指文字と手話。
文字としての機能しかない指文字
感情や形状など複数の意味あいが込められた手話
平仮名と漢字の関係に近いような印象ですね。
そう考えると、指文字の大切さがよくわかります。
作者からの返信
花京院 依道さま、的を射たコメント、ありがとうございます。
まさに、そのような感じです!
実は、ろう者の中にも、手話は出来るけど、『指文字』が出来ない(苦手)という方もいらっしゃいます。
なので、手話が出来る人は、必ず指文字が出来るというわけでもありません。
わりと若い人は使いますけど。
一時期「若い人(若いろう者)は、指文字を使いすぎる」(固有の手話を覚えようとしない)と言われていたみたいです。
あと、若者が自分達の手話を作ったり。(『や』の指文字を両手に作り、それを縦に重ねて『ヤバイ』とか)
聴者でも、自分達だけの言葉とか作りますよね。それと同じです。
「若者の手話が乱れている」と、年配の ろう者が手話で語ってました。(笑)
そういえば指文字って何かで見たことがありました。
なんだっただろう、覚えてないけど手を取って手で何かやってるところ、やっぱりヘレン・ケラーかなあ。
今回何十年ぶりかで思い出した気がします。
作者からの返信
小椋夏己さま、コメントありがとうございます。
盲ろう者の方も、指文字を使う場合はありますが、おそらく『手書き文字』かと思われます。相手の手のひらに、指で直接文字を書くというものです。
もしくは『触手話』といって、伝えたい手話をつくり、相手に触らせる方法かもしれません。
昔はヘレン・ケラーのお話を、テレビですることがあったように思うのですが、近頃は全くやりませんね。時代の流れというものでしょうか。
少しさびしく感じています。
小学校の頃に、クラスメイトで手話を習っている人がいました。
(御作を拝読していて思い出しました!)
その子に、「大きなのっぽの古時計」や「ふるさと」を教えてもらい、
名前の表現も教えてもらたのですが、歌は覚えられたのに、
名前の表現は覚えられませんでした。
指文字、難しいですよね。
誰か指文字にメロディーをつけてくれないかなぁ、と思いました。
作者からの返信
夷也荊さま、コメントありがとうございます。
指文字は、ある程度の期間繰り返さないと、なめらかには動かないですよね。それに、間接の柔らかさも関係してくるので、難しい文字の流れもあるかと思います。
名前に関しては、なれた付き合いになると『手話ネーム』(手話ではなく、ホームサインのようなもの)というものを、付けられることがあります。
聴者で言うところの、ニックネームですね。
それだと、動作1つか2つくらいで済むようになりますよ。
ただ『手話ネーム』は、自分で付けるものではなくて、基本的に相手から付けてもらうものなんですけど。
手話を第一言語にしている人の指文字の速度は、尋常ではありません。1秒に3文字くらい表現するので、もう……お手上げです。
その時は『ゆっくり、お願い』とすれば、ゆっくりしてくれますけど、なんだか申し訳なくなります。
それこそ子どものころ、手話は点字と同じように、一つの文字と一つの手の動きが紐づいているものだと思っていました。
手話ではなく、指文字と言うんですね~
勉強になりました
また、非常に差し出がましいのですが、いつか気が向いたら、「難聴者にとっての同音異義語」について解説して頂きたいです。
最近読んだ昭和の古い小説に、「聾者の世界に同音異義語はない」と当たり前のことのように書かれていたのですが、正直ほんまかいなと謎が残っています。
作者からの返信
中辛バーバリアン様、リクエストありがとうございます。
『ろう者の世界に同音異義語はない』についてですね。
なるほど、面白いテーマですね。
定義がむずかしいので、書き方に悩むところですね。もちろんリクエストしていただいたので、これは近いうちに、書かせていただこうと思います。