ぐああああああああ! 静流さん……!
力を使い果たした? としてもそれで消えてしまうって幽霊みたいなエネルギー体ならまだしも生身の人間なのに! 真皇の力を使った代償とかでしょうか?
今作はメインキャラが死ぬと宣言されていたので静流さんの死は予想していましたが、奏汰に彼女を殺す気がまったくなかったので、どういう流れでそうなるのかと思ってたんですが……こう来ましたか。
これは奏汰にとっても新九郎にとってもつらい!!
ふたりとも静流さんを助けたいと思っていたのに、それを果たせず死なせてしまった。りゅーるーさんの作品でメインキャラが死ぬのが初めてという以上に、本編中に主人公たちが決定的な挫折を味わうのが初めてだという意味合いのほうが大きいと感じました。
これまで過去にはひどい目に遭っていたり、本編の戦いで負けても逆転劇のための一時的なものという感じだったと思います。なにより、助けたいと強く願いながら助けられなかったという展開はなかったように思います。
助けられなかった敵としてアムレータを思いだしましたが、アムレータ自身はリクトと出会った時にすでに救われていたということでしたし、全体の流れとしてアムレータのことも救うんだという物語ではなかったので、切ない部分はありつつもハッピーエンドとして締められたと思うんですが……今回はバッドエンド!
これまでりゅーるーさんが越えなかった一線を明確に越えたと、大変な覚悟を感じます。今回りゅーるーさんが書きたいもののためにはまずこの展開が必要だったのだと。新訳勇者商売、奏汰と新九郎の戦いはここからが本当の始まりなのだと。それがどういうものになるのか、今後の展開を楽しみにしています!!!!
作者からの返信
きええええええええええええ!!天城さんこんにちは!!!!!!今日もこうしてご覧下さり、いつもコメント下さり本当にありがとうございます!!いつも俺が小説にたいする熱意を失わずに書けるのも天城さんや他のみなさんの暖かいお言葉合ってこそです!!心から感謝です!!!
そして静流さんはここまでです。マジで本当に俺の今まで書いてきた敵対者という意味では脱出ボタンのチェルさんに匹敵するほどに頑張ったのではと思える彼女ですが、次回で明らかになりますがとっくに限界でした。そしてこの世界は勇者の牢獄ともいえる場所なので……そのあたりが関係してます。実は静流さんがほっといたら奏汰もやばかったってことです。
そしてそして、たしかにこの幕引きは奏汰と新九郎双方の願いが届かずという決着へと向かっていますが、俺はぶっちゃけただ悲劇性を増すためだけにキャラを殺すのが嫌いなんです!!どうしても安易に感じてしまって、やるなら絶対に物語の中で必要な落命でなくては!!そう考えてたら今までの話だと誰も死ななくなってたんですよね!!!
実際は意味のある死を全てにあてはめるなんて無理ですし、世の無情はそんな死ばかりを許してくれるものではありません。ありませんが、それでもこの部分に関しては決して二人にとって傷だけを与える結末にはしません。それはマジでお約束します。
アムレータの頃はマジでまだここまで深く考えてなくて、復帰したばかりで俺も探り探りの状態だったことで彼を救うという部分までもっていけませんでした。しかし今回はあの頃とは違います。そしてこの結末も書き出す前から構想していました。
結果としてどのような反応を頂けるかは俺にはわかりませんが、それでもこの物語はこの先も続いていきます!!最後まで書き切れるようこっからも全力で頑張ります!!!!
最後のシーン。
静流さんは、新ちゃんの姿を見て、2人に自身の全てを託した感じですね。
そして、そんな風に託せる2人だからこそ、真皇に自分が吸収されてしまえる道を選べた。
ある意味、これで、背をわざるを得ないものが増えた訳ですが。
その静流さんの気持ちを買って、彼女の願いも叶えられる様になると良いですね♪
(*'ω'*)b
作者からの返信
うごごーーー!!書店さんおはようございます!!!!
今日もご覧下さりありがとうございます!!感謝です!!!!
そしてびびるくらい今回の内容を端的に要約していただいていて本当に嬉しいです!!そういうことですね!!!
二人にとっては今までは江戸だけを救おうという立場だったのが、今後は静流さんや他の勇者の思いも背負っていくことになる。そういう転機を迎えるのがこの戦いの目的でした!!!!感謝です!!!