近藤局長と山南総長-3

「……はん。こりゃあ生き延びられそうにねえな。酔っ払っていても、あんたは芹沢以上の怪物だよ。かっちゃん」


「当然だー! 弟分より弱い兄など、生きている値打ちなーし! やるぞー歳!」


 えっ?

 いけない。夢の対戦カードが実現する、わくわく、だなんて時めいている場合じゃなかった。これはゲームじゃない、現実なんだよね。

 二人とも大怪我しちゃうじゃん!

 下手したらどちらかが死ぬとか、土方さんがまた邪悪な戦術を使って相打ちで両者死亡とか! 新選組隊士に女の子が一人いるだけで、こんな殺伐展開になっちゃうの? わたしが「沖田総司」なのがまずいのかな? 「侍死」の世界だから、よりハードなの?

 そして、こういう時にバランサーとして動いてくれるはずの山南さんは――。


「……お、沖田くんが女性。沖田くんが女性。まさか、こんな奇妙なことが……わ、私はこういう場合、どう行動すればいいのか経験も知識もない。いったいどうすれば……?」


 なんだか知らないけれど、一人で自問自答しながら汗だくになって固まってるー!?

 なにをそんなに悩んでいるんですかあ山南さーん!?

 えーい、わたしが二人を止めないと!

 わたしは震えながらも、剣を手に取って抜刀しようとしていた近藤さんと土方さんの間に割って入った。足ががくがくと震えてたまらない。


「待って、待ってください二人ともー! どうして近藤さんと土方さんが斬り合うんですかあ? こんなのヘンですよ、やめてくださいよー!」


「……おう、総司。歳の奴が柄にもなく燃えているもんで、つい浮かれちまってな」


「総司に決して色目を使うな、いくらかっちゃんでも通らねえと、最初にぴしゃりと言っておかなきゃならねえんだよ」


「あのなあ。てめの妹にそんな気は起こらねえと言ってるだろうが歳。どこまで総司に対して心配性なんだ、歳は?」


「なにかの間違いってこともあるだろうがよ」


「ねえよ、ねえ! 俺は総司とは試衛館でガキの頃からずっと一緒に暮らしてたんだぜ? 歳のほうが心配だろう、お前ははぐれ者で試衛館には決して住み込まなかったからな」


「お、俺が総司を? ふ、ひゅ、ふざけるな、それこそありえねえ! やっぱり勝負だ、かっちゃん!」


「うわわわわ? とにかく近藤さん! わたしは謎の病気で、女の子になってるんですう! なので今後も殿方の前では決して脱げません! お嫁にいけなくなっちゃいますから! 近藤さんも、酔っても昔みたくわたしの前で脱がないようにお願いします~!」


 わははは! まるきり娘口調だなあ。ほんとうに年頃の乙女になっちまったんだなあ総司は、と近藤さんは苦笑していた。

 今にも斬り合いをはじめそうな空気が、近藤さんの身体からすっ……と消えた。


「わかったよ総司、喧嘩はやめたやめた。これからはお前を妹として丁重に扱うと約束する。俺は鈍いから時々やらかすけど、多めに見てくれよ。うむ! ほら、歳も座れ。仲直りの印だ、金平糖を食え」


「酒でいいよ、俺は。金平糖なんてガキの食い物だぜ」


 近藤さんが服を着直して座ってくれたので、やっと土方さんも冷静になってくれた。

 実の兄弟よりも篤い友情で結ばれたこの二人の斬り合いなんて、やっぱり駄目ー。

 山南さんはよほど私が女の子になったことが衝撃だったのか、ずっと自問自答して固まったままだし。

 はあ。どうにか止められてよかった……。


「しかし、落ち着いて考えてみるとよ。若くて銭がない男ばかりの新選組に若い女が一人とは、まずいな……狼の群れに子羊が紛れるのは危険すぎるぞ。どうする、歳?」


「かっちゃんが総司を妹として遇すると命を賭けて確約するなら、かっちゃんが大坂新町から曳いた深雪太夫の屋敷に、奉公娘として住み込ませるという手もあるぜ」


「おう。太夫はかわいそうに、病が重いからなあ。総司が看病人としてつきっきりでいてくれれば、安心だ。それで病が治るというわけではねえし、太夫の妹も看病人として呼び寄せてはいるがな」


 深雪太夫さんは、近藤さんの馴染みの芸姑さんだったんだけれど、不治の病にかかって身体を壊してしまったので、見るに見かねた近藤さんが引き取って京で面倒をみている人だ。「侍死」では残念ながらすぐに病死してしまう。治療方法がなくて、どうやっても救う方法はない……わたしが医者だったらなあ。


「一番組の隊長が抜けるのは痛手だが、どうする総司?」


「今すぐに男装を解けば、不逞浪士たちにも漏れねえさ。安全策ではあるぜ」


 ふええ。いきなり、沖田総司戦線離脱ルートですか?

 確かに、男装をやめて新選組を抜ければ平和に生きられそうだけれど……でも。

 今、近藤さんと土方さんがちょっとしたことで(半分冗談だったけれど)斬り合いをはじめそうになったことでわかった。

 この世界の男たちは、オリジナルの幕末の男たちよりもさらに血の気が多い。

 ヤクザ成分、人斬り成分マシマシなんだ。

 まあ、沖田総司が女の子になっちゃった、がちょっとしたことかどうかはさておき。

「侍死」の世界を熟知している(はずの)わたしが介入すれば、近藤さんも土方さんも山南さんも死なずに済む「存在しないIFルート」が実現できるかもしれない。


 そう。

 三人とも、このまま傍観していたら死んじゃうんだ。

 近藤さんが、病に冒された姿を見かねて引き取った深雪太夫さんも心配だけれど、もうすぐ妹さんが看病のために来てくれることが「侍死」では決まっているし、医学知識がないわたしにできることは、お見舞いと休日の看病くらいだ。そしてこれは、新選組に所属していてもできる。

 可能ならば深雪太夫さんも救いたい。でも、その可能性はない……。

 わたし自身の行動によって救える可能性がある命は――。

 わたしは、意を決して宣言していた。


「近藤さん、わたしは新選組隊士です。わたしの病は死ぬようなものではないですし、剣の腕も落ちてはいません。最後まで、新選組隊士として皆さんとともに働きます! 絶対に、新選組を抜けたりはしませんから!」


 そう。病死ではなく、斬首・切腹・戦死を遂げる運命にある三人。

 近藤さん、土方さん、山南さんの命ならば、わたしが救う手助けをすることが可能なはずだ。「新選組一番組隊長・沖田総司」として行動すれば。

 深雪太夫さんのもとには、できるだけ時間を作って通えばいい。「侍死」では、いずれ沖田総司は、深雪太夫さんの妹さんに看病してもらう立場になるのだ――。

 だが、今のわたしは、労咳にかかっていない。身体は健康そのものだ。

 ほんものの沖田総司くんが、病を得たために成し遂げられなかったこと。それは。


「わたしは、わたしを弟として慈しんで育ててくださった近藤さんを、武士の中の武士、ほんものの武士にしたいんです! そのために剣技を磨いてきたんです! どうか沖田総司を、最後まで新選組隊士としてこき使って下さい! 決して弱音を吐いたり倒れたりしませんから! だから、新選組から除隊させないでください! お願いしますっ!」


 あ、あれれ? わたし、泣いてる? これはわたし自身の涙なのか、それとも――それとも、沖田総司くんの涙なのか。わたしの言葉は、わたしの言葉なのか、あるいはこの身体のどこかに眠っている沖田総司くんの本心なのか。

 そうか。

 きっと、両者が「混じっている」んだ。

 新選組から除隊させられて一人きりで江戸に置いていかれた時、沖田総司くんは号泣していた。わたしを置いていかないでください近藤さん、土方さんと、子供のように大泣きしていた。

 その沖田総司くんの感情が、心が、今、わたし自身の心とシンクロしたんだ。

 わたしの涙を見た近藤さんが、普段は半開きにしている目を大きく見開いていた。

 そして、自らも涙ぐみながら、ばあんと畳を大きな掌で叩いた。

 これは、激している時の近藤さんの癖だ。


「おう、そうか! さすがは総司だ! 身体は女になっても、天才剣士沖田総司の矜持は捨てねえってことか! お前はほんものの漢だ! よし、許す!」


「あ、ありがとうございます、近藤さん!」


「……総司。おめえ、そこまで新選組を思って……わかった。山南さんが言っていた、幕府の御殿医に賭けてみるか。蘭学に詳しい先生らしいしな。お前の病には、さしもの石田散薬も効かねえだろうからな」


「ですから、石田散薬はなににも効かないですよ土方さん。インチキ薬です」


「うるせえよ! 打ち身くらいには効くんだよ、打ち身くらいには!」


「それも、気のせいじゃないですかねー?」


「て、てめえ……相変わらず、口の減らない……しかも女になっちまったから、ぶん殴れねえじゃねえかよ」


「ぽかりと殴ってもいいんですよー。新選組は男女平等ですよーどうぞどうぞ」


「そうか。じゃ、殴る。今まで通りにな」


「あいたっ! ほんとうにぽかりとやらないでくださいよー土方さーん! 女性は丁重に扱えって近藤さんに言った矢先にそれ? あなたは鬼ですかー! 鬼! 副長! 悪魔ー!」


「しれっと、副長って言葉をそこに混ぜるんじゃねえよ」


「わっはっは! こいつはほんものの総司だな! 鬼の副長にこんな軽口を叩ける奴ぁ、総司しかいねえ! こいつは奇妙な話になったもんだ!」


 あ。また口が滑っちゃった。土方さんに軽口を叩くなんて畏れ多いんだけれど、やっぱり元のほんものの沖田総司くんの身体と魂が、今のわたしの本体なんだろうなあー。身体に引きずられているというか、いつも通りの反応をしてしまうというか。


「……ふう。肝心な時に固まってしまって申し訳ありませんでした。と、とにかく、雨降って地固まる、となってよかったです」


「なんで黙ってたんだ。なにかあればしたり顔で反対意見を差し込んでくるあんたらしくねえな、山南さん。総司の件は治療に成功するまで口外無用だぜ。いいな?」


「ええ、土方くん。しかし私はほんとうに心から驚いています。沖田くんの件は、私の人生でいちばんの衝撃だったかもしれません。治療できればいいのですが……」


「いちいち大げさすぎるんだよ、あんたは。こんなものは風邪の一種だよ、風邪の」


「……さすがに、風邪とは違うと思いますが……」


 山南さんが激しく動揺しているけれど、いきなり沖田総司が女の子になっちゃったんだからこの反応が普通だよね。

 近藤さんと土方さんは、肝が据わりすぎてるというか、やっぱり新選組の局長と副長は特別だなあ。近藤さんは慌て癖があって、最初はちょっと狼狽えたけど、すぐにどっしりと構えた局長の顔を取り戻してくれた。

 まずはこれで一件落着、と思ったのだけれど。

 心配性の土方さんが「そうだ、局中法度に『総司に手ぇ出そうとした奴は切腹させる』と書き足そう」と言いだしたので、山南さんとわたしとで必死で止めるはめになってしまった。

 なんでもかんでも切腹の口実にするのはよくないですよ土方さん。

「手を出そうとしたら」切腹って、そんなの、拡大解釈すれば誰だって切腹じゃないですかー。殿方が若い女の子を見たらむらっとすることくらい、わたしだって知ってますから。

 あ、前世のわたしは、あんまりむらっとされないタイプでしたけれど。


 でも今のわたしは、絶世の美少年・沖田総司がそのまま女の子になって、今までの沖田総司よりさらにかわいくなりました(男総司比)って状態だから、気をつけないと。



 沖田総司と山南敬助が退室した後、局長室に残った近藤勇と土方歳三は酒を交わしていた。とはいえ、飲むのは土方ひとりで、下戸の近藤は金平糖を頬張るばかりだが。


「なあ歳。俺と斬り合うつもりなんざ、なかったんだろう? 総司が女になったことに動揺している山南さんに釘を刺すための演技だったんだな? お前は用心深い男だがよ、まったくやることが陰湿でいけねえ。直接言ってやればいいことだろう」


「……なんだ、わかっていて俺の芝居に乗ってくれたのか。山南は昔から女っ気がない生真面目な男で、えらく女に弱い。それに総司とは仲が良いものの、さすがに兄弟分とまではいかないからな。あいつは総司を女として意識して激しく動揺していた。だから、妙な気を起こしたら斬ると警告してやったのさ」


「ほんとうに、それだけか? 歳、お前の心がいちばん揺れてるんじゃねえのか」


「……な、なにを言いやがる!? かっちゃん、俺ぁ総司の二番目の兄貴分だぜ。あんたが一番目の兄貴だということは確かだが、俺だって……だいいち、あいつは総司だぞ。俺ぁ山南と違って女には昔からモテるんだ。今朝まで男だった総司なんぞに心が動くはずが……」


「どうかねえ。俺に言わせれば、歳は俳句読みで生まれながらの芸術家さ。もともとは武人よりも色恋に生きるのが自然な優男さ。ほんものの武士になりてえという、俺の途方もねえ夢に付き合わせちまって、新選組副長なんぞにしてしまったがよ……生涯に一度のほんものの恋に堕ちたことがねえだけだよ、歳は。もしかしたら、その生涯に一度の相手に出会っちまったんじゃねえか」


「無骨なあんたの口から、ほんものの恋だのなんだの、どうしちまったんだよかっちゃん」


「なに、岡目八目さ。俺ぁ無骨者で色恋に無縁な男だから、逆によく見えるのさ。おめえとの付き合いはほんものの兄弟より深いしよ。江戸でも京でも、おめえは女どもに追いかけられて大変だったよなあ。いつも俺が尻拭いだ。俺がこの岩みてな顔面とガタイを晒して繰り出せば、いつだって片が付いた。だが、今回ばかりは難しいよ」


「けっ。嫌なことを言いやがる。付き合いが深すぎるのも考え物だな。俺とかっちゃんとは、死ぬまで一緒の腐れ縁なんだろうよ。きっと前世からの宿縁だろうなぁ」


「歳、いいな? あんまり山南さんに厳しくするんじゃねえぞ。そいつは、てめえ自身への腹立ちを山南さんにぶつけてるだけだ。それに――」


「それに、なんだよ。かっちゃん」


「……いや、実は俺ぁわざと上半身を脱いで見せたんだが、どうもあの総司の反応は、総司であって同時に総司じゃねえような気がするんだよなぁ……身体が女になったからって、いきなり心まで女っぽくなるものかな。あいつはガキの頃から俺の裸なんざ見慣れてるんだぜ? ああいう場面では、冗談を言ってへらへら笑って済ませるのが総司なんだがなあ」


「なんだって、あれはわざとだったのかよ? あんたも存外に芝居が細かいじゃねえか」


「俺は芹沢さんみたいな、女を見たら襲いかかるような手合いとは違うぜ歳。ほんものの女性の前でいきなり脱いだりはしねえよ」


「そりゃあ考えすぎだ。総司の奴ぁ身体が女になっちまったから、それに引っ張られて反応も今までと違ってるんだろうよ」


「いやいや、あいつは実際総司だよ。あの、新選組にいたいという言葉も表情も、確かに総司本人だ。でも、どうもそれだけじゃねえと思うんだよな……だとしたら、歳。おめえ、いずれ歯止めが効かなくなるかもだぜ」


「なんだよそいつは。総司は総司だ。他にどう解釈すればいい? 狐でも憑いてるってのか? あんた、今夜は驚きすぎて錯乱してるんだよ。さっさと寝ろ。それで落ち着く」


「俺の考えすぎなら、いいんだがなあ。一緒に暮らしてきたからこそ、なんとなくピンと来るものがあるんだよ。まあ真相がどうであれ、俺にとってあいつはかわいい弟の総司に違いねえがな!」


「いや、弟じゃねえ。今は妹だぜ」


「そうだったな。妹か。妹なぁ……妹に試衛館を継がせることができるのかね」


「ああもう、ややこしくて頭が痛え! 山南の野郎、ほんとうにだいじょうぶなんだろうな? とんでもなく動揺していたが、まさか女になった総司に惚れやがったんじゃあるまいな? だとしたら切腹だ、あのうらなり野郎」


「わっはっは! それは焼き餅ってやつだ。男の嫉妬は怖いな、歳!」


「……冗談でもやめてくれよ」


「とにかく、だ。総司の『新選組にいたい』という想いの強さは伝わったぜ。泣いてやがったな、総司は。兄貴としてあいつの夢を叶えてやりてえなあ。新選組では、あいつが一番強い。だから総司に芹沢さんを斬らせちまったことを、俺はちょっと後悔していたんだ。総司は腕は立つが心はまだ子供で、人の命の哀れさを知らねえ。そんな総司に人斬りをやらせてしまって、よかったんだろうかと……」


 近藤勇は豪放磊落な男だが、存外に繊細な部分もある。とりわけ幼少時からともに兄弟として過ごしてきた沖田総司に対しては。そんな近藤の悩みを聞いてやることができる人間はこの地上にただ一人、土方歳三だけである。局長近藤勇は、いつだって揺るがない大樹でなければならないからだ。


「あの時は、仕方なかっただろう。新選組解散の危機だったんだ。もしも仕損じれば、芹沢派との全面抗争が起こって、隊士全員共倒れだっただろうからな。尋常じゃねえ数の死人が出ただろうよ。だから総司も、新選組を守るためならばと覚悟の上だったさ」


「なあ、歳。総司が女になっちまったのも、芹沢斬りが原因かもしれねえよ。だとすれば、俺のせいってことだ。だがそれでも、あいつは新選組から外されることをあんなに恐れている。健気じゃねえかよ。総司を頼むぜ、歳」


「人斬りを気に病んで女になるんなら、俺たちゃ全員今頃女だぜ? 俺ぁ、深雪太夫のもとに匿ったほうが総司のためにもいいと思うがねえ。あんたがそう言うのなら仕方がねえ。これ以上、この秘密を漏らさないことだな。お互いに口を滑らせないようにしねえと。無論、山南もだ」


 新選組隊士に若い女がいると知れれば、隊内の風紀が乱れるかもしれない。総司を巡って隊内で刃傷沙汰だの切腹だの冗談じゃねえぜまったく、次から次へと問題ばかり起こりやがると、土方はため息をつきながら酒を煽った――。

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