袋竹刀! 現代剣道では使われない古流剣術アイテムですね! それを使ってる公正館は僕から見ると剣道よりは実戦的な古流剣術に見えますが、同時代の他の流派はもっと実戦的で、それらと比べると剣道的なままごとというポジションになるわけですね。
僕は中学では剣道部で、そこで剣道がいかに真剣の斬りあいから離れた棒振り遊びか痛感して、道だの精神修養だの口先だけで中身のないお題目に嫌気が差し、やっぱ剣術は古流だぜ! と、るろ剣の雷十太先生と同じ結論に至った身なので、その視点からも今回のお話は面白かったです!
まぁ雷十太先生はその竹刀剣術へのアンチっぷりには大いに共感するものの、劇中での描かれかたが小悪党なのが残念なところでしたが。今回の赤龍館もその振るまいからまったく肩入れできないですしね! しかしそうした好悪・善悪と離れたところで公正館がままごと呼ばわりされるのは的外れではないと明記されているのがよかったです!!
次回はエルきゅんと奏汰の異邦人同士の会話ですね。
どんな話になるのか楽しみにしています!!
作者からの返信
きえーーー!!天城さんおはようございます!!今日もこうしてご覧下さり、コメントも超絶感謝です!!ありがとうございます!!
そしてそう!!袋が破れたりして今の竹刀よりかえって危険だったらしい袋竹刀です!!調べたら戦国時代にはすでに登場してたのでこうして出て貰いました!!そしてツイッターでもお話ししましたが、この江戸後期は自分達は実戦剣術!と喧伝する道場と、公正館みたいに和気藹々とうんぬんとやる道場の確執が凄まじかったそうです。
実際そういった道場同士の確執やいさかいも多く記録されてて、今回のこの話はそういうのを下敷きにしてます。
そして俺はどちらが正しいとも考えてません。一応味方側として視点を持ってる公正館ですが、剣士らしくやるぞ!って盛り上がってるのは高弟でも三郎さんと春日さんだけで、他の人は及び腰というのも当時のそういった道場の事情を鑑みての描写です。健康のために始めたのに、いきなり死ぬかも知れない木刀で戦えなんていくらなんでも理不尽ですし、豊かな江戸後期だと尚更です。
これはエルきゅんも同じ考えなので、もしエルきゅんが当時の武士!みたいな考え方だったら奏汰や新九郎がやりたーい!って言っても速攻で断わってたと思うんですが、エルきゅんの第一優先は赤龍館がこれ以上変なことしないようにすることと、門下のみんなが安心して暮らせることなので全然一考しちゃうんですよね。
そしてここまでエルきゅんの現状を描写したところで、それを踏まえてなにに苦しんでるのかは次回!!しっかりやってきます!!
奏太君達の参加は、エルミール君にしたら悩み処ですよね。
例え、参加がOKに成ったとしても、これじゃあある意味、助っ人を頼んだのも同然の感じに成っちゃいますしね。
なのでまぁ、もし奏太君達の参加を認めるのであれば。
彼等に副将と大将を任せて、自身と門下生だけで3勝を目指したい所ですね。
(*'ω'*)b
作者からの返信
うごーーー!!書店さんこんばんは!!!ありがとうございます!!!今日も大感謝です!!
そうそう!!そうなんですよ!!ここは普通の感覚ならそうだと思います!!ただ次でわかりますが、エルミール君の考え的にはあんまり悩んでないんですよね。なんでかって、実は彼にとっては別に道場とかどうでもいいからです!!なんと彼は自分から能動的に道場開いてるわけじゃない!!ただそこに集まってくれた人が大事なのはガチなので、そのあたりも次回やってきます!!!!