい魔力を迸らせたかと思えば、


「うおらあああああああああああああああああ!」


 バッカアアアアアアアアアアアアアン!


 


「―――――――――――――――――ッ!?」

 

 ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアン!

 ドゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオン!


 大砲撃を真っ直ぐ打ち返されたドラゴンカノンは悲鳴をあげる間もなく頭を吹き飛ばされて絶命。


 ドガガガガガガガガガガガガガガガガァン――……。

 

 一拍遅れて放たれていた飛竜たちの爆撃ブレスをもついでのように吹き飛ばして進む火山弾はそのまま広間の壁を破壊し、進路上のダンジョン壁を何枚も貫通。遙か彼方までぶっ飛んでいった。



〝……………〟

〝…………………〟

〝え、え〟

〝いったいいまなにがおきましたの〟

〝これはゆめですわ〟

〝おそらきれい〟

〝けしごむおいしい〟



「ふぅ!」


 コメント欄が完全にその手のおハーブをキメたような状態に陥るなか、カリンは一仕事終えましたわとばかりに息を吐く。


「いやぁ、思った以上に上手くいってくれてよかったですわ! あの砲撃を打ち返せるなら強度は十分ですわね!」



〝あ、あのカリンお嬢様……?〟

〝その武器はいったい……?〟



「あ、そういえば説明がまだでしたわね。これは視聴者の皆様のおかげで思いついた武器ですのよ!」


 恐る恐るといった風に書き込まれたその質問にカリンが嬉しそうに答える。


「以前の動画に「お嬢様ならダンジョン壁も〈神匠〉で加工できるのでは?」という書き込みがいくつかありまして。これがもうわたくし完全に盲点で、モンゴリアンデスワームちゃんで切り出した下層のダンジョン壁を試しにたくさん『ぎゅっ』として作ってみたんですの」


 カリンはニコニコと語る。


「そうして出来上がったのが、込めた魔力量に応じて頑丈さが増していくこの超超重量武器ですの! 思った以上に頑丈で気持ち良くフルスイングできるお優雅なハンマーに仕上がってわたくし大満足ですわ! 知恵を授けてくださった方々には感謝ですわね!」



〝えええええええええええええええええ!?〟

〝おい誰だよお嬢様にさらなる非常識な発見を促したのは!〟

〝ちが……っわたくしそんなつもりじゃ……ほんの冗談で……〟

〝↑いたぞ逃がすな!〟

〝え、ちょっと待ってつまりそのハンマーの魔法効果はシンプルに堅くなるだけ……?〟

〝さっきの砲撃打ち返したのはカリンお嬢様の素の腕力、ってこと……?〟

〝こわ~〟

〝てゆーかぶっつけ本番であの砲撃を打ち返そうとするとかなに考えてんですの!?〟

〝いやもうマジでなにもかもがどうなってんだこのお嬢様wwwwwwww〟

〝ダンジョン壁とか重いし切り出せないし魔力をがっつり通してないと強度を保てないしで普通は素材として使われないんですけど!?〟

〝お嬢様は普通じゃないからOKだな! ヨシ!〟

〝あの、ところでこのハンマーにはなにか名前が……?(恐る恐る)〟

〝おいやめろ!〟

〝知らないほうが幸せなことってあるよね〟

〝カリンお嬢様の口から武器の名前が語られない限りそこには超カッコイイ武器名がつけられてる可能性が残り続けるから……(震え声)〟

@光姫:なに言ってるんですかみなさん! ちゅぱかぶらもモンゴリアンデスワームも可愛いじゃないですか!!!

〝光姫様ステイ〟

〝復活の第一声がそれはおハーブ〟



「さて。それではあとは仕上げですわね!」


 ハンマーをしまったカリンは上空を睥睨。


「「「「グルァ……!?」」」」


 ドラゴンカノンの砲撃が打ち返されたことに視聴者たちと同じかそれ以上に唖然としていた隙だらけの飛竜たち目がけ、一気に跳躍した。


「そりゃあああああああああああ! ですわああああああああああ!」


 カリンは壁を何度か蹴って一瞬で上空に到達。

 壁の近くで滞空していた飛竜に取りついたかと思えば――ボッ!

 飛竜を足場にしてさらに跳躍。

 足場にされた飛竜は反動で吹き飛び壁に叩きつけられて絶命。

 凄まじい速度で宙を駆けたカリンはさらに別の飛竜に取りつき同じ事を繰り返す。


 ボボボボボボボボボボボボボボボボッッ!!!!


「「「「グルアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」」」」


 飛行能力とブレスに特化しており耐久はそこそこだったのだろう。

 一匹残らず壁に叩きつけられた飛竜たちはあえなく全滅し、宙に無数の軌跡を描いていたカリンはすたっと当然のように高高度から無傷で着地する。


「さて、それでは生首ドラゴン様の砲撃を打ち返せたおかげで、深層第1層のボス部屋の気配がする方角まで真っ直ぐ進める道もできましたし、先を急ぎましょうですの!」



〝え〟

〝え〟

〝は?〟



「モンゴリアンデスワームちゃんで壁を切り開き続けるのは動画的にもちょっとどうかと思ってたのですが……あの砲撃を打ち返すとド派手かつ一気に道が切り開けてお得ですわね! これは良いモンスター様を発見できましたわ! 皆様もこのダンジョンに挑戦するときは是非ショートカットにご利用くださいまし!」



〝いやあの〟

〝無茶振りはやめてもろて……〟

〝は? なんか打ち返すときに立ち位置気にしてたのってまさかそういうことだったんですの!?〟

〝砲撃打ち返すだけじゃなくてショートカットまで考えてたとかこのお嬢様本気でなんなんですの!?〟

〝てゆーかわたくしが砲撃打ち返しの衝撃で固まってる間にお嬢様の肉弾道ミサイルで飛竜どもが全滅してるんですけどー!?〟

〝ツッコミが追いつかない速度で次から次へやらかすのやめてもらっていいですか……(震え声)〟

〝ここにきてお優雅トリングすら必要ないとか……〟

〝大丈夫? これ打ち返した砲撃でボスが既に死んでる可能性とかない?〟

〝なんだろう……この無茶苦茶なお嬢様見てるとモンスターと同じように無茶苦茶にしてもらいたくなる……〟

〝あまりの無茶苦茶っぷりにカリンお嬢様がダンジョン壁だけじゃなくて視聴者の性癖まで破壊してますわー!?〟

〝破壊するのは性癖だけにしてもろて……〟



「さて、ここのボスモンスター様はどんな方か楽しみですわねー」


 視聴者たちが重ねて唖然とするなか、カリンはダンジョン壁を貫通してできたボス部屋への直通ルートを呑気に進んでいった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――

ちなみに察している方もいるかもしれませんが、ダンジョン壁の素材利用はリアルコメント欄からの着想になります。いよいよ作中のコメントとリアルコメントの境目が曖昧になってまいりましたわ……!


※そしていよいよ書籍版が来週18日発売ということで、次回更新の15日から19日まで5日連続で投稿していきますの。引き続き応援していただけると嬉しいですわ!

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