第5話
やあみんな!!
マックスだ!!
4歳になったぞ!!
え、いきなり飛びすぎてるって?
HAHAHA!!そんなわけないじゃないか、
別に、作者がこんままやったら、一生赤子やなとか、思ったから一気に飛んだ訳では無い、断じてない!!
ついに、俺も4歳になった。
つまり〜幼稚園に通うことになったという訳だ。
元の世界のハワイに幼稚園があるかは知らないが、こっちにはある。
突然だが、明後日が入園式だ、だから今日は必要なものを買いに来ている。
「マックスちゃん、ちゃんとママの後ろを着いてくるのよ、それと絶対に離れないこと。」
本当ならマッマだけで買いに行くはずだったのだが、俺が駄々を捏ねて一緒につれて行ってもらうことにした。
ビバ、初外出!!
「安心してください、私が見張っておりますので。(ああ、それにしてもマックス坊ちゃんは相変わらずの美幼年ぶり、このシルビア、衝動に抑えが効きそうにありません!!ハアハアハア♡)」
この、一見クールに見えるが、実はたったの4歳に興奮している変態さんの名は、シルビアという。買い物に来るにあたって、マッマが雇った、使用人兼ボディーガードである。
銀髪でスタイル抜群の、美女だ。
だが、もう一度言う変態だ。
「大丈夫だよ〜、そうかんたんにさらわれるわけないじゃん」
4歳だからな、まだあまりきっちりと発音できない。
「そう入っても〜」
「だーかーらー大丈夫だ「ガッ」」
「マックスちゃん!!」
攫われてしまった。
おいおい、嘘だろ?あんなのでフラグにはいんのかよ。
ズゥン
ん?視界が影でおおわれる、担がれるようにして持たれているので、上を見ることが、できた。
えっ、シルビアたん?
そこには、軽く3mほど跳躍したシルビアがいた。
「穢らわしい手で坊ちゃんに触れるでない外女め!!(坊ちゃんに何しとんじゃゴラァああああ!!) 飛脚!!」
説明しよう、飛脚とは!!
片足の関節全てを外し、ムチのようにしならせ、更につま先に50キロの合金を仕込んだ特殊ブーツで相手の頭を吹き飛ばす技なのだ!!
命中率は100
メコォ
空中に放り出される、しかしそれを見逃すシルビアでもなく。
フワッ
おおう、お姫様抱っこぉー、しかも初〜
一方
(やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい、王子様抱っこしちゃったー!!しかも初!!もう!!死んでもいい!!)
似たもの同士である、そんなことをしていたらマッマが血相変えて走ってきた。
「マックスちゃん!!良がっだ〜!!」
「申し訳ありません、リリー様、私の不手際でございます。」
「貴女ね!!一体どういうつもりなよ!!あなたの役目は、マックスちゃんを守ることでしょう!!それなのにどうしてこんなことに!!」
「返す言葉もございません。」
「貴女!!「ママ!!」」
「いいよ、無事だったんだしシルビアも凄かったし、それにシルビアは世界でトップクラスの実力なんでしょ?じゃあ、同じ失敗はしないよ、僕も、シルビア好きだからやめさせないで欲しいな」
「〜!!……わかったわ、不問という訳には行かないけど、まだ雇ってあげる、しばらくは減俸よ。」
「ありがとうございます、坊っちゃま。」
「さっ、早く買いに行こ!!日が暮れちゃうよ。」
ふぅ、仲裁も楽じゃないぜ。
こうして、俺の初誘拐が終わった。
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