駿州争乱(十一話〜二十七話)の登場人物・北条家(セリフがあった人)

狩野一庵(不明〜1590)

北条氏康の側近として使えた狩野康光と同一人物。晩年は北条氏照に仕えた。小田原征伐時、数少なかった、八王子城の氏照配下をまとめ、北国勢と戦うも衆寡敵わず自刃


北条康種(1540〜1616)

北条五色備の赤備えを担当した北条綱高の子で、早雲の義孫。小田原征伐後は叔父を頼り仏門に入る。その後還俗し、大阪の陣に参戦。その後は津軽信牧に仕えた。


北条氏資(1573〜1653)

康種の子。小田原征伐後は氏直に従い高野山に入った。氏直死後、福島正則に仕え、関ヶ原の戦いに参加。七百石を賜った。


伊勢貞運(不明〜1590)

伊勢貞就の子。評定衆の一人。北条幻庵おほへ書に武家の仕来として教えが書かれていた。小田原征伐時に戦死。


垪和康忠(不明〜不明)

主に上杉政虎(謙信)や武田晴信(信玄)との外交を担当していた。小田原征伐後の動向は不明だが、子孫が尾張藩に仕えていることから、徳川家康に従ったと考えられる


成田泰親(不明〜1617)

成田氏長の弟小田原征伐後は、蒲生氏郷預かりとなるも、九戸政実の乱にて活躍し、大名に復帰した。京にいる兄に変わり領国経営を担当していた。


成田甲斐(1572〜不明)

成田氏長の娘。小田原征伐時には忍城を防衛。石田三成、大谷吉継、宇喜多秀家、真田昌幸、真田信繁(幸村)らを手玉に取り、三成の作った堤防を破壊し、大損害を被らせるなどして、小田原開城まで持ち堪えさせた

その後は豊臣秀吉の側室になった。


梶原景宗(生没年不明)

紀伊国出身と言われる。小田原征伐時には下田城防衛を担当した。小田原征伐後は紀伊に戻り土着したと見られる。1591年、氏直に鯖五十尾を送り、感謝状が送られている。この年氏直が病没しているので鯖のせいでは?と思ったのは私だけでは無いだろう


大道寺直英(1552〜1642)

大道寺直繁の養子。小田原征伐時は河越城を守備するも、父が豊臣方に寝返った為開城降伏。後に大阪陣に参加し、津軽信牧に使えた


如月

本作のオリジナルキャラ。風魔衆の副長で情報収集に長けている。今回の戦では氏政の護衛と、敵情調査を担当している。


睦月

本作のオリジナルキャラ。泰親に妹の皐月と共に拾われた。泰親とその兄氏長に恩を感じている。武勇に長け、成田隊のものからは姉御と慕われていた。


皐月

本作のオリジナルキャラ。

姉の睦月と共に泰親に拾われる。

基本無口だが、やることはしっかりこなす。

姉を尊敬していて、亡くなったと聞いた時は人目を憚らず号泣した。

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