ツ→シ   夕→タ    才→オ


了→ア   ワ→ク    人→イ


フ→ワ   廾→サ    ツ→シ


七→セ   ソ→ン    人→イ



了→ア    夕→タ   シ→ミ


メ→ナ    ノ→ノ   う→ラ


夕→タ    ツ→シ   人→イ


二→ニ    人→イ



「まあ半ば、こじつけみたいなもんですけどね」


 松永がのぞきこんで、書き込みを確認する。「なんかの冗談としか思えんな」


 笹埜が肩をすくめ、苦いものでも噛んだような表情を浮かべる。


「引っかかりませんか? 道があって、そこを通ったら自販機があったから缶ジュースを買ったと」

「あそこにゃ道なんかねえぞ。一帯はでけえ木が生え揃ってて突っ切るのも難しい。自販機どころか電気が通ってないんだ」

「そうなんですけどねぇ……別のモノを、何かの拍子に見間違えることはあるかもしれないと思うんですよ」


 言葉にするかどうか迷い、言いよどむ。「画像データに妙なものがあったの、覚えてます?」

「スマホの内蔵カメラに残ってた写真のことか?」


 ええ、と笹埜が肯く。


 たしか、と松永が思い出す。「真っ暗でなにが写ってるかわからなかったやつだろ」

「画像の色調を調整してもらったんですけど」

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