響(1)
ふふふ‥‥‥
今日は、昔から色んなRPGでお世話になった生産職のキング君に紹介してもらった。世界で初めてOSを生み出したドール様にあうことができるのです!
そして、何を隠そう【AW】βテスト初日にレイドボスから助けていただいた女性プレイヤーは私のことです!
へ?どうでもいい?‥‥‥そうですか‥‥‥。
私は、物理的な痛みには強いのですが、精神的苦痛にはとても弱いのです。これも、どうでもいいですよね‥‥‥はは。
と、そんなことは置いといて、そのドール様直々にOSを教えていただくのです!張り切っていきましょう!
私は、ドール様が来る一時間前に格好よく登場するために鞍馬寺にてスタンバっていたのですが、予想よりも早く到着したので驚いて、変な声を出してしまいました‥‥‥恥ずかしい。
?ドール様の隣になぞの女性が‥‥‥ヤシロ=ヴォルージですか、ヴォルージ⁉ま、まさか!ドール様の奥方⁈
‥‥‥いえ、このゲームに同姓の方はいないのでした。ということは私のヤタノカラスさんが言っていたファミリアということですね。
確か、ドール様のOSである【仙術】を習得する条件としてドール様のファミリア
になることだそうです。つまりは私もドール様のファミリア…家族になるということ実質結婚と同義ですよ!フフフ‥‥‥。
そして【仙術】習得のための特訓が始まる‥‥‥と、思いきやドール様が突然殴りかかってきました。急に何をするんですかと思いました。全く思わず感じてしまったじゃないですか。
一応、実力を測るための試験のようなものらしいのでさすがに、まじめにやりました。ですが、途中で飛んできた罵倒がかなり心にきました。
戦闘が終わり、やっと【仙術】習得の訓練が始まりました。
めちゃくちゃきついです。第一なんですか魂氣の制御って?悪魔族で言えば魔力のことらしいですが‥‥‥魔法を使うときに感じるじんわりとした感覚がするんです。その、じんわりしたものが魂氣だそうです。それを意識的に感じることができたら、こんどはソレを体の中で動かして練り上げる。粘土を練るイメージといっていましたが、私的には練り雨を練るイメージの方がしっくりきます。練り上げた魂氣は闘気とドール様いうものになり、それを使って身体能力を引き上げる【仙術:闘気】習得です。
基本的に教えてもらうのは三つだそうなのであと二つです!
次は、【瞬動】の習得ですこれは【闘気】を習得していれば案外簡単にできるようになりました。闘気を足に充填して一気に解放するこれだけです。ジェット噴射の要領ですね。
さて、次が難関です。【縮地】といい【瞬動】と同じ移動系の【仙術】なのだそうですが、はっきり言って【闘気】の練習をしたときよりも大変でした。現在地と目的地との間の距離を縮めるイメージはできるんですけど、なぜかできないんですよね‥‥‥。
そしてかなりの時間がたち、ドール様たちは飽きてきたのかお茶を飲みながら的あてゲームを始めました。放置プレーはあまり好きではないんですが‥‥‥というか、流石にくじけそうです。
と、あきらめかけお二人の方へ足を踏み出そうとしたその時、突然私の視界が切り替わりました。そこは、私が目的地に設定していた清水の舞台にいました。どうしようかと、焦りましたがいったんドール様たちを待ってみることにしました。
‥‥‥グスッ、数時間たってやっとドール様たちが来てくれました。また放置プレーです。ものままでは、新たな扉が開いてしまいそうになり今でも十分にヤバいという自覚があるので、気を紛らわせるためにか反射的に情けない声を出して、ドール様に泣きついてしまいました。思わず【瞬動】も使ってしまいました。
あっさりとよけられてしまい、また泣いちゃいました。
なぜ遅れたのか聞いてみると、驚き半分と悪戯半分だそうです。驚きの方は、私がキング君より早く【縮地】習得使途ことだそうです。キング君が三時間ほどだったのに対し、私がかかった時間は二時間ほどだったそうです。なんと、一時間も早く習得することができたのです。えへへ…ドール様に褒められてしまいました。
ただ、いたずらに関しては少し、いえかなり傷つきましたけど‥‥‥。
—————————————————————————————————————
こういうキャラ個人のストーリー的なものは、キャラクターによって変えようと思います。
キング:三人称
響華:一人称
ドール/リン:一人称
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます