第47話 『われわれの正義』 その14


 『贈り物は、届きましてべら。各種らーめん、ありがとうべらべら。』


 ナンバー8は礼を言った。


 『あ、らーめん、はまずいな。』


 ぼくは、思った。


 案の定、じょうめが、飛び上がった。


 『らーめん? うそでしょ。らーめんは、だめです。なんで、らーめん?』


 じょうめは、首相を睨み付けた。


 『はあ? いやあ、君の補佐官に任せたんだが。』


 『まさか。あいつ、どこに?』


 『さっきまで、居たがなあ。』


 補佐官は、消えていた。


 『らーめんは、だめなのか?』


 『あの手のものは、宣戦布告にあたります。』


 ナンバー8は言った。


 『聖なる意思表示なべら。そちらの意向は、理解しましたなべら。』


 『まってください。それは、ミスです。』


 『聖なる意思表示は、撤回不能なりべら。ミス・じょうめ。』



       🍜🍥


 


 


 


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