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まずは自分のランクをあげないと……私、一人余っちゃう!?


明日までにとりあえず、ランクを一つあげないと。


Dランクの執事ならいたからせめて明日までにDにはあげたい……。


教室に帰ると、みんな楽しそうに話をしていた。


「執事のみんなカッコよかったよね~!」


「私は紫苑くん派!」


「私は大和くん!」


「黒のナイトと白のナイトの組み合わせって最強だよね」


大和が執事科にいることも驚いたけど、まさかの大和が大人気なんて……。


教えてあげたい。


アイツは子どもっぽくて意地悪で、あんな紳士的じゃないってこと。


「麗華さんは誰が一番でした?」


すると二階堂さんは髪の毛をかきわけながら言った。


「そんなの決まってるじゃない。黒瀬大和くんよ。彼は私に合いそうだわ。クールで品があってカッコイイし」


「ですよね!麗華さんとならお似合いですよ~!」


「同じSランク同士、品のある同士ですし……」


げ……よりによって大和なの?

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