第3話 ケージ

翌朝から子猫は私が仕事に行く間はケージに入れられる生活が始まりました。

しかし、それが原因なのか?私が仕事から帰ると子猫は「ケージから出せ!出せ!」コールをするのです!!


「にゃー!にゃー!」と出せ!出せ!のオンパレードです!

すかさず、ケージのドアを開け子猫を出すと、大喜びで部屋中を走り回ります。


そして、いつもの様にダダダダダッと走って来て私の肩に乗るのです。

「お帰りにゃ♪」とでも言っているようでした。


「おかあしゃん。お腹空いたにゃ!ご飯おくれにゃ!」そう言っている様でした。

私は自分の食事も後にして、子猫にカルカンをあげました。


そうすると、またまたチビの癖に大食いです!

お代わりは毎回のこと。


食べ終わると、元気になり部屋中を走り回ります。

私も自分の夕飯を作り、食べていると欲しがります。


アジが好きなのです。

流石、にゃんこです。


もう、子猫はトイレに入る以外はケージには入りたがりませんでした。

入れると嫌がるので、入れるのをやめました。


夜は一緒にお布団で仲良く寝ます。

朝になると、お腹が空いたのか、またダダダダダッと走って来ては肩に乗り「お腹空いたにゃ!」と、言う様な顔をします。


仕事に行く時も、ケージには入れない事にしました。

このケージに入れない事が、後々、沢山の事件を巻き起こす事になる事を私はその時知りませんでした。


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