こういうジンワリと心にくる話好きですね。
【たら】【れば】はあろうとも現実にならない以上、今を全力で幸せになるしかないし、そうなっていれば『恭介くん』も幸せだと思ってくれるんじゃないかと、そう思うのです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私たち2人が2人とも入れ替わらない if を考えたのですが、心臓移植後に私が陽菜として目覚める世界線は普通に思いやって愛しあう高校生の物語になるなぁってことでした。
ただ、彼女の病気があるので気を付けなくちゃいけないことが多いっていうのが普通変わっているくらいです。
この想像は私の夢なので現実には起こらなかった if ですが、みんなの関係にどんな影響を与えるでしょうか。
もう一つの恭介の可能性の方は閉じてしまった。そのことをこの世界に飛ばされた二人が知らないのはむしろ幸せなことなのかもしれない。
生きていれば繋がることがある。諦めては行けない。諦めたらそこで終わりなのだ。諦めなければ、いつかは何かに繋がる。
当たり前のことなのだけれど、それを信じるにはその人の意思が関わる。そのために、希望を決して失っては行けない。
アフガンのタリバンの手から逃れた少数民族の男性がNHKの特集で語っていた言葉です。何か重なるものがありますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。この世界にいた多々良恭介くんだけは本当に不運が不運のままで終わってしまいましたから。
ただ、そのことを知っている人間はこっちの世界にもむこうの世界にいません。むこうの恭介くんの体のことはヒナアフターで語られるので物語を最後まで読んだ読者しか分からない話になります。
少なくともこの世界に来て本当の意味で独りぼっちだった陽菜とむこうの世界で独りぼっちだったヒナが諦めずにそれぞれの世界と繋がっていく物語になればと思います。
(ヒナの方は一回諦めたので苦労してますが)