第11話 ホントの気持ち
原田君とお祭りに一緒に行くのは、
でも、『手を
原田君も、気付いたら私を待ってくれるけど、手を差し出しても、言ってもくれなくて……
そんな時、自然に恋人
浴衣の佑香は、りんご
2人とも楽しそうな笑顔で……
私達と違い
思わず、目が
哀しいのは、私達が、手も繫げていないせい……?
それとも、佑香と登川君がすごく楽しそうだったから……?
佑香達が通り過ぎた後、歩くペースが
「あっ、
せめて、佑香達と会う前に言ってくれてたら……
お祭りの場に
「三池さん、どうしたの?」
「ごめんなさい。やっぱり、原田君と付き合えない。中一の時から、原田君の事は、ずっと好きだった。一緒の高校に行きたくて
「登川君が好きなんだね」
私が
「ごめんなさい」
「予感はしていた。けど、
「でも、登川君が好きなのは、前世の私だから……」
それなのに、佑香と付き合って、恋人繋ぎして、あんなに楽しそうにしていて……
泣いているのは、私?
それとも、私の中の
「それなら、前世の恋人だったのは、この世で三池さんだけだよ!」
「確かに、そうだね」
イヤな断り方をした私に対して、そんな風に
「自信持って、前進してみなよ!」
「うん、ありがとう! 原田君を大好きでいて良かった!」
お母さんに報告しなきゃ!
私の大好きだった原田君は、頭も良いけど、性格も
こんな人を
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