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こうしてみると恭介の優しさが裏目に出たみたいで切ないですね。
極端な心配が、逆に腫物に触れるような扱いみたいに感じたんでしょうね……。
障害者の人が極端にアレコレ気を遣われるのを嫌うのと同じだったのかな……恭介にはそんな気は毛頭なさそうなのに。
でもこちらのヒナも前を向き始めてくれてよかったです。しかし可哀想……。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
裏目というか大切にされる理由が「陽菜の体だから」と思い込んじゃた部分があって「ヒナだから大切」と恭介が思っていることに気付けませんでした。
中学時代のすれ違いでボタンを掛け違ったままで2人が付き合っていた感じですね。
恭介の気遣いを貞操逆転世界の陽菜は非常に素直に受け入れることが出来ています。これがすれ違っていない状況なので、ヒナと恭介は一度どこかでぶつかってでもきちんと向き合う必要がありました。
(恭介の気遣い自体はヒナの体にも必要なものでしたから)
実は西田先輩がペンダントを車道に投げていなければ、恭介はヒナとやり直していた可能性が高いんです。すれ違いを解消するまでぶつかり合って再構築するチャンスでした。
もうその可能性は失われた後ですけど……
あぁ~…。こちらはこちらで、とことんすれ違っていたのですね…。
陽菜の真っ当な幸せが入れ替わらなかったものなら、ヒナの真っ当な幸せは恭介への認識を改めることだったのかなと。
陽菜は皆での更なる幸せを掴みとりましたが、ヒナにそういうことが出来るのか。
読み進めていきたいと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
とことんすれ違い、ボタンの掛け違いをしていました。もし万が一、何かのきっかけで恭介がヒナが入れ替わっていることに気付き、そのことでヒナが傷ついていると理解できれば間違いなくヒナに対する接し方が変わるし、ヒナ自身も意固地になっていた部分がほどけて恭介を心から受け入れられたと思います。
残念ながら恭介のことを理解できたのも恭介の死後なら、恭介がヒナのことを理解できたのも入れ替わり後なのでこういう物語になりました。