第37話 怪獣決戦と様式美


〝おいおい次はなんだよ!?〝

〝第二波ってこんな早く来るもんだっけ!?〝

〝深層持ちダンジョンの崩壊第二波ってそれ昔都市を滅ぼしたやつじゃねーの!?〝



 メリメリメリメリッ!!


 まるで海面が盛り上がるように建築禁止エリアの中央が大きく隆起した。


 溢れ出すのは膨大な魔力。


 だがそれはダンジョンから吹き出しているものではなく――ただ1匹のモンスターが纏う殺意の奔流だった。


「こりゃいけませんわ」


 ジャコンッ!


 先手必勝とばかりにカリンが即応する。


〈神匠〉で作り上げた重量級魔法兵器――2丁のガトリング砲を両腕で構え、再び膨大な魔力を流し込んだ。


「ファイヤーですわあああああああああああ!」


 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!


 先ほどモンスターたちを一方的に蹂躙した過剰威力の弾幕。

 それをたった1体に向けて撃ちまくる。


 だが――ドゴオオオオオオオオオオオオオッ!


 隆起していた地面ごと、カリンの放った弾幕が吹き飛ばされた。 


 そうしてダンジョン壁や地面をぶち破って現れたのは――巨大な怪物。

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」


 それは黒い鱗を持っていた。

 それは血色の瞳をしていた。

 持ち上げた首は数階建てのビルに届き、迸る咆哮が大気を揺らす。


 全身が暴風の鎧に覆われ、いまなお乱射されるカリンの弾幕を一切寄せ付けない。


 暴風龍――ストームドラゴン。


 ダンジョンの奥深くに君臨する正真正銘の怪物が地上に顕現していた。



〝は……?〝

〝ドラゴン……?〝

〝おいふざけんなよ!?〝

〝さっきまで勝った雰囲気だったじゃん!?〝

〝なんだよあの風!?〝

〝カリンお嬢様の弾幕が全部弾かれてるんだが!?〝

〝魔法能力!?〝

〝魔法能力持ちのドラゴンって……〝

〝おいおいおいおいおいおいおい!?〝

〝冗談だろ……〝

〝深層のボスモンスター!?〝



 愕然と絶望の声を漏らすのはコメント欄だけではない。


「……っ!? が、あ……!?」


 画面越しに災害現場を眺める者より、現場でその空気に触れる実力者たちのほうが絶望はより深かった。


 まき散らされる埒外の魔力。

 意思をもった災害のような異能。

 生命としての圧倒的な格の違い。


 避難誘導にあたっていた探索者たちはもちろん、この場でカリンに次ぐ実力を持つだろう影狼もまた完全に血の気の引いた声でなりふり構わず叫ぶ。


「お、いクソガキ! あれは無理だ! 犠牲者0なんざバカなこと言ってねえで撤退戦に切り替えろ!」


 影狼は深層の脅威を誰よりも理解していた。

 かつて自信満々で深層へ進出し、わずか10分で敗走したときの記憶が蘇る。


 アレは運が悪かった。ブラックタイガー所属のベテランも苦戦するような最強格の通常モンスターといきなりぶつかり徹底的に打ちのめされた。


 だが運が悪かったというのはソレと最初に遭遇したということだけで、完敗したのは純粋に実力が足りなかったからだ。若手最強と言われる影狼ですら、『異世界』と称される深層の通常モンスターに手も足も出なかったのだ。


 そして深層のボスとは、影狼が完敗した最強格の通常モンスターとさえ比べものにならない化物のなかの化物。魔法生物とまで称される深層モンスターたちが束になっても敵わない生きた厄災なのだ。

 

 たった1人で倒せるわけがない。ましてやこの渋谷のど真ん中で犠牲者0など子供の妄想もいいところだ。


 実際カリンが放つ強力無比な弾幕でさえ暴風の鎧に弾かれ鱗にすら届いていない。


 影狼をはじめ、2人の守衛も手の届く範囲の人だけを救って援軍を待つよう呼びかける。


 しかしそんな「常識」が叫ばれるなか、


「なるほど風の鎧。このまま普通にやっても倒せなくはないですが……遠距離武器は弾かれて周囲に危険が及びますわね。加えてあの巨体と広範囲能力相手にもたつくのは悪手。被害0でおさめるには即殺以外にありませんの。となると――最適武装はアレですわね」


 カリンはまったく怯んでなどいなかった。

 それどころか当然のように次の方針をさだめ、2丁のガトリング砲を速攻放棄。


 再び自らの口に手を突っ込んでいた。


「は……?」と影狼たちが目を丸くするなか、


「これ取り出すのが大変なんですわよねぇ。うおえっ――オロロロロロロロロッ」


 引きずり出されるのは先ほどの重量級魔法兵器よりなお巨大な鉄の塊。

 あまりにもゴツく巨大な超重量級魔法兵装。


 2丁のガトリングに代わってカリンが両腕に装備したそれは、巨大なパイルバンカーだった。



〝ちょっ〝

〝次はなんだよ!?〝

〝カリン様のお口はもうどうなってますの!?〝

〝またぬっとぬとで草〝

〝カリンお嬢様いま顔がすごいことになってましたわよ!?〝

〝でかすぎんだろ……〝

〝いやおいここで換装ってまさかやる気満々か!?〝


 

 莫大な魔力によって撃ち出される鉄棍を備え付けた巨大な拳。

 まるで巨大ロボの両腕をそのままもいで武器にしたようなふざけた大きさ。


 だがカリンはそれを軽々と持ち上げ、


「では――速攻でいきますわよおおおおおおおおおおお!」


 愕然とする影狼たちを背に超速度で駆け出した。


 ギュンッ! ギュンッ!! ドギュンッ!!!


 それは影狼や守衛たちが呼び止める間もない神速

 地面を蹴って陥没させるたびに速度を増す人外の疾走。


 だが音速ミサイルがごときその突進に反応してのける者がいた。


「グオオオオオオオオオオオオオオオッ!」


 あの大蛇をも雑魚扱いできるだろうモンスターの頂点種。

 深層に君臨する暴風の龍が、躍動するお嬢様の動きを完全に把握する。


 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオン!


 既にかなりの距離にまで近づいていたカリンへ予備動作などほとんどない竜巻のブレスが叩きつけられた。凝縮された嵐のような一撃。


 地面に向けて放たれたにもかかわらず300m離れた位置にあるビルのガラスがすべて割れ、外周で避難を進めていた者たちがただの余波で飛ばされるとてつもない威力だ。



〝っ!?〝

〝なんかいきなりブレス撃った!?〝

〝ブレスっつーかなんだよこれ!?〝

〝ぜんぶふっとんだ!?〝


 

 影狼のボディカメラ越しに離れた位置から俯瞰していた視聴者たちにもなにが起きたかわからない規模の一撃。


 当然、着弾地点に人間がいれば跡形も残らないだろう。


 普通なら。


「さすがは深層級。良い威力の風ですわ」


 風のブレスを見切り捌いたカリンは、その余波を利用して宙に躍り出ていた。


「グルアアアアアアアアアアアアアアッ!」


 しかしその程度のことで深層の主は驚きすらしない。

 ほぼ予備動作のない風のブレスを、中空で身動きのとれないカリンに向けて再び放つ。


「ほかの方が巻き込まれる心配のない空にブレスを放ってくださるのなら好都合」


 カリンは踊るように空中でドレスを翻し、


「真っ向勝負ですわ!」


 巨大パワードスーツのような威容をしたパイルバンカーで、深層ボスのブレスに殴りかかった。


 膨大な魔力が激突し、凄まじい衝撃に大気が揺れる。



〝っ!?〝

〝お嬢様いつの間にあんなとこに!?〝

〝さっきのブレスどうやって掻い潜ったの!?〝

〝てか深層ボス龍のブレスに殴りかかってるウウウウウウウウウウウウ!?〝

〝うおおおおおおおおおおおおおおおっ! もうわけわかんねえけどいっけええええええええええええええええええ〝

〝倒せえええええええええええええええ!〝

〝いけえええええええええええええええええええええ!〝



 瞬間、ドッパアアアアアアアアアン!


 まるでコメント欄の声援に応えるかのように、暴風の凝縮されたブレスが一気に貫かれた。 

 バラけたブレスが空に放たれ天候さえ変えようとするなか、


「どりゃあああああああああ!」

「グオオオオオオオオオオッ!?」


 ブレスを貫通したパイルバンカーがそのままの勢いで暴風の鎧をも突き破り、龍の顔面に叩きつけられる。そして当然、パイルバンカーの一撃はそれだけでは終わらない。


「どっっっっっっっっせい!」


 ドッッッッッッッッゴン!!


「カ―――ッ!?」


 カリンの膨大な魔力に反応するようにパイルバンカーから撃ち出される野太い鉄棍。


 風の鎧がまったく意味をなさない0距離からの衝撃に、暴風龍が地面に叩きつけられ声にならない悲鳴をあげる。


 甚大なダメージを負ったせいか風の鎧も勢いを大きく減らし、その防御性能が著しく低下していた。



〝うわあああああああああああああ!? ブレスごと殴り倒したあああああああああああああああああああ!?〝

〝いけええええええええええ! お嬢様いけええええええええええええ!〝

〝深層ボス相手に信じらんねえ!? 効いてんぞおおおおおおおおおおおおお!?〝



 そして、


「わたくしの拳は――もうひとつございましてよ!」


 カリンがもう片方のパイルバンカーを大きく振りかぶる。


 放たれるのは近接最強の一撃。


 拳がインパクトする同時にパイルバンカーを撃ち出す、この装備での最大火力。


 地面に伏して衝撃の逃げ場をなくした龍の胴体へ、二重の一撃が叩き込まれた。

 

 ドッッッッゴゴン!!!!


「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!?」


 悲鳴と衝撃が大地を揺らす。

 ただでさえボロボロだった大地に巨大なクレーターが出現し、またダンジョン崩壊が起きたのかと錯覚するほどの揺れが周囲を襲った。


 それを境に、先ほどまでの騒ぎが嘘のようにダンジョン周辺が静まりかえる。


 そして――、


「っし。討伐完了ですわ!」


 土煙が晴れていくなか。

 土手っ腹に大穴をあけた暴風龍の残骸を見上げるカリンの声が、辺り一体に静かに響いた。



〝うわああああああああああああああっ!?〝

〝マジでやりやがったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?〝

〝マジでかああああああああああああああああ!?〝

〝うおおおおおおおおおおおおおお! カリンお嬢様あああああああああああああ!〝

〝深層ボス撃破ああああああああああああああああああああああ!?〝

〝最強すぎんだろこのエセお嬢様はよおおおおおおおおおおおおおお!!〝

〝マジでか!? マジでこんな災害を犠牲者0でおさえたのかよ!? 深層ボスだぞ!?〝

〝なんかもうダンジョン配信者とかそういうレベルじゃねえよ! 最高だよこのお嬢様!〝

〝あかん。配信意識してないカリンお嬢様のガチ顔がかっこよすぎて本気で濡れてきた〝

〝カリンお姉様……〝



 同接100万。

 勢いの止まらない影狼のチャンネルにとんでもない量のコメントが押し寄せいよいよ本格的に画面全体がフリーズしはじめる。



 しかしそんなお祭り騒ぎのなかにあって――チャンネルの主である影狼本人はその異常なまでの数字などまるで眼中になかった。


 彼の瞳が唯一映すのは、本当に犠牲者0で押さえ込んでしまったバカの偉業だ。


「……ははっ。デタラメすぎんだろクソガキが」


 そう言って荒れ地に立つカリンを眺める様子はまるで、初めて観たアニメに目を輝かせる幼子のようである。


 ……かといって、別に影狼は反省したわけでも改心したわけでもない。

 その気質は粗暴で傲慢。人の迷惑などろくに考えない嫌われ者そのままだ。


 本物のトップ探索者に追いつける気がせず腐り、配信の数字に溺れ、そこでも数字の成長が鈍れば迷惑行為に躊躇なく手を出すという人間性はそう変わらない。


 だが恐らく、彼は今後もうくだらない配信などしないだろう。


「はぁ。めんどくせぇけど……0から鍛え直すか」


 なぜなら彼は確かにそのとき――視線の先で満足そうに額をぬぐう頭のおかしい怪物に、憧れてしまっていたのだから。

 



「よし。これでもう完全に収まりましたわね」


 とんでもない戦いの終結に周囲の者全員が唖然として動きを止め続けるなか。

 ダンジョンから吹き出す魔力の勢いを観察していたカリンは確信をもって頷いた。


 ダンジョン崩壊など初めて直面する事態なので確信があるわけではないが……噴出を続けていたダンジョンの魔力は格段に弱まってきている。


 ここまでくればもう新たにモンスターなど出てこないだろうし、あとはダンジョンが勝手に自己修復をはじめてくれるはずである。細かい後処理は色々とあるのかもしれないが、そのあたりはそれこそいまこの場に向かっている増援に任せたほうがいいだろう。


「っとそういえば。ダンジョンはもういいとして……とっさに配信を中断したので視聴者の皆様には心配をかけてしまっているに違いありませんわ」


 ふとそのことに気づいたカリンは浮遊カメラを取り出してさっと身だしなみを整える。

 さすがに色々と余裕がなかったため砂塵などで汚れてしまっているが、少し払えばどうにか体裁は整った。


「おごごごごごっ。ぶへーっ、やっぱり使い勝手悪いですわねこの収納スキル」


 と、カリンはまたちょっとアレな顔で巨大パイルバンカーを飲み込んだあとセツナ様から送られた(そしてリアルで再現した)髪飾りもばっちりセット。


〈体内収納〉などまるで存在しなかったかのように、何食わぬ顔で配信を再開した。


「えーと、あ、繋がってますわね! えー、ちょっとカメラの調子が急に悪くなって配信が切れてしまいましたが、視聴者の皆様ご安心くださいですわ! 怪我をした方はいらっしゃるみたいなので油断はできませんがひとまず犠牲者は0。わたくしのお優雅でお上品な戦いや駆けつけてくださった探索者の皆様のおかげで、渋谷でのダンジョン崩壊はどうにかおさまりましたの。なので皆様ご心配には及びませんことよ!」


 身だしなみを整えている最中に考えていたセリフ。

 カリンは視聴者を安心させるように胸を張ってカメラに話すのだが――なにやらコメントの様子がおかしかった。



〝草〝

〝草〝

〝大勢の前であんだけのことやっといて誤魔化す気満々なのおハーブ〝

〝ただでさえ大根なのに最初っからバレてるのに気づかずお優雅な戦いとか嘘ついてるのほんま草〝

〝てかさっき自分で「今日の配信は終わりですわ」って自主的に配信切ります発言したのもう忘れてて草〝

〝これは愛すべき嘘つきwww〝

〝おじょう せかいいちかっこいいうそつき〝

〝いやでも渋谷の人を全員見事に救った戦闘は間違いなくお優雅だっただろ!? ……まあお上品かどうかは、うん〝

〝なんかいつも通りのカリンお嬢様で安心したよ俺ww〝

〝さっきまでのガチ顔カリン様が一瞬でいつものアホの子に戻っててほんま草〝

〝カ、カリンお嬢様! こっちのカメラ普通にずっと動いてましてよ! → 影狼のチャンネルURL〝

〝速攻で切り抜きが出回って既に30万近く回ってますの!〝

〝嘘ついても意味ねーですわ!〝



「え……………………?」


 顔から表情をなくしたカリンが流れてきたURLの先へ飛べば、


 ズルルルルルルルルッ!


 カリンがお口からガトリング砲を引っ張り出す映像が再生された。


「おんぎゃあああああああああああああああああああああああっ!?」


 途端、深層龍のブレスでもビクともしなかったカリンが悲鳴をあげてひっくり返る。



〝 草〝

〝おハーブ農園〝

〝シシ神が消えたときくらい草が生い茂ってて草〝

〝渋谷を救った英雄の姿か? これが……〝

〝おいたわしやカリンお嬢様……〝

〝さすがにこれは可哀想だろwww〝

〝まあ口から引っ張り出す切り抜きだけはみんなで通報して消すようにしてあげたほうがいいですわねww それ以外は大拡散ですがww〝

〝ですわね、今回は可能な限り消す方向にもってってあげませんと!〝

〝まあ手遅れ感も半端ないですが……〝

〝チンピラお嬢様といいフィストファックお嬢様といいこれもうそういう星の下に生まれてるだろカリンお嬢様ww〝

〝良かったな影狼www お前の逆恨み復讐が成功してるぞwww〝



「っ!? あ!? いや俺は……!?」


 画面に流れるコメントに影狼は声を荒げる。

 だが実際、呆然としていたこともあってカリンの戦闘をがっつり撮影してしまったのは自分なわけで。


(わ、わりぃ……)


 どの面下げてという気まずさも加わり、影狼は遠くでぶっ倒れるカリンに心の中だけで謝罪するのだった。




 そうして。

 未曾有の被害を生むはずだった厄災は前代未聞の未成年探索者山田カリンの手で完全鎮圧。


 そのとんでもない映像がニュースでも繰り返し報道されたことでカリンのチャンネルはさらなる急成長を果たし――翌日には登録者数400万という凄まじい数字を叩き出すのだった。


――――――――――――――――――――――――――――――――

大事件も収束して一段落

次回以降は佐々木真冬回や掲示板回(ちょっと変則的な内容)を挟みつつ、悪徳クラン・ブラックタイガーとの本格対立編に入っていきます。


というわけで面白いと思っていただけたらより多くの人に読んでもらえるよう↓の☆や右メニューからのフォローでの応援よろしくお願いします!

(35話での応援呼びかけに星がたくさん入っていて笑いました。皆様お吐瀉物様の痴態を広めたすぎですわよ! 本当にありがとうございます!)

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