クラン
「アンリの店が再開したって本当か?」
柄の悪そうな奴らが5人入ってきた。
「そうだが。」
今の俺は、黒いナイフを使って全身を黒い鎧で覆っている。
声も鎧を変形させて、大人の声に聞い超えているだろ。
「お〜、結構、いい武器が揃ってるじゃねえか。」
5人組は武器を物色する。それ自体は珍しいことじゃない。
だが、俺がみているにも関わらず、関わらずだ。
手に取った武器をバッグに入れている。
「何をしている?」
「あんっ?何をしているって、見たら分かるだろ。徴収だよ。徴収。」
「徴収?なんの徴収だ?」
「みかじめ料に決まってるだろうが。ここら一体で商売する以上は俺達、ガンゾにみかじめ料を払う決まりなんだよ。」
「ガンゾ?」
「おいおい、そんなことも知らねえのか。冒険者クランのガンゾだよ。内がけつもちしてやるよ。良かったな。内のクランは他よりも良心的だぞ。」
「そうか。なるほどな。そう言うのがあるのか。」
日本のヤクザみたいなもんか。
「とりあえず、今月のみかじめ料はこんなもんだな。来月からは店の売上の3割は、用意しとけよ。」
男,5人が勝手に家の品物を盗んで店を出て行こうとしたので、
ザク
とりあえず5人とも殺しといた。黒いナイフを使ったら簡単に殺せたわ。
「死体は森に捨てるとして、こんな奴らがいるとはな。冒険者はやっぱりゴミだな。」
俺は盗まれた武器を店頭に並べた。
数日後、また奴らがやって来た。
「おい、うちのクランの奴らをしらねぇか?この店に行って、それっきり帰ってこねえんだ。」
柄の悪い男が16人はいるだろうか。かなり剣呑な雰囲気だ。
「知らん。誰だお前らは?」
「俺たちはガンゾだ。しらばっくれるな。近所の奴らがうちの奴らの死体をあんたが運んでるのを見たって言うぜ。」
「そうか。まあ、当たり前だな。店の商品を盗んだんだ。店番がそれを殺して何が悪い?」
「悪くはねぇよ。あんたが世間知らずの大馬鹿ってだけだ。」
「そうか。それで結局何の用なんだ?」
「メンツがあるからな。とりあえず、店の金と品物全部出せば許してやるよ。」
「渡すわけないだろ。さっさと帰れ。そろそろ閉店だ。」
「この人数を相手に勝てると思っているのか?」
「かつ必要なんかねぇよ。」
俺は近くのカバンから一本の鞘付きのナイフを出す。
「なっ!!」
柄の悪い奴らはそれは、それはバカみたいに驚いてる。
当たり前だろ。俺が出したナイフの鞘には領主の紋章が入っているのだから。
ミリアからもらって良かった。
「ガンゾ。お前らは前から俺の店から金と品物を取ってたらしいな。慰謝料を払え。」
「慰謝料?」
「白金貨10枚。1月以内に払え。良心的だろ?」
白金貨10枚は10億円ぐらいだ。
「なっ!!いくらなんでもっ」
こいつが喋っている途中で
俺は今俺と喋っているやつ以外を、黒のナイフを使って串刺しにする。
「いくらなんでも?なんだ?」
男は放心状態になった。しょうがないから、続けて俺が喋ってやった。
「領主様にお願いして、お前らのクランを潰してもいいんだぞ。ここの領主は冒険者嫌いだからな。」
「ひっひぃ!!」
男は死体の仲間を放置して、走って逃げ去ってしまった。
「おいおい、この量の死体を俺一人がどうにかしないといけないのか。」
(こいつら、まともに風呂入ってないからか、臭いんだよな)
俺は死体を処理して、店を閉めた。残業してしまった。
それからも、面倒くさい奴らが何度もきたので撃退しといた。
「さすがです、レックス様。」
最近、アンリは俺のことを最近、様付けして呼ぶようになった。
「まあな。これからも頑張ってくれ。」
「は、はい。」
アンリは豊満な胸を俺の背中に当てながら、俺のパンツの中に手を忍び込ませ、俺の股間を揉む。
「急にどうした?」
俺はアンリの腕を握り、俺の股間から手を離させる。
「わ、私にはこれぐらいしか出来ませんから。」
「俺は子供だぞ。」
「貴族の子供ならレックス様の年齢でもこう言うことをすると聞きます。」
「とにかく、別にこんなことしなくて良い。お前は鍛治で良い仕事をすれば良いんだ。」
「は、はい。」
(最近になってよくわかってきたが、アンリの社会不適合ぶりは尋常じゃない。ミランダよりも酷いな。ダークエルフは全員こうなのか?しかも、ショタコンだ。俺のことを熱っぽい目で見てくる。)
レックスはおねショタR18クォ回避した。
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