第41話「雨降って?」
散歩に出る、と富士に告げた後に三笠は八束家屋敷を歩き回っていた。その最中に見つけた部屋の前で、少し休もうと座り込んでいた。暗幕のかけられた、屋敷の隅の隅の部屋である。冷えた床を温める。
欠けた人のことを想って心は落ち込んだ。
『失望させないで』
刺さった言葉が未だに抜けずにいる。
(こんな結果になってしまって、あの子は僕のことをどう思うんだろう)
切羽詰まった三笠に、評価をする人は選んでもいいと鷦鷯は言ってくれた。
そうして選んだその人の、あの言葉に動揺せずにはいられない。こんなことを考えている暇は当然ない。明るい廊下の方では顔も知らない誰かが慌ただしく行き来している。たまに怒号が耳に飛び込んでくる。それが自分に向けられてはいないと知っていても、気持ちが勝手に落ち込む。
(これじゃダメだ)
首を横に振って気持ちを切り替えようとする。それでも付いてこない心を、置いて行くように三笠は立ち上がる。
(準備しよう)
───
「なー渚ちゃん。三笠見なかった?」
「……! 春河さん」
初瀬は声のした方を振り返り、目を丸くする。
「見てない……ですけど、何か用事ですか?」
初瀬の答えに春河は小さくため息をついた。そんなに急ぎなのだろうか。
「探すのなら手伝いますけど」
「あ、ホント? 助かるよー。できれば早い方がいいからさ」
「そうなんですか……何事です?」
「あいやーまぁね」
春河は気まずそうに辺りを見回してから首を横に振る。初瀬には「周りに人がいるから言えない」という風に見えた。よく分からないまま小さく「なるほど」と言い、頷いた初瀬を見て、春河は眉を下げた。
それから二人は八束家を歩き回り三笠を探した。が、一向に見つからない。どうしたものかと廊下で立ち話をしていたところ、富士から「散歩に出かけた」という話を聞いた。
「じゃあ玄関で待ち伏せしましょうか。一個しかありませんよね、玄関」
「そうだなー。そんなに長時間出るとも思えないし、適当に飲み物でも貰ってこよー」
かくして初瀬と春河の二人は温かい茶を飲みながら、寒い玄関に居座ることになった。
「あの。春河さん」
初瀬はふと、春河に問いを投げかける。
「春河さんは、どうして零課にいらっしゃるんですか」
ちょっとした興味だった。魔術師でもない、異能力を持っているわけでもない彼が零課にいるその理由が初瀬には想像できないでいた。そう言ってしまえば浦郷も、そして松島も不思議ではあるのだが、彼らは魔術もしくは魔術師に執着を持っているように見える。ただそれを春河からは感じ取れないのだ。
彼は少し驚いたように瞬きをして、すぐにその顔を綻ばせた。
「それ、やっぱ気になるん? まぁ、確かにオレはなーんもできん! 弱いし。特別秀でたところがあるって感じでもない」
自虐ではない純粋な分析を彼は述べる。
「異能力も、魔術知識もなんもないワケよ。渚ちゃんのことを羨ましいって言ったのはホントのこと。トキ君みたいな子を見たくないってのも、ホント。渚ちゃんには悪いけど、無責任でどうしようもないけど、オレはそう思ってる」
「……」
「オレねー、犬飼ってたんよ。ヨシノっていうすげー美人さん」
唐突に始まった犬の話に初瀬は目を丸くする。春河はそれに対して「まぁまぁ」と返して話を続ける。
「生まれた時からずっと一緒だったからさ、オレが警察入った頃にはもう結構なおばあちゃんだったんだけどね。でもすげー綺麗な毛並みだし、足腰もしっかりしてたからそんな感じは全然しなかったんよ。獣医さんもびっくりしてた」
「そうなんですか……それはすごいですね」
「そそ。でも死んじゃった。オレが拾ってきた子犬がスペクターでさ。相打ちみたいな感じで、死んじゃったんだよ」
視線を落としながら春河は語る。
よくある話だ。誰かが捨てた子犬を拾って帰った。その日は雨風が強く、冷え切ったその姿を春河は見捨てることができなかった。もちろん寄生虫や病気を持っている可能性もある。老犬であるヨシノにとってそれらは命取りになるだろう。そのこともあって、子犬は玄関先から中に入れられることはなかった。それでもヨシノは気が付いていたのだろう。もしかすると、それの正体も見通していたのかもしれない。彼女はじっと、玄関と居間を隔てる壁を見つめていたそうだ。一晩付きっ切りで世話をすることになった春河はその日は玄関で寝ることになったのだという。
「オレさ。そん時自分のことちょっといいヤツだって思ってたんよ。警察官になれて、いい具合にことも進んできてて。フラれるときはいつだって『いい人だから』って言われるし。目の前で困っている人がいたら全員助けたいって思ってた」
早朝。
玄関で眠りに落ち、目を覚ました春河の足元には血だらけのヨシノがいたという。その時はまだ息があった。急いで病院に駆け込んだものの、ヨシノが高齢であることを鑑みて手術はおすすめしないと獣医に言われてしまった。結局延命をするようなことはせず、静かに、ただ静かに彼女が息を引き取るのを、春河はただ黙って見ていることしかできなかった。
「んで、スペクターが絡んでる事例だっていうんで、松島さんたちがウチに来て事情聴取。そんときにオレすっげー酷い顔してたみたいでさ。松島さんも誘うのを遠慮したって言ってたわ。でも結局オレどうしようもなくなってさ。知らなかった脅威があって、それを防ぐ人手が足りてなくって。でもオレは専門的な知識も何も持っちゃいないし、勢いで入ってきたはいいけど、ここにいてもいいのかなって思ってさ……そこで頑張るトキ君に会っちゃってさぁ。この子を誰が守るんだとか思って」
「バカみたいでしょ」と言って春河は笑う。それは正真正銘、自虐の笑いであった。結局いい人でいなければ、己を己として肯定できない。
「ええっとだから……長くなったけど、オレはトキ君のために零課にいるんよ。これだけ聞くとなんかアレだな」
「その気持ちは……分かります」
「ええっ?」
「少し違うかもしれませんけど。わたしも似たようなことを思うことがあるんです」
初瀬は己の手をまじまじと見る。誰が見ても明らかな人の手だ。マメとペンだこのできた右利きの人の手だ。
「ギフトを持って生まれて、それがすぐに分かって……母からはずっと「人とは違う」と言われ続けてたんです。実際その通りなのですけれど……幼いわたしは真に受けていました。文字通りそのままの意味で受け取っていたんです。だから魔道具を貰ったあの日から、戦う術を手に入れたときからずっと……人のために戦っているんだって自分に言い聞かせていたんです。だからわたしは人の味方なんだ、と言い張れるって。人の敵になることはないって。実際その通りではありました。近所でスペクターに襲われる人はいなくなりましたし、悪いことをしているわけではないので罪悪感を覚えることもありませんでした」
人のため、などではなかった。
完全に己を肯定するために初瀬は武器を手に取った。その力を振るった。それが自己満足にしかならないことも、あまりにも頼りない支えであることも知っていた。初瀬の場合は一歩間違えば怪物となってしまう。そんな尾根のような危険な場所にいるわけで。いい人であることは自分を普通の人であると証明する一番分かりやすい方法だ。
誰かのためという言葉を笠に着て、英雄気取りで歩を進める。その先に待ち構えているものがよくないものであったとしてもそれを止めることができるのだろうか。二人は黙する。
「だから春河さんのそれは、悪いことではないし……むしろ普通、なのかもしれないとわたしは思いました。あ、いえ、願っていると言ってしまえばそれまでなんですけど」
「やー、いや、そうかも! 個人的でいいかもね。他を軽んじることは許されないけど。オレらの手には限りがあるし、視界だって広くないし。渚ちゃんはオレより取れる手段が多いけど基本的な腕の本数は変わんないし」
「そりゃそうですけど……あんまり口に出すのはよくないですよね」
「あ、それはそうかも……ここでの会話は内密に……」
ハッとした顔で春河はポケットの中から取り出した何かを初瀬に握らせる。それは市販の飴だった。フルーツが包装紙に描かれたよくあるデザインの、よくある飴だ。初瀬はそれを口に放り込む前に一言返す。
「もちろんですよ」
──午後十一時。玄関扉が開いたのはその時刻を少し過ぎた頃だった。
酷く疲れた顔をした三笠が暗闇から現れた。その肩には雪が積もっている。足元も濡れていることから、雪の中歩き回ったのは確実だ。春河はそんな彼を見るなり腰を浮かせる。
「やっと帰ってきた。あのさ、トキくんが呼んでるよ」
初瀬はそういうことか、と黙ったまま頷いた。が、三笠は浮かない顔のまま緩く首を横に振った。
「え、なんで?」
これには初瀬も思わずそう口にする。三笠のことだから心配しているのだろうと思っていたのだ。春河ががばりと立ち上がった。そして。
「あ、あー……なんていうか、合わせる顔が無いから。悪いけどもう出たって───」
自嘲気味に笑いながら返す三笠の頬を、春河は何を思ったのかいきなり殴った。
「え?」
いきなり殴られた三笠は動揺しながら春河の方を見る。春河は怒り心頭、といった様子で三笠を睨みながら胸ぐらを掴みにかかる。
「本気?」
『失望させないで』
赤鴇の言葉が蘇る。その時の表情は思い出せない。
「あの子が本気でそう言ったと思ってんの⁉」
春河が三笠の胸ぐらを掴みながらそう言った。その目は真剣だが少し潤んでいるようにも見える。
「そ、れは……」
「あの子だって言葉は選びたかったと思うよ⁉ でもそんなことができる状態じゃなかった、お前が行った後に『地雷だって分かってたのに』って言ってた。だから許してやってって話じゃないけどさ──! このまま避けるようなことは、絶対にしないであげてほしいんだよ。お願いだから、逃げることだけはしてくれるな!」
春河は噛み付くようにそう言った。初瀬はとりあえず止めるべく、その間に割って入ろうとしたが、勢いに気圧されてしまいすぐに動けなかった。少しの間、そんな状態で時が流れる。
「え……」
不意に後ろからした声に、三人は一斉に振り返った。
「な、何やってるんですか⁉ 進一⁉」
「あっ、えーとこれは……」
春河は目を泳がせながら三笠を解放する。三笠は土間に尻もちをついた。そんな彼を見た赤鴇は目を伏せた。治療がひと段落したのだろうか、痛々しいほどに彼の身体には包帯があちこちに巻かれている。自力で立つのも辛いのだろう、半ば壁にもたれかかるようにしてそこにいた。
「……すみません。言葉を選べなくて。よりによって先輩にああ言ってしまうなんて」
三笠はその言葉に、気まずさのあまり視線を斜め上に向ける。そしてそのまま赤鴇の言葉に返事をする。
「それは……別にいいよ。あそこでぐずった僕が悪いのは確かだし。結果的に、それでよくない感じにはなっちゃったけど、さぁ」
三笠の言葉に春河と初瀬はハッとする。『よくない感じ』というのは紛れもなく彼女のことだろう。そこで春河も三笠の心中を察したようで視線を足元に落とす。
「ごめんな。僕がもっとちゃんとできてたらよかったんだけど。気を遣わせちゃって申し訳ないな。こんな出来そ──ん⁉」
初瀬が動いた。自虐を吐きかけた三笠の頬を彼女の右手が掴む。赤鴇も三笠も、春河でさえも呆気に取られて初瀬の方を見た。当の方人はというと、我慢の限界といった様子で若干の怒気を放っている。
「お前さぁいい加減にしろよ。そうやっていつまで赤鴇君から逃げ続けるの? 出来損ないを、都合よく逃げる言葉として使ってんじゃねーよ」
「……はぁ? そんなわけない、本当のことだろ……! 足りないところを数え始めたらきりがない。そんな状態で、この子の先輩が務まるわけないだろ! ていうか、他人の人間関係に首ツッコむとか、どんだけ物好きなんだよ」
初瀬のペースに乗せられた三笠も食いかかるように言い返す。
「今更だろ。第一、お前に何の責任があるわけ? 悪いのは殺した奴だ。違うの?」
「……」
「自分が殺したようなものだと思ってる? 思い上がるなよ。それならわたしも同罪だ。だってあの人が、わたしに回復魔術を使ってくれたからね。きっと自分用だっただろうに。それだけじゃないんでしょ? 赤鴇君だって同じように助けられたんでしょ? なぁ、ムカつくわ。お前のその態度は、最後の行動を否定してるも同然じゃないの」
「ッ! そ、れは……そう、かもしれないけど……でも、赤鴇は、僕の元に居るべきじゃ」
顔を伏せようとするが初瀬の手がそれを許さない。強い力で目を逸らすことすら許されず、三笠は表情を崩す。初瀬は赤鴇の方へと確認するように視線を投げた。すると彼は首を横に振り、口を開く。
「先輩。ぼくは別に、先輩のことをダメダメだとは思っていません。そりゃあ、ちょっとは自分に自信を持ってもいいんじゃないかなって思いますけど」
「あ、えーと」
思わず吐かれた毒に初瀬が困惑する。しかしそれに構わず赤鴇は続けた。
「ぼくは嘘がつけませんから。そう思うのは先輩にはちゃんとできることがあると思っているからなんです。絶妙に活躍の機会が無いから、先輩はそうじゃないって思ってるだけだと思うんです」
「………………な、なんだそりゃ」
三笠は橙の瞳を丸くして、小さくそう呟いた。初瀬も思わず目を丸くする。
「なんか……すごいな」
「はい。だから、本当に今回はすみませんでした。ぼくも今ものすごい罪悪感でもういっぱいいっぱいで。あんなこと言っちゃうぼくが嫌って言いますか。先輩が自分のことをけなしているのも嫌なんですけど」
「なんだそれ、厄介なファンみたい」
三笠はそう一言呟いて破顔した。初瀬も思わず右手を開く。
「……うん、うん。そうだよね。ごめん、僕、自分のことばっかり考えてた」
クラスの端から、仲よく話しているクラスメイトを見るのが好きだった。それだけで幸せな気分になれたからだ。いつも話しかけてくれる人も、楽しそうに話をしていたからだ。それでいいと思っていた。人の幸せに必ずしも自分の存在は必要ではない。むしろいるべきではないと考えることもある。
卒業後に、仲がいいと思っていたのがほんの一握りのものだったと知った。水面下では嫌なやり取りがそれなりにされていたらしい。
「僕は、人が幸せであればそれでいいと思ってたんだけどね。赤鴇ももちろんそうだし、顔の知らない人だって、そうであればいいのにって思ってたんだよ」
ぽつりぽつりと紡がれていく言葉を誰も遮ることはない。黙って三人は続きを待つ。
「でも、それはただ単に都合の悪いものを見てみぬフリをしてただけなんだ。ダメならダメで、何でダメなのか考えて必死に取り戻そうとする必要があるんだ。本当に幸せになってほしいなら、それに一緒に立ち向かうべきなのにさ」
「先輩……」
自分が自信を持つだけで、喜んでくれる人がいる。自分が自分を投げ出すことで怒ってくれる人がいる。誰よりも大切にしたい人を、自分だけ見ていたせいで傷つけてしまった。それに気が付く。少しの恥ずかしさと大きな罪悪感。それをひっくるめて考えて、導き出される答えがある。
「ごめんね赤鴇。ありがとう。おかげで僕がやるべきことが分かったよ」
いつも通りふにゃりと笑った三笠は、赤鴇に向かって手を差し出す。赤鴇はそれを今にも泣きそうな顔で取る。
「本当ですよ……! ぼくずっと言ってたじゃないですか!」
「はぁ、素直じゃないのを師匠に持つと大変なんだな」
ひと段落ついたと思ったのだろう。春河は小さくそう呟いた。
※※※
「弟子にしてください」
その申し出を三笠は『自分はまだ修行中だから』と一度目は断った。
二度目は『君を助けたのは姉だから』と断った。
三度目は『健全じゃないし、将来の役に立つとは思えない。魔術師の家系でもないのに』と断った。
四度目は『僕は落ちこぼれだから』と断った。
五度目は──無かった。四回。たった四回の強い押しに三笠は耐えられなかった。元々押しに弱いのは知っていた。赤鴇の根気勝ちと言えるほど彼が粘ったわけでもない。ただ単純に三笠の意志が弱いだけだ。今でもそう思っている。きっと三回目までなら耐えられたのだろうと、勝手に考えている。
「じゃあ、今日から先生ですね。よろしくお願いします」
三笠を魔術の師として獲得した赤鴇は嬉しそうにそう言った。初めての尊称に嬉しい反面、頭に姉がチラついてしまい、どうしても気が引ける。
「あー、いや、先生はちょっと。僕もまだ未熟だから」
「じゃあ先輩ですか?」
「それなら……まぁ」
妥協の妥協を詰めた結果。だらだらとした人付き合いしかできなかった三笠に、謎に弟子ができてしまった瞬間だった。
後で知ったことだが、赤鴇は一度魔術師に出会ったことがあるらしい。
ただそれは非常に古い記憶で、現実だったかどうかすら定かではない。ただ確かなのは、その魔術師が銀色の髪をしていたことと、三笠と同じ魔術を使っていたということなのだという。三笠はまさか、と思ったものの、答え合わせは未だにしていない。
何度も何度も、赤鴇昇星という普通の子をこちら側に引き込んでしまっていいものか、三笠は悩んだ。しかし、彼が『学校と言う場所が居づらい』と感じていると知ってしまったのを最後に悩めなくなった。すでに魔術は彼の心の拠り所になっていた。幼いころの夢のような記憶を頼りに、彼は苦しい現実を乗り越えようとしていたのだ。
それを知ってしまった。解ってしまったからには。三笠は悪い大人として、彼と関係を持ち続けた。敷宮探偵事務所を紹介したのだって三笠だった。
この時のことを後悔しているかと訊かれたら、少し答えに困るだろう。
確かに彼を引き込んだことは後悔している。まっとうな生き方を捨てさせたようなものだからだ。ただ、それでも、どこか救われたような気がした。楽しい時間であったのは、確かだからだ。赤鴇と話す時間も、彼が幸せそうに生きているのも。三笠にとっては嬉しいことに違いない。
それでもあの時「僕はどうすればよかったのか」と、考える夜もある。
未だにその答えは出ていない。
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