どっきりわくわく残念な俺物語!

ポテトメーン

第1話 喫茶店でいい歳した俺が、他のお客さんの前で、母にぶたれた話



とある休日母とショッピングモールに来ていた。




日用品の買い物を済ませるためであった。




時期は三月。



入学や新学期を思わせるような光景で、自分がまだ学生だった頃を思い出す。




そして、ショッピングモールに来ている客層も、春休みの学生がおおい。




普段の学業から解放され、友達どうしで浮足立ちながら買い物を楽しんでいるようだった。




楽し気な空気が全体を覆い、面倒だった日用品の買い物も、なんだか楽しく感じた。





 俺と母は、買い物を午前中に済ませ、食事をとることにした。




一息つきたかったため、落ち着いた雰囲気の喫茶店で食事をとることに二人で決めた。




食事はよくある喫茶店で出てくるようなメニューだった。




たわいもない会話をしながら食事をすませた。




食事を終え、二人でコーヒーを飲んだ。



俺はコーヒーに砂糖は入れない。ブラックコーヒーしか飲まない主義だ! しかし、そんなことはどうでもよい!




 母はコーヒーを飲み終えたあと、急に深刻そうな顔して二人兄弟の、従姉弟の話をしだした。




 従姉弟の姉の方は、結婚して何年も経つのに、なかなか子供が出来ず悩んでいる。




それに対して弟の方は、結婚もせず子供が複数人おり、相手も全員が異なるようだった。




母は、ギャップを抱えた従姉弟の姉を、心配している……



俺はそんな母の様子を見て、一言放った。




「弟の方は、花さかじいさんならぬ、種まき兄さんだね!」




店内で、俺は母にぶたれた……




静かだった店内が、若干ざわついた……

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