なんだか深く考えさせられるお話で、心に余韻が残ります。
ボッコちゃんは、子どもの頃に読むより大人になってから読むほうが、納得できる気がします。
オウム返しで成り立っちゃう人間関係って、確かに存在するんですよね。
お友達も、もしかしたら、ニコちゃんのいないところではオウム返しをしていただけかもしれない。
機械的な人間関係から一歩踏み出そうとする主人公の勇気に拍手です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本心を隠してオウム返しや肯定で会話していたほうが付き合いやすい。相手からの印象もいい。
そうだとしても、ニコが機械的な人間関係を否定し、自分で友達と付き合い続ける選択をしたことに意味があるのかもしれません。
読み込んでいただきありがとうございます。
編集済
中学時代、星新一さんの文庫本に凝っていた事があります。なのに、なぜか名作「ボッコちゃん」は記憶に薄くて……。その頃自分が読むには、ちょっと大人の話だったのかな、と思います。好きな相手に心が通じない、毒も効かない。毒は自分か他人に回ってくるだけ。悲しいですね。
このお話の中の友達は、それでもやっぱり友達なんですよね。離れていくか、毒を中和できるか、どちらかを選ぶしかないけど、毒を中和する事を選んだのかな。強いと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
何故か記憶に残りにくいですよね、ボッコちゃん。
仰るとおり、主人公はあの子と友達でいる方を選びました。
ある種の苦しさもある選択ですが、決して嫌なことばかりではないと思いたいです。
『ボッコちゃん』
懐かしい。
あのオチはなんとも傍迷惑なものでしたが……。
あの程度のロボットなら作ろうと思えば、とっくに作れるんでしょうね。これから先、どんなロボットが作られるか、楽しみです。
作者からの返信
もう作れるでしょうね。
ChatGPTやその他、ある程度意味の通る返答のできるAIはいます。
酔っ払いの相手をする程度のロボットならなおさらです。
ただ、人間と見紛うロボットを作れるかというと、表情の微細な変化を真似るのはまだ困難なのかもしれません。不気味の谷現象、等という言葉もあるようです。
星新一作品の先見性と普遍性には驚かされるばかりです。
コメントありがとうございました。
人間関係って、毒と砂糖の飲み合わせみたいなところがあって、互いにうまくバランスを取っているんだろうなぁ。後ろに引かず、一歩前に進んだ主人公はきっと強くなれると期待。
それにしてもボッコちゃん。懐かしいです。小学生のときに読んだのですが、インパクトのある話でしたっけ。その皆のイメージにあるボッコちゃんが作品の中で、活きてますね。
作者からの返信
柴田 恭太朗様
返信が遅くなりすみません。
ボッコちゃんは仰る通りインパクトのある話で文庫のタイトルにもなっています。しかし、どんな話かと問われれば答えられるものの個人的には印象の薄いお話でした。
なぜかと考えた時に、過去読んだ際に自分の中でテーマが掴み切れなかったからかなと思い、今回は仮にテーマを「悪因悪果(還るのは別の人)」にしてお話のモチーフにしちゃいました!主人公は色々許容できる幅が広がったんじゃないかと思います。
コメントありがとうございました!