第105話 太刀と日本刀の区別はつくのか?
道場に入る前に
更衣室で着ようとするが、いまいち帯と紐の締め方が分からない。後で
あ、今回はちゃんと道着の下にTシャツ着てるから! いつまでも同じ失敗を繰り返すほど俺もバカじゃないからね。
きちんと着れているのか分からないがこういう道着を着ると気持ちがピシッと引き締まるものらしい。
道場は板張りで一辺が30歩分くらいありそうな正方形をしてて、入口から見て奥に床の間のようになっていて掛け軸が掛かっている。「剣は人を殺める道具にあらず、人を活かす道なり」と揮毫されていた。
その掛け軸のすぐ前に
「今日は本当によく来てくれた。多々良に我が
今の時代に剣道場の運営は非常に厳しい。この道場の先行きも非常に不透明になっているのだ。
私はどうにかこのまま道場を継いで
正座してる
「
もちろん私も修行中の身で偉そうなことを言える立場ではないがな」
「ああ、それは全くのでたらめ、作り話だな。そもそもその二人は生きていた時期が違うから出会う事すらなかっただろう」
へぇ……そうなのか。
「そしてこれがこの
左手で刀の鞘を握り、横に握って俺の方に見せるために差し出してくる
「ああ、太刀は腰に佩くときに刃を下に向けて、刀は刃を上にして帯びるのが基本って聞いたことがある。あと時代が違うんじゃなかったか?」
俺の答えに満足そうに
「意外と詳しいじゃないか。多々良とこういう話が出来て私は嬉しいぞ。そしてこの太刀はちょっと変わったつくりをしていて
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分かりにくかったら読み飛ばしても大丈夫!
覚えておいて欲しいのは「
※
剣道の知識に関しても間違いは全て作者の知識不足によるものです。不足の点や至らぬ点などあればコメント欄にてご指摘いただければ幸いです。
6/24,25は1日5話特別公開
6,9,12,15,18時の1日5話更新となります
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