第24話 魔装計画
多留真は,あることを思いついた。な〜子が獣魔族なら,回復魔法が使えるはずだ。ならば,何度も夢にまで見た夏江のおっぱいやお尻を噛みちぎることも串刺しすることもできる。
実は,多留真が夢に見たというのは,実際に起きたことだ。多留真の体が霊体の美澪によって憑依され,破壊された夏江の体は回復魔法によって回復したという事実を,多留真は夢を見たと錯覚した。
多留真「な〜子,お前は回復魔法が使えるな?」
夏江「大丈夫よ」
多留真「な〜子,では,お前の体,むちゃくちゃしてやる!!」
いくらおっぱいや乳首を串刺ししても血はまったく出なかった。それよりも乳首から母乳がどんどんと出る始末だ。
多留真は,母乳がもったいないので,コップに受けてそれを飲んだ。すると,下半身が焼けるように熱くなって,睾丸も一回り大きくなっていくのがわかった。
おっぱいや乳首を何度も串刺しされて,その痛みが快感となって,快楽の世界にこれから没入しようという時に,多留真からのしょうもない質問が来た。
多留真「なっ,なんだ?この母乳は? 男性器を強化させてしまうのか?」
多留真を味方に付けないといけないので,快楽の世界に没入するのを後回しにして,多留真の質問に答えた。
夏江「そうよ。嬉しいでしょう? いくら不能状態になっても,この母乳があれば回復するかもね。フフフ」
多留真「・・・」
多留真は,夏江の体が化け物になってしまったのではないかと思った。それでも,ドライバーで串刺しを続けるのは止めなかった。いくら刺したところで,血は出ない。刺し放題だ。しかも刺しがいもある。多留真のあの部分は,すでに何度も夏江の中で放出を繰りかえした。
・・・
30分後,夏江の乳房と乳首は,完全に回復した。しかも,片方で12kg,両方で24kgにもなるおっぱいにまでなった。しかし,乳首はもう限界が来たのか,直径と高さが15cmのままで,これ以上大きく変化しなかった。
お尻廻りは,一段と大きくなり,130cmにまでなってしまった。お尻の張りが一段と出てしまった。
・・・
この行為を受けている間,夏江のサイコメトリー能力によって,多留真が最近経験した内容が,夏江の頭の中に映像として飛び込んで来た。そして,夏江は『魔装計画』の全貌をほぼ理解することができた。
この『魔装計画』は,モモカへの銃撃逮捕劇の時に,機動隊員10名が殺されたことが大きな契機となって,開発が大々的に進められることになった。もう2度と,このような悲惨な目には遭わせないという警視庁の強い意気込みが感じられるものだ。月本国の武器製造工場,さらに多くの下請け工場が精力を上げて『魔装計画』を進めた。
多留真が装着しているのは,最先端の装備ではなくやや古いものだ。現在の最先端技術では,なんとSS級魔法2発,上級魔法なら200発も放てるほどの高純度魔力結晶を下着に埋め込むことができるほどになっていた。しかも,特殊手袋の手の平だけでなく,手の甲にも魔方陣を植え付けることができ,お互いが干渉しない魔法陣の設計も可能になった。つまり,両手で4種類の魔方陣を発動させることが可能だ。
夏江は,胸がぐちゃぐちゃに破壊されて,その痛みで恍惚の世界の中にあって,ときどき,海老反りになって絶頂を感じつつ,魔装計画の映像を理解していった。
この魔法計画は,α隊だけが享受するものではなく,一部の特殊軍隊にも採用が検討されている。ただし,軍隊が魔法を使えるとなると,他国との軍事バランスに大きく影響を与えてしまう。それが返って各国間の緊張をもたらしてしまう恐れがある。そのため,この『魔装計画』は超極秘プロジェクトであり,人体実験する警察官は,今のところ,α隊の隊員と多留真にだけ限定していた。
・・・
霊核による回復魔法は,さほど優秀なものではない。そのため,胸の回復に30分以上もかかってしまう。それでも,回復魔法の副作用によって,夏江の胸は,片方で15kg,両方で30kgにもなる胸にまでなった。これは,胸がほぼ完璧に破壊されたことと,夏江が,さらに胸を大きくしたいという強い要望に霊核が答えた結果だ。必要以上におっぱいの細胞分裂が促進した。
乳首の巨大化は,まだ限界が来ていなかった。直径と高さがいっぺんに20cmのままで大きくなってしまった。ここのところ,大きくならなかった反動が一片に来た。
夏江は,横で寝入るように倒れている多留真のオーラを詳しく診た。そうすることで,多留真の年齢さえも正確に見て取れる。どうやら,ほとんど寿命を奪っていないことがわかった。『ほとんど』という意味は,具体的には1年ほど寿命を奪ったということだ。でも,これだけむちゃくちゃしたのだから,多留真本人にとっても本望だろう。
夏江は,朝までまだ数時間あるので,胸の組織片で散らばったベッドを避けて,ソファで仮眠を取ることにした。
翌朝,夏江は,寝坊寸前の多留真を無理やり目覚めさせて警視庁に行かせた。
夏江自身は,一段と大きくなった爆乳をサラシで少しでもめだたなくして,別の胸元が少し開いたマタニティドレスを着た。一回り大きくなったヒップは,本来なら隠せるはずもないのだが,幸いにもマタニティドレスなので,ぎりぎり隠せることができた。
夏江は,自分の全身を姿見で見た。
夏江「わたしって,歩くラブドールになってしまったみたい。これでは,男子学生が勉強に手がつかないのもうなずけるわ」
夏江は,ふと,そんな言葉を発して,職場である高校に移動した。
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