第2話 発覚1
眠いなぁ~。ん〜。カーテンから朝の光が差し込んで来て、良い朝ですね〜。……え、朝?
「今、何時!?」
時計を見てみると、7時48分。朝ご飯の時間は7時55分。微妙に間に合わない。よし!寝よう!おやすみ〜。
「寝ないで~!!」
誰ですか、私の安眠を妨害するやつは。……私の大好きなヴィオレお姉さまではありませんか!一体何をお急ぎになられて?
「いやいや、昨日お父さまに話があるからって言われてたわよね? 中々、来ないから部屋に行ったら、何と爆睡中! 起こすのは可哀想だから、仕方がなく朝まで待っていたのよ」
あ、そうでした。すっかり忘れてましたね。
「お父さまが呼んでいるから、早く支度して来なさいね」
「了解です!」
はぁ〜、話ってなんだろう……。どうせ、出かけるときの服は何が良い?とか、今日のおやつ何にする?とかでしょ。そんな話だったらさっさと部屋に戻って寝よ。
そんなこんなで、もう部屋についた。
「失礼します」
扉を開けてビックリ!父さん、母さん、ヴィオレお姉さま、キャメルお祖父様にセレストお祖母様、家族一同集まっている。
「シャトル。話がある。これからのお前に関わってくる話だ」
服でもなく、おやつでもない大事な話って……何?嫌な予感がする……。
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