第2話

「転生?なんで」

ポロッと出てしまった、なんてことだ

考えるだけで伝わるのに、俺は今この瞬間を無駄にしたことを自覚して、萎えた。

「男ってイキ過ぎると面倒くさくなるのね、

それとも貴方が特別?まあいいわ、なぜ、だったわね?それは貴方が絶倫だからよ。」

絶倫?そうか?

「そうよ、大体5時間もピーする人なんて貴方くらいよ、しかもクールタイム2秒。」

だからと言っても俺は日本男児の平均だぞ?

何がとは言わないが。

「いいわ、それはこっちで何とかできるから、それと、転生する世界は、貞操観念逆転世界よ」

ヤリマース。

即答した。夢を叶えるためには躊躇しては行けないのだ。

「とはいえ、きっちり赤ちゃんから生まれ直して貰うわ、そっちの方が楽だしね」

転生することはいいが、なぜ貞操逆転世界?「今、あの世界は天秤が狂ってるの、

魂が冥府に溜まり過ぎて摩耗してる、だから生まれても、身体が弱く地球の人間ほどの運動は出来ないわ、そのせいで子供もできず、さらに摩耗する悪循環よ、だから地球から丈夫で絶倫の魂を持ってきたの、たった一つの魂で、魂が回復する、私って天才じゃないかしら。」

ふーん、そんなもんか。

「何か、要望ある?」

イケメン、イケメン、イケメン、イケメン、

イケメンがぃぃぃいい。

「安心して、デフォルトだから

特にないのなら魂を落とすわね、

それじゃ、よき運命を、バ〜イ!」

こうして、俺の薔薇色?の生活が始まったのだ。

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