第2話 今回もいい歳した俺が母に怒られるはなし

2023年の冬の休日、この日はいい天気だった。




母は食料品を買い込むために出かけていた。




その間俺は、雪が多い地域なので、屋根の雪下ろしをしていた。




時間がたっぷりあり、天気が穏やかだったため、絶好の屋根の雪下ろし日和だった。




真っ青な空の下、風はなく、寒さで凍てついた空気を吸いながら、作業をするのは爽快な気持ちになれた。




 屋根の雪下ろしは、時間をかけ、人力で雪を下ろして行く。




屋根から雪が無くなっていく様子が、パズルゲームで地道にブロックを消し、クリアに近づいていく達成感に似たものを感じる。




屋根の雪下ろしには、そういった魅力がある。





 また、事故を予防し、もしもの事を考慮し、必要事項がある。




「必要事項」

命綱を使用し、作業に取り組むこと。

事故が起きた際、迅速な救助が必要な場合がるため、一人で作業をしてはならない。




俺は、命綱をすることもなく、一人で行っていた ※みなは真似してはならない。




 作業を終え、俺は疲れ果てた。




道具を片付け、自分の部屋にもどり、温かい布団の中で、甘い睡魔の誘惑に抗うことなく寝た。




すごく気持ちよかった。




俺が起きた頃、母が丁度帰って来た。




母が荷物を降ろし、トイレへいってしまった。




快眠をむさぼった俺は、腹を空かせ、母が買い込んだ荷物を漁った。




目についた、特殊なパッケージのパンを手に取りむしゃむしゃ食べはじめた。




母がトイレから出て、俺を見た瞬間、声を発した。




「それ、保存食のパンだから食べないでよ!」




今年は、大寒波が迫ってきており、母はもしもの事を考え、保存が利く食料を買ってきていた。




俺は少し、考え込んで、こう切り返した。




「保存状態、バッチグー!」




「バカやろう!」




さすがにおこられた・・・




読んでいただいた皆様へ

屋根の雪下ろしの際は、命綱を使用し、二人以上で作業に取り組みましょう。

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どっきりわくわく残念な俺物語! ポテトメーン @inonakakawazu

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