第4話 これって好きなのかな?
次の日の朝。
私はギルドへ行った。
しかし、サラさんの姿はなかった。
不思議に思いながらも私は一人でクエストを受けた。
「今日は何をしようかな」
考えていると声を掛けられた。
「やぁ」
声の主はサラさんだった。
「おはようございます」
「昨日の続きをしないか?」
「はい! ぜひ!」
こうして私たちの仲は深まっていった。
数日後、いつものようにギルドへ向かう。
「お、来たか」
「はい。今日は何をするんですか?」
「討伐系に行きたいと思っている」
「いいですね。行きましょう!」
こうして魔物退治に向かうことになった。
目的地に向かう途中、私は疑問を口にした。
「そういえば、なんでこの街に来たんですか?」
すると彼女は答えてくれた。
「実はな、ある男を探している」
「男の人ですか?」
「うん」
どんな関係の人なのだろう。
気になりつつも尋ねることはしなかった。
しばらく歩くと森が見えてきた。
「ここか」
「そうみたいですね」
中に入ると、すぐに魔物が現れた。
「ギィッ!」
「うわっ、びっくりしたぁ」
私は剣を構えた。
「下がってろ。低級モンスター。ゴブリンだ」
「はい」
指示に従い後ろに下がった。
「ふぅー」
サラさんは息を整えてから戦闘を始めた。
素早い動きで翻弄しながら攻撃していく。
一方的な戦いだった。
「すごい……」
あっという間に倒してしまった。
「さすがです」
「これくらい当然さ」
その後、いくつかのクエストをこなして街に戻った。
「今日もありがとうございました」
「こちらこそ」
別れ際に私は尋ねた。
「また会えますよね?」
「もちろん」
「約束ですよ?」
「ああ」
こうして今日も別れた。
私は、サラさんと会うのが楽しみになって来た。
宿屋に戻る。
ベッドに横になる。
お気に入りの下着で今日も眠る。
今日も楽しかったな。
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