春日部 美羽視点 終
「美羽さん久しぶりー」
「久しぶりー元気だった?」
「うん!元気だよ!というか美羽さんは本当に夏休みの間ずっと勉強だったの?」
「まーねー!かなり勉強したよ」
えっちの勉強だけど…w
「じゃー次のテストも一位間違いないじゃん」
「とーぜん!」
夏休みが終わりまた学校生活が始まった…久しぶりに皆の顔を見れて良かった、皆いい夏休みを送ったんだろうな…いい表情をしている…ただ一人を除いて…
「美羽さん…」
「あっ!光輝くん久しぶり!」
「うん…久しぶり…聞きたい事があるんだけど…」
「え?なーに?」
「夏休みの間…予定あるって言ってたけどなんだったの?」
「えー?勉強だよ勉強!もう光輝くんには負けられないからね!」
「……LIN◯も無視するほど勉強頑張ってるんだ…」
「……あっ!…ごめん!夏休み全然携帯触ってなかったの!」
「…現代の人間が携帯を触らない日なんてあるの?」
「…………」
「あとさ、花火大会あったよね?あそこにいた?」
え…やば…ばれた?
「………いないよ…」
「…そっか…じゃああれは見間違えか……」
「実はさ…花火大会が終わった後人通りの少ない暗い場所で男女が性行為をしていたんだ…」
「すごい下品な発言をしてたんだ…虫唾が走るくらい…」
「でもさ…よく聞くと…美羽さんの声にそっくりだったんだ…」
「その後は一緒に来ていた友達に呼ばれてその場を後にしたけど」
「僕はその時の件が頭から離れなくてずっと体調が悪いんだ…」
「本当に花火大会に行ってないんだよね?」
「うん…行ってないよ…」
「わかった…信じるよ……ただ…」
光輝くんが私の肩を強く掴み顔を近づけてきた…
パチン!
「最低っ!本当にありえないんだけど!」
私を大声で怒鳴って走りだした
「………………」
ーーー
「なにアイツ!キモッ!気持ち悪すぎる!」
関路くんならあんな事しない….私の肩を強く掴むなんてしないし、無理矢理キスなんて絶対にしない!私は無理矢理してるけど……
危なかった…もう少しビンタするのが遅かったら汚されてた……うう…嫌な思いした…関路くんにいっぱい抱いてもらわなきゃ…
ーーー
「ぁ…ぁぁ…」
「ふー、満足した!」
「…今日…なんでこんな激しいの?」
「光輝くんにキスされそうになったの!」
「それがすごい嫌だったの……」
「完全に俺の女になってんじゃん」
「うん…ここまで光輝くんに拒否反応起こす自分にも少し驚いてる」
「光輝くんには悪い事したなー、はい テッシュ」
「ありがと…気にしなくていいって……わ…すごい量…」
「まじで美羽って中出し好きだよね」
「うん…キスもそうだけどお互いの体液を流し合いする事がすごい好きなの」
「うわーすげー性癖…」
「関路くんが悪い!私をこんなんにした責任取ってもらうからね」
そこから学校生活は順調で特に問題なく時が過ぎた……光輝くんはあの件以来話しかけて来なくなった、ただ視線は感じる…視線を感じ目を向けると光輝くんが目をそらす
そろそろ本当の事を言おう…もう少しで文化祭だし、その時に…
ーーー
文化祭当日…私は何も問題なく仕事をこなしていた…しばらくすると関路くんを見つけた
「美羽ー」
「関路くん!」
ぎゅっと抱きついた後少し場から離れる事をクラスメイトに伝え関路くんと廃部になった使われてない部室に入った
「ここでするの?」
「うん!ここあまり人来ないから大丈夫だよ!」
「そっか…じゃ…」
関路くんがパンツを降ろした…そして私は関路くんの下半身に顔を近づけた
「お…いきなり…激しい…」
ふふ…関路くんとろけちゃってる…カワイイ
しばらくしゃぶっていると視線を感じた……視線を感じた方を見ると…………
光輝くんがいた
部室のドアから覗いている…それだけじゃない…携帯をこっちに向けている…
……そっか…ついにバレちゃったか……ま…いっか…丁度いいし
私は光輝くんの方をみて関路くんのをしゃぶりながら笑顔でカメラに向かってギャルピースをした
そうすると光輝くんはどっかに行ってしまった……あーこれで私の学校生活は終わりか……まあ…つまんなかったからいいけど…親からの期待にもこれから答えなくていいし…関路くんとずっと一緒に居られる…それだけでいい
そして私の予想通り全てバレた…学校は退学、親からも勘当されクラスメイトからはLIN◯でひどい事をたくさん言われた…光輝くんは……
「このクソ女!」
ガンッ!
殴られた…鼻血が出てしまった
「………」
「ヤリマン女!クソビッチ!アバズレ!!」
「死ね!クソ女!」
「…………」
「お前はこれから地獄に堕ちる!親にも友達にも嫌悪されこれからの人生…全て終わりだ!」
「あのクソ男も退学になったからクズ同士ゴミみたいな人生楽しんでろ!!」
そう言うと光輝くんはどこかに行ってしまった
その後関路くんのお家に行った
「美羽…大丈夫?痛くない?」
「うん、もう痛く無くなったよ」
「後であいつヤッとくから今は部屋で休んでて」
「うん、わかった」
私は関路くんのお家にお世話になってる…毎日が幸せ…本当に私が望んでいた環境を手に入れた…音楽は作れて好きな人と一緒に暮らせる…嬉しすぎてもう人生に悔いないかも…
それからアパートに引っ越し二人暮らし……の予定だったが桐奈さんが来た…こうなるのは予想してたけど少し残念…でも文句は言ってられない…桐奈さんに関路くんを取られない様に牽制しなきゃ
音楽を作りYouTub◯などに上げてしばらくした後tik to◯などで私の曲がバズりはじめてとんでもないくらい人気になった
それからの私は順調すぎた…出す曲全てがトレンドに入り大手の事務所にもいい待遇で入る事ができあっという間に大人気歌手になった
「美羽さん…そろそろ独り立ちしたらどうですか?」
「あはは、桐奈さん冗談言わないで下さい」
「冗談じゃ…ない…早く関路のお家から出て…」
「……嫌に決まってるじゃん」
「やっと手に入れた最高の幸せを手放すわけない!」
「うるさい…!…貴方は他の子と比べて関路へ依存し過ぎている」
「それは桐奈さんの方じゃないですか!!」
大喧嘩になり警察も出動するぐらい問題になった…
あれから私はすごく悔しいし悲しかったけど違う場所に引っ越した…仕方ない…本当は嫌で嫌で仕方がなかったけど私も桐奈さんも別々の場所で暮らすという事で話がついたからだ
絶対に関路くんは渡さない…最後に関路くんの横に居るのは私だけ
他の誰にも負けない…杏奈ちゃんや玲奈さん…そして桐奈さんにも!!
関路くん…ずっーとそばに…いてね
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