第9話 キラキラした集団
「いやー!ほんっとうによかった!」
「もう、この子ったら…」
「本当に心配したんだよ?ニコ。」
「お嬢様!うぅっ…」
新年一発目から、この場をカオスにしたらしいわたしですが、どうやら皆様落ち着きを取り戻してきたようです。
…わたしは全く落ち着いてないけどね!!
とりあえずさっきまで抱擁やらキスやらでもみくちゃにされて放心状態だったけど…
やっと私も開放されたと思ったら
今度は愛情たっぷりの視線が痛い。
目の前のやけに眩しい
キラキラ集団を見渡しながら、
わたしはひとり冷や汗をかいていた。
「ホッ、オホホホホ……」
こんな感じでいいんだろうか。
みなさん高貴そうだし。
とりあえず笑っておこう。
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