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うう、なんかザワザワしてる。
Eランクなんて執事科の人にもいないし、恥ずかしいよう……。
「執事とは楽しく人生を歩んでいけたらと思っています」
ああ、どうせ執事科の人も私のこと見て笑ってるんだろうな。
そう思ってチラっと執事科の方を見ると、大和と目が合った。
あ、大和……。
くすっと鼻で笑って見せる大和。
大和のやつ……!
ようやく羞恥の自己紹介タイムは終わった。
「はぁ……」
疲れてしまった……。
「明日の授業ではさっそく合同授業で社交ダンスをしてもらいます。誰と組むべきか、今のうちに考えておいてください」
先生の言葉にはっと我に返った。
誰と組むか……。
ちょっと待って。
『また、この制度は執事科にも導入されており、基本的には同じランクの者同士、実習のペアを組んでもらうことになります』
同じランクの者同士ペアを組むって言ってたよね……?
Eランクの執事は執事科にはいない。
まずい!
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