感触
夜、寝るときのこと。
ボクは部屋で寝ていたのだが、真夜中に来訪者がきた。
「水野くん。起きてる?」
牛河さんだ。
ボクは寝たふりをした。
今日は色々なことがあって、疲れたのだ。
心身ともに疲弊しきっていたボクは目を閉じて、意識が落ちるのを待っていた。――のだが、ベッドが重みで沈むのを感じて、目だけを横に向ける。
暗くて見えないが、たぶんベッドに入ってきた。
「あの人、殺せなくてごめんね。でも、いつか、絶対に殺して見せるから」
抱きしめられたとき、ボクは頬に冷たい金属の感触があり、ぞっとしてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます