第34話
Side ボプ・ポプマ
51層から新たなメンバーを2名加えスタートをした訳だが、現在60層のボス部屋を攻略し、安全地帯で休憩中だ。
今回の得物は新たに加わった2名な訳だが・・・・本命は勿論女だ!
バケモンって聞いていたが、どうやら違ったらしい!
俺も何度か見ていたが、まるで別人だ。
俺より遥かにデカい身体にかないっこない圧倒的な体躯だったのに、何だあ?あの体型は。
どう見ても涎が出る程イイ女じゃねえか!
顔もそうだ!酷く醜い顔面だと聞いていたが、見た事もねえほどの別嬪だ。
死なすのが惜しいが、エレンの装備は捨てがたい、というより得難い。
噂では呪われていたって話らしいが、何と一緒にいるガキが解呪したとか何とか・・・・信じられん。
実際こっそりと調べてみたが、あのクソガキは魔力が備わっているもののたったの1だ。
実際魔法を使えば即昏倒するらしい。
だが噂じゃあ精霊に護られているって事だが、未だかつて精霊の姿を拝んだ事はねえ。
しかもだ、俺達が魔物と戦っている間、あいつときたらずっと地面に伏していやがるんだ!
エレンの事があるからあまり邪険に扱う訳にもいかねえが、何だありゃあ?
あれで精霊に命令をしているらしいが、見えん!見えんからわからん!
エレンが何度も、あの状態でもヘイマンスというクソガキは精霊に護られているから安全とかヌカしてやがるが、死ねば好都合と放置としているが、マジで護られているのかどうかはわからんが、今まであいつが危険な状況になった事が無い!
それになんだ、55層あたりまでほぼ魔物と遭遇しなかったってのが異常だが、あいつが何かやったのか?
60層を目前にし、魔物との遭遇が増え始めたが、まさか精霊が先行して奥へ向かっているから、というのが今回の状況と思えば成程・・・・って思う訳がねえ!
あくまで俺達の目的は、エレンの装備だ!あの武器が本命、そしてどうやら装着する者の体型に合わせ調節機能があると思われる鎧も欲しい!
だからあのクソガキが全く役に立たなくても我慢だ!
だから俺達はあのクソガキを基本無視する事に決めた。
エレンさえ・・・・だがクソガキを使えばエレンを・・・・今の所放置していても問題なさそうだし、ギリギリまで様子をおみてエレンを仕留める・・・・勿論俺達は直接手を下さねえ。
何故かカードにそう言った情報が書きこまれるって話だからな。
ガセならそれでいいが、マジで本当だとか履歴に傷がつく。
それに・・・・やはりいい女だが、死なすのは惜しいが陰でこそこそと俺達の事を嗅ぎまわっているようだし、ここはやはり女を取るより身の安全だな。
「ところでボプ殿、これからはどうするのだ?」
おっと、そう言えば61層からは60層までの戦闘を考慮し、考え直すって伝えていたっけな。
「あー、エレンは今まで通り戦ってくれて構わん。俺達もこのままのスタイルで戦った方がよさそうだ。但しイレギュラーの時にはそうも言ってられんから、まあこういっては何だが臨機応変ってやつだ。」
「私については了解したが、ヘイマンス殿はどうする?」
「・・・・俺にも分からん。だが今のスタイルを変更したとして、役に立つのか?むしろ足を引っ張りそうだ。だが、今までだと何だかんだで身の危険を感じた事が無いのだろう?もし今のスタイルが維持できなくなればその時は教えてくれれば考え直す・・・・と言えば聞こえはいいが、正直俺にはわからんから現状維持だ。」
「そうしてもらえると助かる。では失礼。」
後ろ姿もエロいな。
だがそんな事を考えているとばれれば・・・・
「ちょっと!またケツ見てんじゃない?」
俺の女だ。
顔はまあまあ、スタイルは・・・・それなりだが身体の相性がいいんだ。
「ケツか・・・・後ろ姿も隙がねえと思ってな。どうやったら・・・・おっと。」
「折角安全地帯に来たんだからさ・・・・もうあっちは始まっているし、こっちもしようよ?」
俺達は男女2名ずつのパーティーだ。
男女混成だと色々問題がある事が多い。
だが幸いな事に俺達はそれぞれ付き合っているから問題はない。
「そうだな、では・・・・」
もう少しであの装備が手に入る!其れまでの我慢だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます