第2話 ギルドに登録

私は近くの木陰に腰掛けた。

それから数時間ほど休憩してから街に戻った。


「さっきのお姉さん、いないかな」


そう思って探したが見当たらなかった。

仕方なく宿に向かった。


「すみません。部屋空いてますか?」

「おう、空いているぞ」

「それならお願いします」


お金を払って部屋に入った。

部屋のベッドに横になった。


「今日は疲れたし寝よう」


私は服を脱いでラフな格好になった。


そのまま眠りについた。

翌朝、目覚めると朝食を食べてからギルドへ向かった。


「まずは冒険者登録しないと」


そう思ったからだ。

受付に行って尋ねた。


「あの、冒険者の登録したいのですけど」

「ではこちらに記入してください」


渡された紙を見ると名前と性別を書く欄しかなかった。


「名前は天月琴音で、女っと」


次に年齢だが、これも書く必要がなかった。

なぜなら……。


「あら、あなたもしかて転生してきた人ですか?」


いきなり聞かれたので驚いた。


「え? はい、どうしてそれを?」

「実はですね、私も転生者なんですよ」

「そうなんですか!?」

「はい。なので安心してください」

「はい!」


私は嬉しかった。

初めて自分以外の転生者に会えたから。


「それで、これからどうするんですか?」

「とりあえずクエストを受けようと思っています」

「分かりました。では頑張ってくださいね」


こうして私は初めてのクエストを受けることにした。

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