第21話 とにかくしっかり拭いて綺麗にするね
看護師の若山あさかさんは女性なのに看護師さんになっているということで、やる気もあるし真面目な人なんだと思う。
前にもふれたが貞操逆転世界では女性の看護師さんというのはあまり多くない。この世界の男は女性に裸を見られるのを嫌がるし、女性の看護師さんが男の裸に対してやましい気分にならないとも限らないからだ。
もっともこの世界の男性は視覚的な情報だけで興奮することなどがあまりないのでそれほど過ちは多くならないらしい(スマホで調べたこの世界のインターネット情報)。
まあとにかく、あさかさんだ。
「退院前に何かやって欲しいこととかない?」なんて元の世界の男子高生に美人看護師さんが質問したらピンクな願望で頭がいっぱいになるだろう。
元の世界の経験があるから俺の主観は童貞ではないが、この身体は童貞っぽいから勢い余って「筆おろしよろしくお願いしまあああす!」って叫んでしまうかもしれない。
ただこの人はちょっと天然でドジなところがあるので本当にただ何か困ったことがないか確認している可能性もある。
巨乳童顔ナースでドジ属性持ちとか元の世界ではめちゃくちゃ人気がありそう。もし向こうの世界に帰れることがあったら会ってみたい人の一人だ。
「いや……大丈夫ですよ。体も心も楽になってきてもう入浴も普通に一人で出来ますしね。退院までにもうちょっと体を鍛えたいですけど」
と、腕まくりして少しずつついてきた筋肉を見せるように力こぶをつくる。
と、あさかさんが顔を真っ赤にしていた。ヤバッ……この世界だとこれも性的アピール?
元の世界の女子高生がスカートまくって太もも見せつけて来たみたいなものなんだろうか?
岩清水には話さなかったが実はあさかさんに清拭して貰った時、一度射精させられてしまっている。事故みたいなものでお互いに不可抗力だったとは思うが、どうしても意識してしまう相手なのだ。
清拭中にあさかさんの大きな胸が当たって思わず硬くなってしまった俺の獣のヤリ(元の世界の男子高生なら当たり前の反応)、自分の胸に魅力があるなんて思っていないドジっ子ナース(女性の胸や乳首に高い価値がないのはこの世界の常識)。
「あわわわわわ……男の人の勃起おちんちん……本当にあんなに大きくなるの? ゴメンね。どうすればいいか分からないから……とにかくしっかり拭いて綺麗にするね」
そう言いながら温かいタオルで丁寧におちんちんを拭かれて俺は果ててしまった。
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