第一部 七章 刀剣女士・小烏ひより誕生!?
第104話 ひ~よりちゃんっ! あ~そびましょ~!!
日曜日も朝から自転車の陽菜と一緒にランニング。サイクルコンピューターで時速15㎞になったら教えてくれと伝えて前を走り、陽菜が教えてくれることで体に時速15㎞ペースを入れていく。
今日も桜公園でストレッチしてから折り返して家まで戻って陽菜と別れた。
その後俺は電車に揺られて移動している。時刻は朝の9時半。
目的地は6駅ほど離れた
そして今俺は
う~ん……訪ねてきたのはいいがここはやっぱり第一声は「頼も~!」だろうか?
まあ、今どきらしくちゃんとチャイムとインターホンが取り付けてあるからこれを押せばいいんだろうが
キョロキョロと左右を見て近くに人がいないことを確認すると、俺に出せる全力の大声で
「ひ~よりちゃんっ! あ~そびましょ~!!」
と叫んだ。ドタドタドタドタ……ガタンッ、ドカ、ガラガラガラ!
ものすごい勢いで走ってきた誰かがドアの
真っ赤な顔をした
「よっ、遊びに来たぞ。お待たせ
俺は片手をあげて挨拶する。
「よ、良く来てくれたな。多々良が来るのを待っていたぞ」
うん、今日も凛々しい
顔が真っ赤でなければもっとカッコよかったと思うぞ。
「とにかく今日はよく来てくれた。うちの
友達の頼みなら断るはずがない。
郊外ならではの広い敷地に踏み入れる。確かにこの剣道場を今の時代に維持していくのは想像以上に大変だろう。
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やっと
6/24,25は1日5話特別公開
6,9,12,15,18時の1日5話更新となります
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