第43話 『われわれの正義』 その10
ぼくは、参考人として、その会議に呼び出された。
はっきり言って、会議はもう、うんざりである。
しかし、今回はかなり、びっくりした。
あり得ないメンバーが揃っていたからである。
まずめったに人前には出ない、ぼくらのボスが来ていたのには、最初に仰天した。
しかして、その実態は、関東の大規模かぶ農家の主であった。
さらに、食べる側の地球代表幹部議長が姿を見せていた。
このふたりは、犬猿の仲の10乗くらいである。
このひとは、某大企業の取締役ナンバーツーである。
さらに、中間派のリーダーがいた。
某有名大学の女性教授である。
理論物理学と量子力学の新たな黎明といわれる天才である。
そこに、なんと、地球ナンバースリーの、地球連盟副議長がいた。作曲家でもある。
我が国、官房長官もいる。剣道八段。
もちろん、じょうめもいた。
あの、嫌な副官も、後ろ側にだが控えていた。
ふみたいも、いる。
しかし、最大のびっくりは、ぷりんさんが、綺麗な椅子に、座っていたことであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます