第43話 『われわれの正義』 その10


 ぼくは、参考人として、その会議に呼び出された。


 はっきり言って、会議はもう、うんざりである。


 しかし、今回はかなり、びっくりした。


 あり得ないメンバーが揃っていたからである。


 まずめったに人前には出ない、ぼくらのボスが来ていたのには、最初に仰天した。


 しかして、その実態は、関東の大規模かぶ農家の主であった。


 さらに、食べる側の地球代表幹部議長が姿を見せていた。


 このふたりは、犬猿の仲の10乗くらいである。


 このひとは、某大企業の取締役ナンバーツーである。


 さらに、中間派のリーダーがいた。


 某有名大学の女性教授である。


 理論物理学と量子力学の新たな黎明といわれる天才である。


 そこに、なんと、地球ナンバースリーの、地球連盟副議長がいた。作曲家でもある。


 我が国、官房長官もいる。剣道八段。


 もちろん、じょうめもいた。


 あの、嫌な副官も、後ろ側にだが控えていた。


 ふみたいも、いる。


 しかし、最大のびっくりは、ぷりんさんが、綺麗な椅子に、座っていたことであった。


 


 


 


 


 

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